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台湾観光1日目

翌朝――

眩しい朝日が豪華な窓ガラスから差し込み、文化部メンバーの目覚めを誘う。

ふかふかのベッド、贅沢すぎる寝具、そして朝の静寂……

「……うーん……」琴美 ごろごろと寝返りを打ちながら、目をこする。

\ ドンドンドン! /

「パォ~♪ 皆さん、おはようございます~! 起きてますか~?」シャオ 超元気なモーニングコール!

「みんな気合入れて起きようね~」シャオと一緒に朝の鍛錬を終えた萌香が続く。

「……うん、朝か……」博美 すでに完璧に整った姿でお茶を飲んでいる。

「……な、なんか ‘セレブすぎる’ 目覚めなんだけど……」巫鈴 あまりの非日常に混乱中。

「えへへ~♪ 朝ごはんですね~♪」美優 ほわほわと寝ぼけながら、パジャマ姿で登場。

「……ってか、おい、今何時だ?」真平 寝ぼけ眼で時計を見る。

AM7:00

「えっ…… ‘王家’ の朝、早くない……?」勇馬 冷静なツッコミ。

\ バァァン!!! /

「パォ~! 今日は ‘王家の台湾VIP観光ツアー’ ですよ~!!」

シャオ 勢いよく扉を開け、目を輝かせる!!

「……」

「……」

「……」

「おいおいおい…… ‘VIP’ って、まさか……」沙羅 嫌な予感しかしない表情。

「パォ~♪ では、まずは朝食をどうぞ~!」

超豪華・王家の朝食!!

食堂に案内された文化部メンバー。

目の前には、ズラリと並ぶ 台湾の伝統的な朝食メニュー!!

鹹豆漿シェントウジャン → 豆乳スープに揚げパンを入れた絶品!

小籠包ショウロンポウ → 朝から小籠包!? 肉汁じゅわぁぁ!!

魯肉飯ルーローハン → しっかり煮込まれた豚肉が絶品!

台湾風蛋餅ダンピン → パリパリもちもちの朝ごはん!

マンゴー&パパイヤのフレッシュジュース → 最高級フルーツ!!

「えっ…… ‘朝食’ のレベルじゃないんだけど!!?」琴美 目を輝かせながら小籠包にかぶりつく。

「うまっ……!! いや、 ‘文化部’ の ‘普通の旅行’ のはずだったのに……」真平 すでに ‘非現実’ への適応を始める。

「お姉ちゃん!このジュース美味しすぎる!!」萌香が興奮気味にコップを掲げる。

「あんたはいちいち大騒ぎしないの!」沙羅が静かに妹をたしなめる。

「パォ~♪ たくさん食べてくださいね~! 今日は ‘ガイド付きVIPツアー’ ですから!」シャオ ニコニコしながらおかわりを配る。

「えっ、 ‘VIPツアー’ って……まさか……」勇馬 少し不安げに尋ねる。

「パォ! まずは ‘王家の専用観光バス’ で、台北市内を巡りますよ~♪」

\ ドォォォォン!!! /

【 超豪華・王家専用観光バス登場!!! 】

リムジン仕様の2階建て観光バス!

車内にはソファ、テレビ、ミニバー、カラオケ付き!?

専属ガイド&執事付き! お茶&点心サービスも!?

もちろん移動はすべて特別ルートで渋滞なし! VIP待遇!!

「……ちょっと待って!? ‘普通のバス’ じゃないんだけど!?!?」沙羅 驚愕しすぎて座り込む。

早速ミニバーをあさる萌香。

「はしたないからやめなさい!」沙羅が注意するも、「だって見たこともないジュースがいっぱいあるんだもん」

「もはや ‘王族の海外視察’ レベル……」博美 静かにお茶を飲みながら微笑む。

「パォ~♪ さぁ、乗りましょう~!」

第一スポット:台北101展望台!

「おぉぉぉ!! これが ‘台北101’ か!!」琴美 目を輝かせながら写真を撮りまくる。

超高層ビル 台北101 の最上階へ行くため、通常は長蛇の列ができるエレベーター……

しかし王家の特別手配により……

VIP専用エレベーターで一瞬で最上階!

特別ラウンジでドリンク&スイーツ付き!

専属ガイド付きの特別案内!

「いや、もう ‘観光’ じゃなくて ‘視察’ なんだけど……!!」巫鈴 高層階からの景色を見ながら震える。

「パォ~♪ 記念撮影しましょう~!」シャオ みんなを並ばせてパシャリ!

第二スポット:故宮博物院!

「えっ…… ‘VIP待遇’ って、まさか……」勇馬 嫌な予感しかしない表情。

台湾が誇る歴史的博物館『故宮博物院』 に到着。

通常なら一般客で賑わう館内だが……

王家の特別ルートにより……

「特別通路」で混雑なし!

館長直々の案内付き!

一般公開されていない秘蔵の文化財を独占鑑賞!

「……こ、これ、本物の ‘翠玉白菜(ヒスイの白菜)’ !?!?」博美 歴史的な美術品に思わず息を呑む。

「えっ、こっちは ‘肉形石’!?!? 本当に ‘肉’ に見えるんだけど!!」琴美 目を丸くしながら石の質感をまじまじと観察する。

「……まるで ‘国賓待遇’ ……」沙羅 ため息をつきながら眺める。


 最終スポット:王家のプライベートリゾート!

「……えっ、 ‘観光’ じゃなくて ‘リゾート’ !?」巫鈴 混乱しながら目を見開く。

 王家の別荘 プライベートビーチ付きの超豪華リゾート!!

 専属シェフによるBBQ!!

 プライベートプール&スパ完備!!

 フルーツカクテル&デザートバー!!

「いや、もう ‘王族のバカンス’ じゃねぇかぁぁぁぁ!!!?」琴美 感動とツッコミが入り混じった表情。

 サマーベッドを2つ並べて優雅にトロピカルジュースを飲む、磯貝姉妹。

「映画でよく見たシーンそのまんま!」興奮気味にジュースを飲む萌香。

 クスリと微笑む沙羅。

「パォ~♪ せっかくですから、のんびりしましょう~♪」シャオ ハンモックで優雅に揺れる。

「……もはや ‘台湾旅行’ の枠を超えた ‘異世界体験’ だ……」博美 冷静にお茶をすすりながら微笑む。

「パォ~♪ 皆さん、楽しんでますか~?」シャオ 超ご機嫌モード。

「いや、もう ‘楽しむ’ というより ‘現実感が無い’ んだけど!!!」真平 最後までツッコミ続けるのであった……。



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