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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
間章4

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252/609

間話24 資料室にて

 お待たせしました、本日2本目の投稿にして、間話24弾です。


 それは、春風が仲間達に魔術を教え始めて間もない時のことだった。


 (おお、こりゃ凄いな!)


 心の中でそう感じた春風が今いるのは、ウォーリス帝国帝城内にある「資料室」で、そこには数多くの様々な本が、きちんと本棚に収められていた。


 (この資料の量、シャーサルのギルド総本部とは比べものにならないぞ)


 実は春風はハンターになって間もない頃、身につけられる知識を得ようと、シャーサルにあるハンターギルド総本部内にある資料室で勉強していた時があった。その際に、


 「ウォーリス帝国の帝城の中にある資料室は、ここの倍以上ある」


 という話を聞いたことがあり、春風自身、


 (そんなに凄いなら、いつか見てみたいな)


 と思っていた。


 そして現在、まさかの形でウォーリス帝国に行く事になり、水音との決闘(?)が終わって少し落ち着いた頃、


 (あ、そういえばここの資料室行ってみたいなって思ってたわ!)


 と思い出したので、皇帝ギルバートにお願いして、資料室を見せてもらう事になったのだ。


 ただ、その時ギルバートが、


 「クックック、これで春風が確実に帝国(俺ら)のものになっていくぜ」


 という不気味というか物騒なセリフが聞こえたような気がしたが、深く考えないようにしようとスルーする事にした。


 ともあれ、念願だった資料室を見ることが出来て、春風は目をキラキラ輝かせていた。


 「ここの資料は閲覧する事は出来ますが、外への持ち出しは厳禁ですので、お気をつけてください」

 

 資料室の管理人にそう言われて、春風は


 「はい、わかりました」


 と返事をすると、


 「さぁて、早速拝見しますか」


 と、いろんな資料を片っ端から読み始めた。


 数時間後、


 (フー、これだけ規模がでかいと入ってる資料の質も量も凄いな)


 数多くの資料を読み漁った春風だが、それでもまだ読んでない資料を前にそう感心した。


 「んじゃ、次は、と……」


 そう呟いた春風が次に手にしたのは、「スキル」に関する資料だった。


 (うーん、ギルド総本部にあるものより結構詳しく載ってるなぁ)


 資料を読んでそう感心した春風。だが、


 「……あれ?」


 ふとそう小さく呟くと、春風は資料を閉じて管理人のもとに向かった。


 「あの、すみません」


 「はい、何でしょうか?」


 春風に声をかけられた管理人がそう尋ねると、


 「『裏スキル』に関する資料ってありませんか?」


 と、春風はそう聞き返した。


 「裏スキルですか? うーん、私も長いことここの管理を任されていますが、そういったものがあるという話は聞いたことがありませんね」


 管理人がそう答えると、


 「そうですか、わかりました」


 と、春風はそう言って、また別の資料を読み始めた。


 そんな2人の会話を、少し離れた位置で聞いてた者がいた。


 (ハル兄さん、今、『裏スキル』って言った?)


 ルーシーだった。


 実は数時間前、資料室に向かう春風を偶然見かけたルーシーは、気付かれないようにこっそりとその後をつけていたのだ。そして資料を読み漁る春風を見て、いつの間にか自分も資料を読んでいた時に、先程の春風と管理人の話を耳にしたのだった。


 (もしかして、ハル兄さんも、『裏スキル』を持っているのかな?)


 ルーシーは1人そう考えていると、資料室を出る春風の姿を見かけた。


 (た、確かめなくっちゃ!)


 そう考えたルーシーは、読んでいた資料を元の棚に戻すと、管理人に見つからないように、そっと春風を追う形で資料室を出た。


 そして、


 「ハ、ハル兄さん!」


 「ん?」


 廊下でルーシーに声をかけられて、春風はルーシーの方を向いた。


 「何、ルーシー?」


 「あ、あの、今日、何か、予定ありますか?」


 「予定? ああ、この後みんなで魔術の訓練をやるけど、どうしたの?」


 春風は首を傾げてルーシーにそう尋ねると、


 「あ、あの、今日、訓練終わったら、私の部屋に来てください、話が、ありますので」


 と、ルーシーは春風に向かってそう答えた。


 

 


 

 と、いうわけで、今回は第192話の「春風君がルーシーさんの部屋に招かれたきっかけとなった話」をテーマに書きました。

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