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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第11章 断罪官の逆襲

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第273話 決戦、断罪官6 リアナ&歩夢vsギャレット4

 今回はいつもより短めの話になります。


 リアナと歩夢対ギャレット。2対1の戦いは、遂に終盤を迎えた。


 両者はそれぞれの武器を構えて睨み合うが、落ち着いている様子のリアナ達に対し、


 「テメェは、マジで許さねぇ!」


 と、ギャレットは怒りの形相で今にも飛びかかってきそうな様子だった。


 そんな様子のギャレットにリアナは、


 「気をつけてユメ。アイツ、すんごいブチ切れてるみたい」


 と、ギャレットを見つめたまま歩夢に話しかけた。


 「うん、わかったよリアナ」


 と、歩夢はそう返したが、心の中では、


 (いや、思いっきりリアナの所為だと思う!)


 と、リアナに突っ込みを入れていた。


 一方、そんな2人を前にしたギャレットはというと、血走った目で2人を睨みつけて、


 「受けやがれ! この俺が出来る最強の技をなぁ!」


 と言うと、全身から真っ赤なオーラのようなものを放出し、それを右手に持った片手戦斧に纏わせた。


 すると、真っ赤なオーラは姿形を変えて、やがてそれは、もとになった片手戦斧以上の、大きな刃を持つ巨大な真紅の斧となった。


 大技を放とうとする危険な雰囲気のギャレットを前に、リアナと歩夢は、


 「リアナ……」


 「うん、わかってる。いくよ!」


 というやり取りをすると、2人共静かに目を閉じた。


 次の瞬間、リアナの燃え盛る薔薇が魔力の炎を、歩夢の薙刀型神器が魔力の水を纏い始めた。


 いつでも技を放つ準備が出来た様子の両者。


 先に動いたのは、ギャレットだった。


 ギャレットは巨大な真紅の斧を振りかぶると、


 「戦斧奥義、『豪壊・大地割り』ぃ!」


 と叫び、リアナ達に向かって勢いよくそれを振り下ろした。


 もの凄い勢いで2人に迫る巨大な真紅の刃。


 しかし、2人は慌てることなく、


 ((ここだ!))


 と、2人共カッと目を開けると、同時に前方に飛び出してその刃を回避した。


 その後、2人は魔力を纏わせた武器を握ったまま、まるで踊るように体を回転させながら、ギャレットに向かって突撃した。


 2人がギャレットに向かって放とうとしている(もの)、それは、魔力を纏わせた武器による同時攻撃だった。


 ダンスの要領で体を動かしながら、その勢いで敵を斬りつけるその技。


 そして、2人はギャレットの側まで近づくと、


 「ダンシング……」


 「ブレイド……」


 「「X(クロス)っ!」」


 と、同時に且つ静かにそう叫び、これまた2人同時にギャレットに魔力を纏った斬撃を浴びせた。


 「グアアアアアアアッ!」


 炎と水、相反する2つの属性の魔力が、ギャレットに大きなダメージを与えた。


 技を放った2人が地面に着地するのと同時に、リアナの変身が解けて、白い狐の獣人の姿から元の姿に戻り、歩夢の薙刀は神器の状態から元の薙刀の姿に戻った。


 2人は静かに振り向いてギャレットを見ると、ギャレットはまだ立っていた。


 だが、


 「グ……ア……」


 ギャレットは持っていた武器を落とし、そのままバタンと地面に倒れた。


 「「……」」


 2人はすぐに且つ慎重にギャレットに近づいた。


 そして、その顔をよく見ると、白目をむいたまま意識を失っている様子だった。


 リアナは念の為にとギャレットをツンツンとつついたが、起きる気配はなかった。


 それを確認すると、リアナはうんと頷いて、


 「ユメ」


 と、歩夢に声をかけた。


 「何?」


 と、歩夢がリアナにそう尋ねると、


 「私達の勝ちだね」


 と、リアナは燃え盛る薔薇を左手に持ち換えて、スッと右手を上げた。


 歩夢はそれを見て、


 「うん!」


 と静かにそう言うと、その手に思いっきりハイタッチした。


 こうして、リアナと歩夢対ギャレットの戦いは、2人の勝利に終わった。


 


 


 

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