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見た目いじめられっ子の俺は喧嘩売られたので反抗してみた  作者: たかしろひと
第3章 続・だらだら日常編(波乱あり)
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番外編 186部if奏介が干渉しなかった場合の南城への対応〜真崎の場合〜

195部もこの後同時更新します。

 奏介が飲み物を買いに行っている間に呼び出された。

 真崎が教室の入り口へと行くと、

「えーと、おれが針ヶ谷だけど」

 まったく知らない顔だった。同級生だろうか。

「オレ、一組に転入した南城って言うんだけど、ちょーっと話があってさ。今大丈夫かな?」

 転入生、どうりで知らないはずだ。合点がいった。

「……面倒い話?」

 鋭い視線を向けずにはいられない。

「違う違う。ここじゃなんだからさ」

 連れて行かれたのは屋上に続く階段の踊り場だ。ギリギリ立入禁止ではないが、人気のない場所だ。

「実はさ、針ヶ谷君と手合わせしたいんだよね」

 真崎はぽかんとした。

「……どういう……もしかして、他所のグループのもんか? お前」

「いや、僕、空手を習ってるんだけど、強い人と手合わせしてみたいんだよね。負けるの前提でさ。針ヶ谷君は喧嘩強いんでしょ?」

 真崎は不審げに南城の体を見回す。

(空手やってるやつの体に見えねーし)

 立ち方的にあまり体幹が鍛えられているとは思えない。

「悪いが、健全な格闘技やってる奴と手合わせとか出来ないな」

 どこかのグループの手先か何かだろう。

「いや、でも」

「負けるの前提なんだろ? そういうやつと喧嘩するのは萎える」

 真崎はそう言って、その場を後にした。

195部もこの後同時更新します。

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