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色々と試すのは善い

「『我が体に刻まれし刻印よ、記されしままに在るべし』」

「『通せ、遮れ、守れ、撃て』」

「『淡き壁よ、我が身の盾となれ!』」

「『マンウォール』」


 マンウォール。

 とても直球のバリアであり、淡く光る壁を自分の周囲に構築してくれるのだ。

 外からの攻撃を防ぎ、内側からの攻撃は素通しにしてくれる、理想的なバリアだ!


「魔球……アイアンジャイロボール!」

「へぐあああああ!」


 俺の構築したマンウォールを、ギュウキ様の剛速球がぶち抜いていた。

 そうか、このマンウォールって、そんなには防御力が無いんだ……。



「『我が体に刻まれし刻印よ、記されしままに在るべし』」

「『矛を絶て、槍を断て』」

「『我が両腕に、神の盾よ宿れ』」

「『イージスアガートラーム』」


 イージスアガートラームは、自分の両腕に頑丈な盾を構築する防御魔法だ。

 少し取り回しが難しいが、自分の腕に盾が装着されるので、取り回しは簡単だ。

 これなら、ギュウキ様の鉄球を防げる!


「魔球……アイアンアウトロー!」

「へぎゅうう!」


 走っている人間の足へ的確に鉄球を命中させるとか、ギュウキ様は意外にもテクニシャンだった……。

 そうか、両手を守っているんだから、足は守れないよな……。



「『我が体に刻まれし刻印よ、記されしままに在るべし』」

「『宿り潜み、代わり受けよ』」

「『汝は我が心臓、我が命』」

「『ポイントハート』」


 ポイントハート。

 威力に関係なく、一定回数の攻撃を無効化する魔法である。

 純粋には防御魔法ではないかもしれないが、とにかく何回かは無効化してくれるのだ。こんな有り難い話はない。

 とにかく保険だ。最後まで走れなくてもいいから、途中まではなんとか走りたい!


