105:地域ねこ
ジャンル
童話〔その他〕
作者
深海
あらすじ
おいらはねこ。
地域ねこって種類らしい。
今日も気ままにいろんなところからごはんもらって、あったかいところでお昼寝。
でもお気に入りの場所がひとつなくなっちゃって、残念なんだ。
モクレンさんちって、どうして崩れた塀を直さないのかなぁ。
第一回文学フリマ短編小説賞 優秀賞をいただきました。
ありがとうございました。
キーワード
日常 ホームドラマ 天災 ネット小説大賞八 三月のあの日 願い 哀しい記憶 おじいちゃん 孫 文学フリマ短編小説賞 春が来る
掲載日
2016年 06月01日 10時30分
文字数
5,041文字
URL
https://book1.adouzi.eu.org/n3639di/
感想
2021年の11月、文フリ東京に行ったのである。
目的はこのエッセイでも『20:フルサトRadio』などで紹介させて頂いた、たびーさんに会うために。
たびーさんはお友達の深海さんという方と一緒に、素敵なブースを設営しておられた。
今回紹介するのはその深海さんの作品なのだが、私はたびーさんの活動報告やツイートで深海さんという名前だけは存じていたのだが、なろうで活動していた事も知らず、作品を読んだこともなかったのだ。
そして文フリの後に深海さんの作品を拝読し、とてもとても後悔したのだ。
なんでもっと早く読まなかったのかと。
今回紹介の『地域ねこ』は猫視点でその背景に震災を置いた童話である。
死と再生。物語としてはありきたりのテーマと言っても良いものだ。悪く言えば手垢のついたネタであり、安易にお涙頂戴にできる。
だがこの作品は猫を主人公としたことで、物語を軽妙に、過度な悲劇の押し付けを避けている。
さらにその一方でこれはテーマを損ねることなく、感動と共に心温まる童話でもあるのだ。
ξ˚⊿˚)ξ <……と言うわけでこれで100作品が読める形になったのでここで連続投稿は終了。
お付き合い頂きありがとうございました。
さて、このエッセイですが今後も続けて欲しいという意見も幾人かから頂く一方で、あまり高頻度でやると私の書く時間が減ると言うデメリットもあり……。
この作品は週1程度の頻度で続けて行こうかなあなどと考えてます。
次話の予告も無くそうかな。
と言うわけで、よろしければまた来週も宜しくお願いします。
ヽξ˚⊿˚)ξノではまたー。




