顧問襲来!?甘味と歴史の最終決戦
9月の爽やかな風が吹く中、始業式を終えた文化部メンバーは久々に部室へと集まった。
「おぉ~! やっぱりこの部室が一番落ち着く~!」琴美がソファの上に バフンッ! と寝転がる。
「いや、もう ‘文化部の活動’ どころか ‘ただの昼寝スポット’ になってる……」真平がため息をつきながら反対側に座る。
「パォ~♪ 皆さん、お久しぶりです~!」シャオが くるくるとスピン しながら登場!
琴美が飛び起きてシャオに抱きつく「おおお! シャオ!! 帰ってきたか!!!」
「パォ~!? 暑いです~!」シャオはジタバタしながらも、嬉しそうに笑う。
今日は生徒会の仕事がないため、博美と美鈴も静岡のお土産を持って遊びに来ていた。
日台スイーツお茶会開催!
日本のスイーツ!
うなぎパイ → 静岡名物! サクサク香ばしい夜のお供
安倍川もち → ふんわりもちもち、きなこと黒蜜の絶妙コンビ
台湾のスイーツ!
パイナップルケーキ → 甘酸っぱいパイナップルジャムが絶品!
タロイモクッキー → ほっくり甘いタロイモの風味がたまらない!
本格台湾茶!
鉄観音茶 → ふわっと香るウーロン茶の王道!
「いやぁぁ!! ‘異文化交流’ 最高~~!!」琴美が うなぎパイ を頬張りながら歓喜の声を上げる!
「うふふ‘鉄観音茶’ に ‘うなぎパイ’ を合わせると、ちょっと大人な味わいになりますよ~♪」美優がティーポットを傾けながら微笑む。
「マジか!? じゃあ ‘安倍川もち’ に ‘台湾茶’ もアリか?」真平が半信半疑で試してみる……
「……うおっ!? ‘黒蜜の甘さ’ と ‘ウーロン茶の渋み’ が絶妙に合う!?」
「パォ~♪ ‘和×台’ のコラボ、おいしいですね~♪」
「ふむ、これは ‘文化部の研究テーマ’ にしても面白いかもしれませんね……」
博美が静かにお茶をすすりながら提案する。
「いや、これ ‘おやつ会’ じゃなくて ‘学問’ になっちゃうの!??」
美鈴が驚きながらも、タロイモクッキーを口に運ぶ。
そこにまさかの ‘顧問教師’ 登場!?
突然、部室の扉が開き、優雅な微笑みを浮かべる女性 が現れた。
「みなさん、こんにちは~♪ ふふ、やっと ‘来れました’ よ。」
「……え?」
「誰!?」
「えっ、まさか……」
文化部メンバーが一斉に目を丸くする。
「初めまして……ではなく、実は ‘ずっと顧問’ をしていました。」
女性は微笑みながら自己紹介を始める。
日ノ本文化部 顧問教師・織田市子!!
名前: 織田 市子
担当教科: 日本史
性格: 包み込むような優しさから、生徒の間では 「お市御寮人」 と呼ばれる
特徴: 腰までのロングヘア、身長はシャオよりわずかに高いくらい
趣味: お菓子に目がない!& 戦国武将(特に織田信長推し)
文化部の顧問歴: 創立時から……なのに 部室に来たのは今回が初!?
「ちょ、ちょっと待って!? ‘顧問’ いたの!?!?」沙羅が驚きの声を上げる。
「 ‘部室に来たのは’ 初めてですけど、ちゃんと ‘活動記録’ は見てましたよ~♪」
「…… ‘活動記録’ 見てたのに ‘文化部 in 台湾旅行’ を止めなかったんですか!?」美鈴がツッコミ!
「 ‘文化を学ぶ’ のは ‘とても大切’ ですから♪」
「いやいやいや!? それ ‘文化’ じゃなくて ‘VIP旅行’ でしたよね!?!?」
真平が頭を抱える。
「ま、まぁ…… ‘文化部’ にふさわしい ‘文化体験’ だったってことで!」
勇馬が冷静にまとめる。
「先生、 ‘お茶’ いかがですか~?」美優がにこやかにお茶を差し出す。
「あら~♪ ‘鉄観音茶’ ですね♪ では、いただきます。」市子先生が上品にお茶をすすり、うっとりと微笑む。
「……あら…… ‘安倍川もち’ も ‘いただいて’ いいかしら?」
「え、先生…… ‘お菓子’ 好きなんですか?」
「うふふ…… 実は ‘甘いもの’ に目がなくて……♪」
「おぉ、先生 ‘文化部’ に適応するの早っ!!?」
甘味の最終決戦!!
スイーツ頂上決戦! 市子先生が選ぶ「日台スイーツ王」!
「うふふ…… ‘甘いもの’ に目がなくて……♪」
市子先生はしっとり微笑みながら、そっと安倍川もちに手を伸ばした。
「パォ~♪ では、せっかくなので ‘先生のスイーツランキング’ を発表していただきましょう~!」
「えっ、 ‘ランキング’ ですか?」
「そうです! ここに ‘日台スイーツ’ が並んでいるので、 ‘どれが一番美味しかったか’ 先生の独断と偏見で決めてもらいます!!」
「な、なるほど……面白いですね♪ では、いただきます!」
決戦の結果
優勝! パイナップルケーキ!
準優勝! タロイモクッキー!
3位! うなぎパイ!
「いや、 ‘歴史補正’ で ‘台湾’ 側に優勝いったな……!」沙羅が複雑な表情でつぶやく。
「でも ‘お茶と合う’ のは ‘どれ’ なんですか?」勇馬がふと冷静に質問する。
「……」
市子先生が少し悩み、ニヤリと微笑む。
「……全部です♪」
「出たぁぁぁぁぁ!!! ‘優柔不断’ !!!」
文化部メンバー総ツッコミ!!
「いやいや、 ‘お茶’ は ‘文化’ ですからね♪ どれと組み合わせても ‘歴史的’ に意味があるんですよ♪」
「また ‘歴史補正’ 入った!!!」真平、崩れ落ちる。
「ふふっ♪ でも ‘文化部’ らしい研究ですね♪」
「え、先生…… ‘次’ も来るんですか?」
「えぇ、 ‘顧問’ ですから♪ これから ‘毎週’ 来ますね♪」
「毎週!!???」
こうして、日ノ本文化部は2学期が始まったのだ……!




