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純喫茶ノスタルジア、開店準備完了!

 文化祭の目玉となる「喫茶ノスタルジア」の準備も佳境に入り、今日は展示品の飾り付けと会場作りの日!

 日ノ本文化部のメンバーたちは、レトロな雰囲気を作り出すために部室や校内の倉庫から集めた貴重な昭和アイテムを、心を込めてレイアウトしていく。


第一段階:レイアウト決め!

「まず、喫茶スペースと展示スペースをちゃんと区切らなきゃね。」琴美がホワイトボードに簡単なレイアウトを描きながら言う。

「純喫茶の雰囲気を大事にするなら、テーブルと椅子は落ち着いた配置がいいですねぇ~」美優がほんわかとした口調で提案する。

「展示品はお客さんが手に取れるものと、ガラスケースに入れるものに分けるべきだな。」真平が冷静にまとめる。

「じゃあ、古いパソコンやレコードプレーヤーはテーブル展示、貴重なものは棚の中ね!」沙羅が手早く指示を出す。

「パォ!ポスターも貼ったら、もっと昭和感が出ますよ!」シャオが古い映画ポスターを掲げる。

こうして、大まかな配置が決まった!

•喫茶スペース

 ・丸テーブル×4つ(白いレースのクロスをかける)

 ・椅子は木製、アンティーク調に統一

 ・メニュー表はテーブルにレトロなクリップスタンドで設置

•展示スペース

 ・レコードプレーヤー&昭和のレコード(試聴可能!)

 ・モグラたたき、チクタクバンバン、タイムショック、生き残りゲーム

 ・PC-8801FR、PC-6001、MSX、ゲームウォッチ、LSIゲーム機、ラテカセ

 ・ブラウン管リモコンテレビとファミコン カラーTVゲーム15 クリエイトビジョン(来場者が遊べるコーナー)

 ・昭和ポスター(アイドル、映画、特撮ヒーロー)

 ・昔の新聞・雑誌・漫画雑誌・ゲームブック(手に取って読めるコーナー)


第二段階:展示品の飾り付け!

「さぁ、これからが本番よ!」琴美が気合を入れる。

①ポスター貼り作業!

「この昭和アイドルポスター、いい味出してるな……」勇馬が懐かしそうに眺める。

「パォ!台湾でも昔の日本のアイドル、すごく人気だったんです!」シャオが嬉しそうに話しながら、慎重にポスターを貼る。

「お好み焼き屋の雰囲気が混ざらないようにしなきゃな……」沙羅は、自分の家の店から持ってきた昭和の食品ポスターを確認しながら呟く。

②レコードコーナー設置!

「おじいちゃんの倉庫から掘り出したレコード、ここに並べよう。」琴美がレコードを整理する。

「このプレーヤー、ちゃんと動くのか?」真平が慎重に針を落とすと……

いい日旅立ちが流れ始める!

「おお~!雰囲気出てきた!」

③レトロゲーム体験コーナー!

「このファミコン、勇馬が直してくれたやつよね?」琴美が電源を入れる。

「ちゃんと動く。ソフトは『アイスクライマー』をセットしておきました、そしてクリエイトビジョンにカラーTVゲーム15」」勇馬が腕を組む。

「せっかくだから、レトロゲーム大会の準備もしようぜ!」真平が意気込む。

「勝った人には駄菓子プレゼントね!」沙羅もノリノリ。


第三段階:仕上げの装飾!

「テーブルクロスを敷いて……レトロ風の小物も配置!」美優が可愛い小さなランプをセット。

「おお、いい感じ!」琴美が満足そうに頷く。

「カウンターには、昔ながらの黒電話も置いておこう!」勇馬が提案。

「パォ!この看板もレトロな字体で作りました!」シャオが手書きの「喫茶ノスタルジア」の看板を掲げる。

「できた……!」全員が感慨深げに会場を見渡す。

「もうこれは純喫茶じゃなくて、博物館レベルじゃない?」真平が苦笑する。

「いいのよ!昭和の魅力を存分に楽しんでもらいましょう!」琴美が笑顔で拳を握る。

「さて、あとは文化祭当日を迎えるだけですねぇ~♪」美優がふわりと微笑む。


 文化祭を翌日に控え、ついに「喫茶ノスタルジア」のメンバーが衣装を決める時が来た。

「せっかくだから、衣装も昭和感を大事にしなきゃね!」琴美が部室に持ち込んだトランクを開けると、中にはレトロなメイド服や給仕服、昭和アイドル風の衣装がぎっしり詰まっていた。

「おお~!なんか本格的だな!」真平が驚く。

「実家の倉庫にあったやつとか、古着屋で集めたのよ!」琴美が得意げに説明する。

「パォ!全部かわいい!」シャオが目を輝かせながら衣装を手に取る。

琴美 → 昭和アイドル風のミニワンピース!

「やっぱり私は昭和のアイドル風よね!サテンのミニワンピにリボンで、松田聖子スタイル!」

「いやいや、接客するんだから、そんなミニ丈はどうなんだよ!」真平がツッコむが、「細かいことは気にしないの!」と琴美はスカートを翻す。

沙羅 → 昭和レトロな喫茶店のウェイトレス服!

「私はこれね。赤いチェックのワンピースに白エプロン、ちょっと短めの袖が可愛いでしょ?」

「なんか、やけに似合うな……」真平が素直に感心する。

「うちのお好み焼き屋でも使えるかもね~」沙羅は満更でもない様子。

真平 → 70年代のマスター風、白シャツ&黒ベスト!

「俺は普通でいいだろ……ってことで、白シャツに黒ベストな。」

「真平先輩、喫茶店のマスターみたいでカッコいいです!」シャオが拍手。

「お、悪くないんじゃね?」琴美も満足げに頷く。

勇馬 → 昭和の喫茶店マスター(でも渋め)

「僕はこっちでいい。黒いサスペンダーと蝶ネクタイで、昔のマスターっぽくする。」

「おお、こだわってるな!ちょっと年齢詐称感あるけど!」琴美が笑う。

美優 → ふわふわ喫茶店ウェイトレス!

「私は、えっと……このピンクのワンピースで……♪」

「美優が着ると、昭和のグラビアアイドルみたいだな……」沙羅がポツリと呟く。

「えっ!?そんなことないですよ~!」美優は照れながらスカートを揺らす。

シャオ → チャイナ風メイド服!

「私はこれにします!チャイナドレス風のメイド服!」

「おい、それはもはや純喫茶というより、中華飯店だろ!」真平が思わずツッコむ。

「でも、めちゃくちゃ可愛い……」琴美が感心しながら見つめる。

「パォ!かわいいならOKです!」シャオは満面の笑み。

「よし、これで喫茶ノスタルジアのメンバー、完璧ね!」琴美がポーズを決める。

「意外とみんな似合ってるのがすごいわね……」沙羅が感心する。

「明日は文化祭本番!みんなで頑張りましょう!」美優がふんわりと笑う。

「オーダー入りました!純喫茶ノスタルジア、開店準備完了!」

「よっしゃー!いっちょやるか!」

 こうして、日ノ本文化部の文化祭準備はついに整った――!


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