「魔球……アイアン千本ノック!」


 流石に千回も投げてきたわけではない。というか、俺が数えていられなかった。

 十発ぐらいは無効化できたのだが、それからも何十発も投げてきた。

 今まで一番投げられた。むしろ今までのを全部合わせた分よりも多かった。

 俺が倒れた後も投げてきたし、針で貫かれた後も投げられた。

 なんでそんなに投げてくるんだろう。無理げーとかそういうレベルじゃない、シューティングゲームのボスぐらい投げられた。もう弾幕と化していた。

 あと、千本ノックは手で投げるんじゃなくて、バットで打つんだったとおもう。



「『我が体に刻まれし刻印よ、記されしままに在るべし』」

「『覆え、閉ざせ、囲え、凌げ』」

「『我を包み、守れ』」

「『ピューパメイル』」


 ピューパメイル。

 自分の体を強固な鎧で守る魔法だ。

 当然だが顔も守っているので、死角はない。

 少々重いし、鎧を着ることになるので敏捷性は下がる。

 しかし、それでもこのまま打ちのめされるよりはましだと思っていた。


「ぜえ、ぜえ、ぜえ、ぜえ……!」

「……」

「ひぃ、ひぃ、ひぃ……!」

「……」

「あ……!」


 ベルトコンベアの上で、俺は鎧の重さに負けていた。

 迫ってくる針の壁に、俺はゆっくりと近づいて行って……。

 そのまま刺された。

 どうやらこの針の壁は、ピューパメイルを貫く力があるらしい。



 俺の特訓は暗礁に乗り上げていた。

 体を張って攻略情報を蓄積しているが、無理だということしかわかっていない。


 学校でもひたすら放課後のことばかり考えている。

 流石に憂鬱になってきたが、それでも頭から逃避の二文字が離れなくなりつつあった。


 たぶん、百回分ぐらい死んでいる気がする。

 仮にこれが拷問なら、お願いしますから殺してくださいとおねだりするレベルだ。

 これは地道な努力というよりも、地獄な努力というべきかもしれない。


 魔法一つ覚えるにもそれなりの努力を要するのに、それが何の意味もなく打ち破られていくのは本当につらい。

 魔法の練習をするたびに、結局これも無駄になるんだろうなあ、という気分になるのだ。


「っていうか、そもそもギュウキ様がその気になったら、どうあがいても無理だしなあ」


 俺は痛い目にあいたくないから、という理由で魔王様に忠義を誓ったわけではない。

 その理由なら、とっくに自殺しているだろう。もうぶっちゃけ、死んだほうがましだし。

 俺は、死にたくない。そのことだけはぶれていない。でも折れそう、くじけそうだった。


「なんだよ、人殺し。最近元気ないなあ、んん?」


 懲りない円木は、俺に対して圧を加えていた。

 ひたすらへこんでいる俺を見て、自分の嫌がらせが効果を発揮しているとでも思っているのだろう。


「俺にかまうなよ」

「なんだよ人殺し、偉そうなこと言うじゃねえか」


 つくづく支離滅裂だが、指摘してもなんとも思わないだろう。

 彼は俺を攻撃するのが目的なので、文字通りただの難癖だ。


「何つらそうな顔をしているんだ? お前が殺した連中は、もう泣いたり笑ったりできないんだぞ?」

「……」


 そうだろう。

 辛くて苦しくても、俺は帰る家がある。

 一年A組の連中は、もうどうあがいても帰れない。死んでいる連中は、なおのことだ。

 そんな連中に比べれば、特訓が辛くて死にそう、というのも相対的にはましだろう。

 だが俺の心は、そこまで強くなかった。


「……」

「なんだよ、その眼は」


 本当に、この人がうらやましい。

 死ぬような思いをしなくても、クラスメイトを殺さなくても、家に帰ることができるんだから。

 普通ってすごいんだなあ、って気分である。本当に、この時間をもっと有効活用するべきだと思う。

 でも、有効活用しなくても、死なないんだよなあ。


「羨ましいと思っただけだ……」

「意味がわかんねえこと言ってんじゃねえよ!」


 本当に意味がわかんない。

 なんでクラスメイトと一緒に異世界へ召喚されたのに、クラスメイトを殺すためだけに特訓しているんだろう。


「あのさ、円木。俺ってどうすればいいと思う?」


 クラスメイト達がやや驚いていた。

 周囲からすれば、俺がへこんでいるのは円木のせいだろう。

 そんな円木へ、親しげに質問をするなんておかしい話だ。


「はあ?」


 なんでそんなことを聞くんだ、という顔をする円木。

 実際そうなのだから、彼は悪くない。


「そんなもん決まってるだろうが! 学校になんて来ないで、家でおとなしくしてろよ! 一生どこにも行くな! 人殺しが歩いていたら、みんな怖がるだろうが! 尻尾を巻いて人気のないところに行ってろ!」


