表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/45

第二十戦

長宗我部との戦から三日後


「じゃ満場一致ってことで長宗我部元親及び親泰を前田に入れる」


慶次さんのこの言葉が辺りに響いた

長宗我部との戦から三日がたち俺は今、軍議に出ている。話す内容はこれからよことや先の戦での被害報告、それと長宗我部元親と親泰をどうするかだ。


長宗我部の幹部クラスである二人を捕縛し、二人をどうするか前田の幹部以上で話し合いがもたれた。基本的に捕縛した者は処刑か軍に入れる。

うちの場合はまず慶次さんが二人に前田に協力する気があるかを聞いた。二人はあると答え、そして本当に入れるべきかを幹部以上で話す。

今回は二人の戦闘力の高さをみんな評価しているし、性格も悪くないので満場一致で前田に入れることにした。


「じゃ元親は幹部。親泰はサクラと同じでいいな?」


慶次さんが皆に聞くが特に反論もなく了承された。

元親さんは幹部に。

親泰さんのサクラと同じというのは、一般兵よりも位が少し上の地位に付くということだ。

元親さんは幹部になったので当然この軍議にも参加している。その元親さんから挨拶があった


「改めまして皆さん宜しくお願いします。」


それを聞いた各々からよろしくという声が飛ぶ


「では本題に入ろうか」


兼続さんが今回の本題である今後の方針に話を持っていく。和やかな雰囲気から真剣な雰囲気へと変わる


「今回の戦で我々前田は新たに大きく領土を広げることが出来た。そこでまずこの広くなった領土をどうするかを決めたいと思う」

「どうするって?どういうことですか?」


無知な俺はたまらず兼続さんに説明を求めた


「前のままの領土ならば福島に本拠地を置いた今の体勢でも十分領土を見渡せ守れたんだか、今は広くなった。と言うことは福島からでは東京方面は守れない。そこで本拠地とはまた違う拠点を作る必要がある。そしてそこに誰を置くかということを決めたい」


なるほど。確かに領土が広くなった分、本拠地福島にずっと全員で居たんじゃ東京方面が攻められたら防げれない。そこで拠点を作り東京方面を守るというわけか。それに本拠地と拠点があることでもっと大きな戦も同時に2つも出来るということになる。領土が増えた事で兵も補充出来るし、長宗我部から有能な武将二人も仲間に出来たからやっぱ勝ったのは大きいな


「俺が東京その他周辺、受け持ちますよ」

「直政いいのか?」


いきなり直政さんが立候補してきた。俺以外の幹部が行けばいいだろうし俺は賛成だな


「いいっすよ。足止めくらったせいで東京の土地みれてねぇし。それにまだ完全に信頼してるわけじゃない長宗我部の人間を置くわけにもいかないでしょ」


直政さんは多分裏切りを懸念しているのだろう

ゲームでも仲間になった武将が反旗を上げることもあるから


「じゃ俺も行きます。直政だけじゃ心配ですから」

「長政もいてくれるとは心強いな。よしじゃこの二人が東京方面の拠点につくというのでいいな慶次?」

「ああ、問題ねぇだろう」


長政さんと直政さんが東京方面につくことになり残された俺らは今まで通り福島にいることに。


「そして今後はどうする?私は戦力の回復を待ってから次の計画を建てたほうがいいと思うが」

「兼続がそう言うならそれでいいだろう。」


どうやら今後の方針についても決まったようだ。後はそれを俺らに慶次さんもしくは兼続さんが言うだろう。

兼続さんが口を開き言葉を発しようとした瞬間どからともなくソードが現れた


「どうした?」

「はっ『総大将』武田がこちらに攻めて来てるとの報告が。それと伊達が戦を始めたようです」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