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見た目いじめられっ子の俺は喧嘩売られたので反抗してみた  作者: たかしろひと
第3章 続・だらだら日常編(波乱あり)
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189部おまけ 奏介抜きのグループチャットの末路

※注意

数時間前に189部を公開してます。未読の方はそちらからどうぞ!

 南城は自室で机に突っ伏していた。奏介にボロクソに言われた挙げ句、晒し者にされたのだ。

「くそっ」

 だんと拳を振り下ろし、はっとする。

「そうだ。これは人権侵害だ」

 と、スマホがメッセージの受信を知らせる音を鳴らした。

「ん?」

 それは風紀委員室で昼食を摂っているメンバーのグループメッセージだった。

 奏介以外の全員でチャットのようにやり取り出来る。

「そうだ、こいつらを使えば菅谷に何か」

 スマホを開くと、


ヒナ『やぁ、ヘタレポエム野郎。工作ご苦労さん。菅谷君が立てた作戦通り、学校以外でもポエムバラ撒かれたんだって? はい、友達ごっこ終了〜』


「は?」


ヒナ退出。


詩音『やっと奏ちゃんから許可出たんだ。もう南城君と話さなくて良いみたい。お疲れ様〜』


詩音退出。


わかば『同感。菅谷の頼みだったから仕方なくね。こっちも疲れたわ』


わかば退出。


水果『菅谷仲間はずれ作戦。遊びに付き合ってあげたんだから、感謝するんだよ?』


水果退出。


モモ『ごめんなさい。わざとらし過ぎて見ていられなかったわ』


モモ退出。


真崎『そういうことだ。おれらは菅谷の友達であって、お前のじゃない。お前が思うほど薄っぺらな関係じゃねぇから、おれらは。それじゃ』


真崎退出。


 そして、グループメッセージには南城だけが取り残された。

「なんっだよ、これぇ!」

 南城はスマホを壁に投げつけた。

 奏介の友達を掌握したと思っていたのは、南城だけだったようだ。そう気づいた時には、遅い。完全に彼らにはめられた。

「くそっ」

 南城は悔しげにもう一度机を拳で叩いた。

余力を残す南城。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] あとがきからにおう「逆恨みしてますよこいつ〜」感
[一言] 鴨がネギ背負ってコンロまで持参してたのに 最後は骨で出汁までとらせてくれるの!?
[一言] 【妄想手紙】 ~from菅谷 to石田~ 「南城がキミの事をLOVEなんだって。」 ~from石田 to南城~ 「……とオタク野郎から手紙が。俺たち親友だよな!?」 ~from菅谷 to…
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