【宝石②】ダイヤモンドの類似石、模造品、人工石など
ニスナーの皆さま、こんばんは!
ダイヤモンドは不動の人気です。
でもお高いんでしょう?
えぇ、そうです!そのように流通しています。
そうするとダイヤモンドは欲しいけど手が届かない。
そんなあなたに見た目が似てるものがありますよ。
というのが“どんなもの”なのかを紹介します。
まずは類似石。
類似石とは見た目や特徴が似ている天然石です。
キュービックジルコニアという模造品の名前の由来になったジルコン。
れっきとした天然石です。
屈折率がダイヤモンドより高く見た目の輝きは一言で表すと"ギラギラ"。
ダイヤモンドがキラキラなら、ジルコンはギラギラです。
それでは人工石とは何でしょうか。
こちらはダイヤモンドと同じ素材で自然界で作られていない、
いわば人の手によって作られた石です。
ダイヤモンドは炭素で出来ています。
ちなみに鉛筆の芯も炭素で出来ています。
結晶構造─元素同士のくっつき方─が違うんですね。
私の知っている主なダイヤモンドの人工石
モアッサナイト(天然石もあるけど、超希少)
YAG
GGG
今は私の知らない人工石もたくさんあるんでしょうね。
モアッサナイトとダイヤモンドの見分け方で簡易的なものだと、棒線を書いた紙の上に石を乗せて、二重に見えたらモアッサナイトです。
見分け方は、天然石にはない特徴。
天然石には石の形成時に不純物が取り込まれてしまうこともあります。
ここではインクルーションという名前なのですが、それが一切ない。
他にも人工石の精製で出来てしまう特徴が見られるのも鑑別に役に立つでしょうね。
「ダイヤモンドチェッカー」というのをご存じでしょうか。
鑑定書を頼むくらいならダイヤモンドチェッカーを買ってもいいのかもしれません。
(2,000円前後で買えるそうです。)
これは簡易的にダイヤモンドかそうでないかを判別するものです。
ダイヤモンドは熱伝導率がものすごい高いのでそれを計測する機械なんですね。
でもお高いダイヤモンドをお持ちなら『鑑定書』も良いと思います!人で言う健康診断書みたいにダイヤモンドの質の指標となる4Cが書かれています。
物によっては産地とかも書いてあります。
でもしょせんと言ったらいけないかもですが、その石がダイヤモンドであったとしても
質が良いかは分かりません。
質はカット、インクルージョン(内包物)の少なさなど別の要因があります。
インクルージョンによってはあった方が価値があるとされるものがあります。
例えば、デマントイドガーネットの"ホーステール"や琥珀に入っている"虫"。
琥珀に入っている"虫"
こちらはジュラシックパークの前半で琥珀の中で見つかった蚊が
恐竜の血を飲んだまま体内に残したとされて、そこから恐竜が復元された、
みたいなシーンがあるので、映画を知っている人なら、共感してもらえるはず。




