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第十三戦

ん?と思っても気にせず呼んで頂けるとありがたいです

サブタイトル今回から付けません

ー同時刻ー


新潟、山形県境 武田軍


「どうやら前田が長宗我部と戦をしているらしい。この戦に勝ったらすっからかんの前田の本拠地を攻めれるがどうする?信玄」

「馬鹿を言え勘助。そんな無粋な真似が出来ないだろうが。だが前田……いや迅とは早くやりたいけどな」

「まっその前にこいつらだけどね」

「ああ、まさか攻めるとはな」


という武田信玄の見据える先には一つの軍がいた。


「上杉」


信玄の口から一人の大名の名前が溢れる


「まさかなんの動きも見せていなかった上杉が我々と同じように攻めるとはな」

「だがこいつは移動する手間が省けるってもんじゃねーか勘助」


俺、武田信玄は前田との再戦のため、まずは戦力拡大を図ろうと隣国の山形、上杉を落とすことにした。

だが自国新潟を出ようとしたあたりで恐らく俺らに攻めいれようとした上杉とバッタリあっちまった。どうやら上杉もついに動くらしい。


俺は威嚇の意味も込めて敵『総大将』と思われる人物に声を放つ。どうでもいいが小せーな。まるで女だ。


「おい!てめぇ上杉謙信か? 」

「……コクっ」

「そうかい。なら遠慮なく倒させてもらう、いいな?」

「……ポッ」


ん?なんか今変な音しなかったか?

まあいい

待ってろよ迅、借りは必ず返してやるからな


「武田全軍突撃だあ!!!!」

「「おー!!!」」



ー前田軍ー


「こりゃ完全にハメられたなぁ」


慶次さんの言うことはもっともだこれは俺達のミスでもある


俺たちは善戦している戦場を抜けどこから現れてくるか分からない長宗我部に警戒しつつ進軍していた。だが長宗我部は全く姿を表さなかった。

そして俺たちはまんまと長宗我部が大軍で待ち構えていた本拠地、東京に来てしまっていた。


「まっ来ちまったもんはしょうがねぇし、遅かれ早かれ長宗我部は落とさなきゃならねぇ相手だ。`城攻め,にほんとになっちまったがやることは変わりねぇ。野郎共!長宗我部を落とすぞ!!」

「「おー!!」」


慶次さんが動揺し、少し下がっていた士気を上げる為に声を兵たちに向かってかける。こういう時ほんとに慶次さんは頼もしい


平野での戦と違い、本拠地を攻略となると違ってくる。まず本拠地には必ずと言っていいほど城がある。本拠地を攻める場合は城、詳しく言えば城の内部にある敵本陣を落とさなければならない。だが本拠地の本陣なので守りも相当なものだ。まずは城の内部に入ることを考えるべきだ。一番簡単なのは敵の『総大将』である長宗我部元親を討ち取ればいいのだが


今回の戦、俺達は味方本陣と約半分の拠点を保持している状態で始められる。少し長宗我部が舐めてきているのではないかと思う者も少ないようで士気はさっきよりも高い


「直政がいないため、効発的な特攻が出来ないがそれでも問題あるまい。今回は長政を中心に攻め、後方支援として迅を配置する」


作戦を兼続さんから聞かされ、各幹部達は作戦準備に入る。


兼続さんいわく長宗我部側から攻めてくることは無かったようなので、今回は直政さんほどの突破力はないにしても長政さんが特攻役をやることになった。

敵は守備に徹すると予想したのだろう。

そして少しでもこちらが有利になったら総合力でナンバーワンの慶次さん自ら戦場に出向き勝負にかたをつけるらしい。


俺は後方支援なので長政さんの軍の後ろで待機し、戦開始をまつ。


「じゃ行きますか。迅支援頼んだよ」

「はい。任せてください」


長政さんの合図とともに長政さんの軍は敵拠点目指して進軍した。

後は命令通り俺はやるだけだ


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