14 ひもじいのはいけないと思います
①芋虫「これでお願いします!!」
②コア「新種に進化しました、確認してください」
③迷宮主「多い、多い!!」
ついさっきにも言ったような気がするけど、もう一度言おう。君達になにがあった!?
とりあえず、何に進化したか確認かな・・・。
「コアさん、進化した子のステータス出して」
~ダンジョンLVが不足しています。現在一度に表示できる項目は5つまでです~
え、またですか?じゃあ、前にも試したし、これならいけるでしょ。
「現在の魔物の種類と数を一覧にして出して」
粘液族
純粘液系:311匹
粘液系:895匹
虫族
純蟲系:271匹
蟲系:23匹
蟻系:35匹
蝶系:3匹
甲虫系:3匹
蟷螂系:2匹
飛蝗系:3匹
蚯蚓系:10匹
蜂系:12匹
団子虫系:7匹
蜘蛛系:2匹
あれ?スライムの種類少なくね?
「・・・これって粘液族の一覧って出る?」
粘液族
純粘液:311匹
粘液:37匹
吸収粘液:35匹
水粘液:2匹
毒粘液:821匹
あ~、やっぱり、毒粘液が無い時点で変だと思ったんだ。どうやら【ポイズン】などの特徴を表す部分は一まとめにされるようだ。でもこれって全部まとめて出ないのか?
~ダンジョンLVが不足しています~
またですか?!ここまで続くのはさすがにおかしい。・・・今まではたまたま必要としなかっただけ?それとも・・・
「もしかして、機能の拡張とかに何かあったりする?」
~ダンジョンLVが上がるごとに機能拡張、情報の適合のための容量が増加します~
「つまり、容量が切れたと?」
~肯定~
まじか・・・。こんな状態で確認しろと?ま、まぁそれは後でもいいか。それよりも切迫した問題がある。
それは食糧問題。今までは粘液系蟲系だけだったが、蟻系を始めとして草食、肉食、雑食といろいろ増えてしまった。魔力が満ちていれば餓死することはないらしい。・・・餓死はしないが空腹が無くなる訳ではない。ひもじい思いなんてさせたくないしね。
こんなに多くの種類が生まれる予定ではなかったから、食料の確保は完全に後回しになっていた。生まれたとして、土を食べる蚯蚓系だと思ってたからな~。その代わり、DP的には結構余裕がある・・・と思う。
では、何を【生産】しようか。外は領域も毒抜きが終わった範囲も全然ない。となると、日光が無くても育つやつや、魔力で成長するやつとかがいいかな?となると・・・。
~各々、現物1kgを生産する場合13,000DPを消費します~
~領域内に散布する場合、3,000DPを消費します~
やべ、欲張りすぎた。てか散布?
~領域内にランダムに設置いたします~
お~。そんな機能もあるのか!・・・ちなみに、現物を100gだけ【生産】とかは?
~ダンジョンLVが不足しています~
ですよね!
まあ、DP的にも生産的にも散布一択かな。あ、散布の方も密度とか設定できなかったです。
なるべく早く供給するために、成長が早いものを優先してっ・・・と。
~50DPを使用して【光苔】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【光茸】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【闇茸】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【熱茸】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【冷茸】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【風茸】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【水茸】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【土茸】を領域内に散布します~
ダンジョン定番?の一つ光る苔と、魔力が濃いところだと成長が早いキノコを中心にしてみた。さすがにすぐ生えてくるわけではない、皆には数日は我慢してもらうことになるな。
そういえばスポナーって魔物でなくても使えたっけ。魔物の数も大分増えたし、今あるスポナーをしまって違うのを置くのもありかな?スライム達は<分裂>スキル持っているし、蟲も今のところ十分かな?てか、余裕があった分を使ったから、DPが不安になってきた。設置している純粘液のスポナー1つと、純蟲のスポナー3つの内2つを倉庫に収納して・・・
~ダンジョンLVが不足しています。現在施設の収納は出来ません~
「ふぁ!?」
その後、純蟲のスポナー1つだけを残し、他を停止。数時間かけて新種の魔物の状態を確認し、その日はそのまま就寝した。
世界樹の迷宮(仮)
LV:1→2(合計5,000 DP消費)
特性:植物
DP:6,060 DP (1782 DP消費)