 確かにそうするべきなのかもしれない。

 罪の意識を忘れて、自分のことだけを考えている俺は、ここにいちゃいけないのかもしれない。

 だが……それでも俺は、きちんとした学生で居たいのだ。



 下校している俺は、たそがれていた。

 これから家に帰って、そのまままた拷問を受けるのだ。

 ベルトコンベアの上で走るという課題を、いつも受けなければならない、というわけではない。

 そうでなければ、魔法を習うということもできないし。

 しかし、逃避が目的で魔法を習うのも、それはそれで怖い。


 踏ん張らなければならない、と思うのだ。

 だが先の見えない拷問に対して、惰性さえ生まれつつある。

 これは駄目だ、このままでは駄目だ。


 俺はただ拷問に耐えて、ただ魔王様のご機嫌をうかがっているだけでは駄目なのだ。

 俺は、一年A組の生徒に勝たなければならない。

 前回は圧倒できたが、次も圧倒できるとは思えない。


 これは練習なので、死んでも生き返られせてもらえる。

 だが本番で負けた場合は、流石にその限りではないだろう。


「たぶん……あの試練を超えないと、次の戦いで死ぬな」


 はっきり言って、魔王様にとってこれはゲームだ。

 ゲームだからこそ、勝つために最善を尽くす必要がない。

 なので俺が負けると分かっていても、そのまま戦場に送り出してしまうだろう。


 俺は自分で打開策を練り、それを完成させなければならない。

 前回のように甘えてはいない、本気で俺を迎え撃とうとする勇者たちを倒し、五人だけ殺さなければならないのだ。

 それを想えば、惰性になること自体が危険だ。

 しかし、具体的にはどうすればいいのだろうか。

 

