103:クソ旨ボジョレーヌーボー
ジャンル
コメディー〔文芸〕
作者
悠戯
あらすじ
「今年のキャッチコピーは誇張じゃない」
キーワード
近未来 ギャグ ボジョレーヌーボー
掲載日
2021年 09月17日 23時58分
文字数
6,512文字
URL
https://book1.adouzi.eu.org/n2838hf/
感想
フランスはボジョレー地区のワインの新酒のことをボジョレーヌーボー、11月の第三木曜日から飲めるということになっており、それを解禁日と言う。
80年代末頃、バブル期のワインブームでボジョレーヌーボーという言葉が日本でも知られるようになり、古来より初鰹やらなんやらと初物を好む日本人の琴線に触れたのか大いに流行し、2000年代中頃にブームのピークを迎えた。
最近は流石に下火になっているが。
さて、ボジョレーヌーボーと言うと、販売業者の出す誇張広告で有名である。
例えば2003年。
『100年に1度の出来』
ふむ。
では2011年。
『100年に1度の出来と言われた2003年を越す21世紀最高の出来栄え』
100年に1度、10年も経たずに抜かれましたね。
だいたいこんな感じである。
実際にこれが誇張ではなく、ボジョレーが年々クソ旨くなっていったなら。
そんな短編コメディである。
『バカバカしくて最高の出来、1万作に1作のクオリティ』
でも次もきっと10000作に1作のクオリティ。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
かわいいお人形さんの話だよ!(目逸らし)




