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ダンジョン説明と1日の成果

少し話の予定を変えました。ごめんなさい。


「この中で?」

「主君、それはどういうことだ?」

「いいから」


 俺は、二人をダンジョンの中に促し中にはいる。動物、獣系モンスタースポーンから生まれたモンスターも後に続いた。


 ダンジョンに入りしばらく進んでいくと、数匹のゴブリンと第一階層階層主であり幹部のゴブイチが・・・ん?ゴブイチ、何か背丈が大きくなってないか?


「主君、あのゴブリンは?」

「それも後でな」


 ナタリアにそう言って、ゴブイチと向かい合う。


「やぁ、ゴブイチ。何か背丈が大きくなってるけどどうしたのさ」

「おっすマスター、それについてコアルームで話があるってシロさんが言ってたっす。オイラの事も話すっすよ!」

「お、おう」

「それでマスター。後ろの美人さん二人は誰すか?」

「その事について、マスタールームで話すつもりさ」

「了解っす。じゃあコアルームにゴーっすよ!」


 俺は、ゴブイチ達と一緒にダンジョンのコアルームに向かった。






◆ダンジョンコアルーム



「ようこそお越しくださいました」


 コアルームに着くと、シロを筆頭に幹部クラスのモンスターが出迎えてくれた。やっぱり皆背丈か大きくなってるな。ヨロイはボディの材質が変わってるぞ。あ、カレンもいるぞ。


「この度は、マスターに報告したいこ・・と・・・が」


 あれ?シロの目がナタリアとマヤに向いて止まっているぞ?カレンもだ。


「マ、マスター、その二人の者は?」

「うん?街で買った俺の奴隷だが?」


 そう言った瞬間、ゴブイチ、ロウガ、ドーロ、クロが驚いた顔をしてシロ、カレンが何故か嫉妬にまみれた目線をナタリアとマヤに向ける。ヨロイは無反応だった。


「それが今日伝えたいことだ。そこの二人は俺の奴隷、勝手に手を出すことは絶対に許さん。いいな?」

「・・・何故でしょうか?」

「何故?」

「奴隷を買われた理由です!お側に仕えるなら、我等がいるではありませんか!なんなら、一日中私が!」

「フム、身の回りの世話かな?そして、人間側の情報を得るのに奴隷が最適と判断したからだ。奴隷は裏切った場合、隷属魔法が反応して奴隷を殺すらしいからな」

「え、あ、・・・はあ、わかりました」


 シロとそんなやり取りをしていると、ナタリアが質問してきた。


「し、主君、貴方は、貴方は一体何者何だ?」

「フム、ナタリア。君はダンジョンの事をどれだけ知っているかな?」

「ダンジョンか?ダンジョンは世界各地に出現する邪神が生み出したモンスターの巣窟で、ある国では鉱山扱いである国では殲滅対象の危険物、か?」

「そうだな。大体あってる。じゃあ、ダンジョンにダンジョンの機能を操る支配者がいることは?」

「・・・聞いたことがある。昔に勇者が討伐したという話を・・まさか!?」

「その通り。俺がまさにソレなんだよ。俺がこのダンジョンを支配するダンジョンマスターだ。新入りだけどね。因みに俺は人間じゃない。魔人と呼ばれる存在なんだよね」


 ナタリアは絶句した。だが同時に納得した。目の前のドラゴン、トロール、オーク、リビングアーマー、ワーウルフ、ゴブリンを従えている時点で普通の人間にできるわけがないと。


「私達はどうなる?」

「君達がダンジョンの秘密を守ってくれるならどうもしない。ダンジョン内での安全を保証しよう。住む場所も用意する。食事は、俺の故郷の食べ物で我慢してくれ」


 ナタリアは、一瞬悩む。受け入れれば安全だが、ここから動けなくなる。ナタリアが悩んでいるのに対してマヤはというと。


「分かりました。マヤは、ご主人様に改めてお仕え致します」

「マヤ!?」

「ナタリア。私達は奴隷なのですよ?ご主人様の命を聞かなくて何が奴隷ですか」

「それはそうだが・・・。分かった。主君、私も従おう。だが、何をさせるかだけ聞かせてくれ」

「いいよ。というかさっき言った通りダンジョンの秘密を守るなら、どうもしない。要望があるなら言え。あとナタリアには、うちの兵隊の訓練をお願いしようかなと思ってる」

「兵隊?ゴブリンやオークか?」

「まあそうだな。さてシロよ」

「はっ」


 俺はナタリアとの話を切り上げ、シロを見る。


「俺に話したいことがあると言ってたな」

「はい。報告させていただきます」



 シロが報告したのは、以下の通り


・配下のモンスターの底上げを実施、その過程でゴブリンの大集落を発見、一応話せるようだが襲いかかってきたので殲滅。配下のレベルアップに貢献。


・獣系モンスタースポーンから生まれたモンスターの底上げを実施、ダンジョン内で戦闘訓練を行い外で実戦を行った。初めは小さい鼠のようだったが、訓練の結果進化した個体有り。


・オークの一部が進化し、DP取得が増大。


大まかに言うとこんな感じ。俺が街に行ってる間にこんなことがあったとはなぁ。俺感激。


「そして、我々幹部も無事進化を果たしました」


 幹部たちの強化結果がこちら。



名前 ゴブイチ

種族 ゴブリンキング

職業 幹部

レベル 6

ランク C-

スキル ゴブリンの王 気配察知


 何か今まであったスキルが、ゴブリンの王というスキルに統合されてない?


名前 ロウガ

種族 ワーウルフ

職業 幹部

レベル 8

ランク B-

スキル ウルフの王 気配察知


 こっちも統合されてる。他の配下もそうなのか?もう何もいわないでおこう。


名前 ヨロイ

種族 オリハルコンアーマー

職業 幹部

レベル 9

ランク B

スキル 忠義の騎士 気配察知


 オリハルコンかぁ。ボディが金ぴかである。



名前 ドーロ

種族 トロールジェネラル

職業 幹部

レベル 7

ランク B

スキル トロールの主 気配察知



名前 クロ

種族 グレータードラゴン(黒竜)

職業 幹部

レベル 14

ランク B+

スキル 竜の主 気配察知 闇魔法



名前 シロ

種族 グレータードラゴン(白竜)

職業 幹部

レベル 13

ランク B+

スキル 竜の主 気配察知 光魔法



 うん、全員かなり強くなったな。これ、全員の強化具合把握できるかね?俺は、そんな不安を抱えながら幹部達を褒め称えた。


次回は、第二次配下育成計画の予定です。

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