 このまま新しい魔法を探っても、どうにも突破の眼は見えない。そんな気がしてきた。

 ある意味当たり前だが、文字通り付け焼刃の魔法では、ギュウキ様の妨害に耐えられない。

 だが他に何があるのだろうか。武器や防具の類は装備することが許されていないし、そもそも俺のチートはそっち方向ではない。

 じゃあチート能力を向上させればいいじゃないかという話だが、ステータス閲覧能力を鍛えてどうするというのだ。

 それにチート能力は精神的な成長によって、段階的に強くなっていくのだと分かっている。

 以前はクラスメイトを殺す覚悟を決めたときに、レベル1からレベル2へ成長した。つまりそうそう簡単には、レベルが上がらないのだ。


「ただいま」

「おかえり」


 家に帰ってくると、母さんが迎えてくれる。

 俺が家にいるというだけで少し安心していて、俺の表情が沈んでいるところを見て不安そうになっていた。

 それがステータスで閲覧できるからこそ、俺はとても心苦しい。

 母さんのためにも、この状況を何とかしたかった。


「あのね、理」

「何?」

「最近、どこにもいかないじゃない。いつもすぐに家に帰ってきて、そのまま寝ちゃうし……」

「来年受験だからね、勉強を今からしておきたいんだ」


 言い訳に聞こえるが、断じて嘘ではない。

 受験勉強は始めているし、必要なことだと思っている。

 俺には今、明日が必要だった。

 この過酷で気の病む日々を乗り切るには、自分の未来があるのだと信じたかったのだ。

 苦しんで苦しんで、その先には日常があると思いたかったのだ。


「でもね……ほら、たまには羽を伸ばさないと駄目だと思うのよ」

「それは、大丈夫だって……ガス抜きもしてるしさ」


 これは嘘だ。ガス抜きはウイ様を相手にしている気もするが、とてもではないが追いついていない。

 物凄い勢いで、ガスがたまり続けている。

 だが、世の中には抜き差しならない状況がある。

 ガスが抜けるとか溜まるとか、そんなことを言っている場合ではない。

 俺の人生がかかっているというよりも、俺の命がかかっている。

 この状況でガス抜きをしようとしても、怖くて不安で逆にストレスがたまる。


「理が一生懸命頑張っているのは知っているけど、家で閉じこもったままだとよくないわよ」

「いや、でも……」

「きっと学校でも小さくなっているんでしょう? こう、体を動かしてないと……」


 母さんの言いたいことはわかるが、あいにくと俺は運動部より運動している。

 それはもう、過酷な運動だ。この世界でまで、運動などしたくない。


「大丈夫だよ、今はそれどころじゃないし……」

「でもね……小さくなっていると鬱憤がたまって、いつか爆発しちゃうわよ?」


 母さんが心配してしまうほどに、今の俺はひどいことになっているのだろう。

 それを自覚するとますます追い込まれてしまった。

 本当に、いよいよ不味い。


「本当に大変になったら、助けてくれって言うよ」

「本当に?」

「うん、大丈夫」


 そんな嘘を、俺は言う。

 本当に助けてほしいけれども、本当にどうにもならないから、本当のことは何も言えない。


 俺は自分の部屋に入って、ごろりとベッドの上で横になった。

 もうすぐ魔王様に呼ばれて、また地獄な努力の始まりだ。


「縮こまって生きていろ、か……」


 こういう時、漫画の主人公なら、何かを言われたことがきっかけになって突破口になるものだ。


「たまには羽根を伸ばさないとダメ、か……」


 だがしかし、俺はそんな大したものではない。

 所詮俺は、魔王様の下僕だ。

 そんな都合よく、打開策を思いついたりしない。


『期待しているぞ、コトワリ=ナインテイル』


 魔王様の言葉を思い出した。


「そうか!」


 マンガも読んでみるものだ。パズルが組み合わさって、俺の中で打開策が汲み上げられていた。


「そういうことか!」



 俺は魔王城で、誰もいない部屋に入っていた。

 部屋というよりは一種の運動場だろう。若しくはダンスホールかもしれないが、とにかく問題はない。


「ふう……」


 俺は決して、遊ぶつもりも怠けるつもりもない。

 これは必要なことだと知っていた。あの拷問が、地獄な努力が『試験』なのだとしたら、その前の準備をしなければならない。


「出ろ!」


 現れるのは、俺の尻から生えている九本の尾。

 そう、魔王様から頂いた、最初の武器だ。


「でっかくなったもんだ……」


 俺のレベルが上がるごとに、だんだん大きくなっていった九本の尾。

 最初は俺のベッドを埋め尽くす程度だったが、今では部屋をみっしりとさせるほどだった。


 そう、大きいのが問題だった。

 今までの特訓で尻尾を使わなかったのは、大きすぎてベルトコンベアの上に収まらなかったからだ。

 そのまま出していると、走るどころか針に刺さってしまうのだ。


「これを、小さくできれば……」


 試行錯誤をするうちに忘れていたが、最初に諦めたこの尻尾こそ全く試していないことだった。

 この尻尾の大きさを調整でき、更に動かすことができたのなら、俺はギュウキ様の投球に対抗できるかもしれない。

 できるかできないかではない、できるようにならなければならない。


「ふう……」


 九本の尻尾には、すべて神経が通っている。

 今では手足のように、自由自在に動かせる。

 これを更に、手足以上に器用に動かせるように、伸縮自在にする。

 それが、俺の新しい課題だ。



「コトワリめは、今はどうしている?」

「一人で己の尾を操ることに執心しております」

「そうかそうか」


 今魔王の前に、ウイとセラエノ、ギュウキがそろっていた。

 つまりは主だったものが、一か所に集まっていたともいえる。


「ねえお母さま」

「うん?」

「なんで最初から、尻尾を小さくするように言わなかったの?」

「つまらんことを言うな」


 ウイの質問に対して、魔王は心底呆れた声を出していた。


「ウイや、もしやアレがやつれているのを見て、同情でもしたか?」

「お母さんが友達を痛めつけているんだから、嫌な気分になるわよ」

「で、あるな」


 逆に、同情しない方が問題だ。

 それに至った魔王は、素直に非を認めていた。


「これは経験上であるが」


 魔王は普通の生物と違って、苦労というものを体験したことが無い。

 しかし、苦労している人間というものは、これでもかと知っている。

 一方的に苦労させる側だが、それでも苦労したことが無い人間よりは詳しい。


「練習や試験とやらは、本番よりも数段過酷にしておくぐらいがちょうどよいらしい」

「そうなの?」

「らしい」


 娘は閉口した。

 らしい、というあいまいな理由で、理は今の今まで拷問を受けていたのだ。

 だとすれば、流石に母親の人格を疑ってしまう。


「ガハハハ! そう不安そうになさるな、ウイ様!」


 そんな不安を吹き飛ばすように、ギュウキが笑い飛ばしていた。

 実際に苦労をしているであろう豪傑は、しっかりと『らしい』を補強していた。


「己の頭で考え、試し、血と汗と涙を流してこそ、生きた修業というものですぞ!」

「そうなの?」

「正解を書き写すだけでは、足りんということです」


 豪傑然としている彼が自信満々に頷いていると、説得力が違う。


「じゃあ、これからは簡単になるの?」

「なりませんなあ!」


 はっはっは!

