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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『特殊な部隊』の初陣  作者: 橋本 直
第三十四章 司法局実働部隊運用艦『ふさ』

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151/212

第151話 運用艦『ふさ』

「いつまで遊んでるの!こっちよ!」

挿絵(By みてみん)

 遠くからアメリアの叫び声が誠の耳に届いた。


「自分が最初に誠の素直な疑問に火をつけたのに……アメリアさんは勝手だな」


 ひとり呟いた誠の肩をかなめとカウラが叩いた。


『だから、奴は『少佐』なんだ』


 二人のステレオの言葉に誠は打ちのめされながらアメリア達の待つ岸壁へと向かった。


 そこには、まるで巨大な壁のように見える接岸している運用艦『ふさ』の姿があった。


「こいつは本来、ゲルパルト連邦共和国、高速巡洋艦『ローレライ級』二番艦なんだ。全長三百六十五メートル。そして水面から聳え立つその高さは、大体二十階建てのビル程度だ。まあ、『ローレライ級』は一番艦『ローレライ』が『足が早いだけの使えない艦』として、就航二年で退役して、建造が中断していた余った建造中の二番艦に隊長が目を付けたわけだがな」


 『ふさ』に歩み寄る誠の背後からカウラはそう言って『ふさ』の説明をした。


「この艦も……『特殊な部隊』しか使ってくれない『珍兵器』なんですね?」


 誠は立ち止まり、背後のかなめとカウラに向かってそう言った。


「あたりめえじゃん。うちは『人材』から『兵器』まで全部『あまりもの』。なんでも『有効利用』する『遼州人気質』を表してるんだ。すげえだろ」


 かなめの言葉に誠は呆然自失として二人を見つめた。


「『ふさ』では毎日、新鮮な『海産物』ばかりの食事になるが……神前。貴様は嫌いな『海産物』はあるか?」


 まったく無表情でカウラはそう言った。


「特に無いです」


 誠に言えることはそれだけだった。


 呆れるにはあまりにもひどいありさまだったからだ。




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