手紙
こんぬっち!先週はごめんなさい!すっかりわすれでしだ!
どうもボールです
ギルドでのことが終わったあと、おれは泊まれる宿もなかったのでクリッカたちの宿に一緒に泊めてもらうことにした
一応男(ボールなので性別はないと思うが前世は男なので)ということで部屋割りは男性陣の方へと割り振られた......と言っても俺はボールなのでクッションの上に乗ってそのまんま待機だ。
待機していてわかったことがある
ガルシアのいびきがうるさい
この世のものとは思えないようなとてつもなく大きないびきに思わず耳を塞ごうとしたが俺には腕はおろか、塞ぐはずの耳がついていないのでどうしようもなかった。
とんだ災難である!明日の朝に抗議を入れてやりたい
と、そんな宿で何気なく朝が来るのを待っていると天から一通の手紙が降ってきた
その手紙は俺の目の前で静止して中身が出てくる
俺はこの不思議な感覚が以前にも感じたことがあるものであることに気がつく
そう、神からの手紙なのだろう
おもむろに呼んでみるとそこにはなかなかに面白いことが書かれていた
『拝啓、ボール様…お元気でいられるようで、こちらも大変安心しております。
前世では私の部下の1人が大変ご迷惑をおかけしました。
私、創造神のエイティブと言います。
今回のことは本人にもきつく言っておくので、寛大なお気持ちでお許しください。
さて、今世でのボール生活はどのようにお過ごしでしょうか?きっとわからないことや新たな出会いでたくさんなのでしょう。
そんなあなたに今世でのボール生活を楽しんでもらえるよう、私から二つほど、施しをさせていただきました。
まず一つ目…先日ギルドの方とお話ししていた聖国のことです。
聖国に関しましてはこちらから神託を飛ばし、貴方が人間側のものということを伝えておきましたので、魔物として討伐されることはないと思われます。
二つ目……今回新しくあなたに球状魔法というスキルを付与いたしました。
詳しい話はどうぞスキルを使用してみてお考えください。
長々としたご説明、最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたのボール生が、良きものになりますよう…神界にて祈らせていただきます。
創造神:エイティブ』
読み終わると同時に手紙がくるくるとまるまりだし、あっという間に筒状になったかと思えば俺の胸(まぁ......胸といえる部分があるのかさえ怪しい体だが)に入っていった
まず思うことが前に送られてきた手紙とはえらい違いだ。
まず丁寧な書き方、こういう書き方は俺好感が持てるよ
どうやらこの世界も日本までは行かずとも複数の神様によって管理されてるらしい
多分創造神というのはその頂点に当たる神なのだろう
今度ガルシア達に神様について聞いてみるとしよう
さて、なにやら気になることが書かれていたな
聖国への神託で俺が安全ということをつたえてくれたそうで。
これで一応安心だな
命の危機が一つ減ったと考えて大丈夫だろう
次にやはり魔法だろうな
試しにどんなものがあるのかとやってみたところ
<球状魔法>
・火属性
・水属性
・土属性
・風属性
・雷属性
・闇属性
・光属性
と言った感じにレパートリーが結構多かった
試しに今使えそうな光属性を使ってみると……何も起こらなかった
なんだ?何か条件を満たしてないのか?
......こう言う魔術といったファンタジー感のあるのもは大好きなんだが、上げて落とされた気分だ......
とにかく、今はどうすることもできないので翌朝抗議を入れてからギルドの訓練場を貸してもらおう
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