 と負い目なく笑う豪傑。

 それを見て、魔王も愉快そうに笑う。


「ガハハハ!」

「フハハハ!」


 これからも地獄な努力は続く。

 他人が地獄で苦しむさまを、魔王とその下僕は楽し気に笑う。

 まさに、鬼畜の所業であろう。


「魔王様、コトワリは中々感心な男ですな」

「うむ、良き拾い物をした」


 その鬼畜に気に入られることほどの不幸不運は、そうそうないであろう。

 ましてその鬼畜が、宇宙の創造神とくればなおのことに。


「うう~~」


 自分が安全圏にいるだけに、世の理不尽を嘆く少女。

 友人の為に、この鬼畜どもへ少々の手心を加えさせたいところである。


「ウイ様」

「なによ」

「人殺しになるということは、こういうことなのですよ」


 真摯な表情で、ギュウキはそう告げた。


「人間とは、容易ならざる『強敵』です。この儂をして、なめてかかることの出来ぬ相手であり、時には追いつめられることも……」

「……」

「コトワリが覚悟を決めたように、勇者どもめも覚悟を決めましょう。コトワリ自身も彼らを恐れているのです」

「だったら、その分強くしてあげればいいじゃない」

「たしかに、魔王様なら可能でしょうな。ですが、魔王様はそれを許しますまい」


 確かに魔王はそれができる。

 絶対無敵最強不敗の力、星をも砕く力さえ簡単に与えられる。

 だがそれはしない。魔王なりの、人間への敬意だった。

 コマに対する、差し手としての誠意だった。


「であれば、儂に出来ることは試練を与えるのみ。勇者どもよりも強大なる力をもって、苦難を課して牙を研がせることだけ」

「それは……かわいそうじゃないの?」

「儂が甘やかしても、勇者が甘くないのであれば仕方がありますまい?」


 甘やかして、その結果死んだ方がよほど残酷であろう。

 そう語る豪傑は、本当に大切なことを語る。


「本気で頑張るということは、自分で苦しむということなのです」

「自分で?」

「コトワリは、自分で自分を苦しめているのです。苦しんでいればいいと思っているのではなく、苦しみの中に活を探っているのです」


 苦しんででも、生き残りたい。

 生き残れるのなら、苦しんでも構わない。


「生きるとは、辛いのですよ」

「限度があると思うけど……」

「嘆いても始まらないのです。それが勇者になるということであり、魔王の下僕になるということ」


 ギュウキ=ヘビーストロングスは、確固たる誇りを持っていた。


「魔王の下僕とは、決して魔王様に甘やかされる存在ではない。いえ……忠義を尽くすということは、主に甘えるということではないのです」


 鍛えぬいた肉体は、相変わらず雄々しい。

 その言葉にも、確かな重みがある。


「ウイ様。貴女もいずれ知るのでしょう、成すべきこととは己の為に成すのではないのです」

「誰かの、ため?」

「はい。誰かのためです。成すべきこととは、自分が幸せになるために成すのではない。自分の為に成そうとすれば、苦しみに負けてしまう」


 成したいことと成すべきことは違う。

 成したいことは苦しいと思えないが、成すべきことはひたすらにつらい。

 だが成すべきことには、笑顔になる誰かが確実にいるのだ。


「コトワリが耐えているのは、貴女のためでもある」

「……」

「男が一人前になるということは、そういうことです」

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[一言] ギュウキ脳筋っぽいムーブと立ち位置の癖にシリアスではめちゃくちゃ深い事言ったりと頭めちゃくちゃ良さそうなのズルい
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