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走力×知略×執念の決勝戦

【3回表】

 文化部 2 - 1 サッカー部 のまま迎えた3回表。 サッカー部の攻撃が始まる。

 サッカー部のトップバッターがバッターボックスに入る。

「こっちはもう打ち方を理解したんだよ!!」

 シャオ、気合を入れて投球!

「うわっ!! また打たれた!!」

 打球はセカンドゴロ! 「巫鈴、頼む!!」

 巫鈴が素早くダッシュし、ボールを捕球! 「余裕でアウトよ!!」

 そう思った瞬間――

 サッカー部の1番打者、まさかの超スプリント走法!!!

「セーフ!!!」 「ちょ、はやっ!??」 「なんで内野ゴロで間に合うの!?」 「サッカー部、足速すぎるって!!」

ノーアウト一塁、文化部ピンチ!!

「……いやな予感がするわ。」 「えっ?」

シャオがセットポジションに入った瞬間――

「……行けぇぇぇ!!!」

サッカー部、初球から盗塁!!

「きたーーー!!!」

キャッチャー真平、すぐに送球――

審判「セーフ!!」

「速ぇぇぇぇ!!」 「もう、なんでこんなに速いの!!?」 「サッカー部が完全に“足の暴力”を使ってきた……!!」

ノーアウト二塁、文化部さらにピンチ!! シャオ、冷や汗を流す。 「パォォ……もう投げるしかない!!」

次の球――

サッカー部2番打者、打ちにいくが――

「ストライク!!」 「おおお!! シャオ、奪三振狙えるぞ!!」

シャオ、さらに集中し――

「ストライクスリー!!」

「やった!! 1アウト!!!」 「パォ!! よかったぁぁぁ!!」

【バッター:サッカー部3番】足のプレッシャーに文化部大混乱!?

「ふっ、こっからが俺たちの本番だぜ?」

次のバッターは、足の速さに自信を持つサッカー部3番打者。

「いくぞ!!!」

シャオ、集中して投球――

しかし、サッカー部3番打者は――

「ストライク!!」 「よし!! この調子!!」

しかし、次の瞬間――

「二塁ランナー走った!!」

「えええ!? ここでまた盗塁!!??」

真平、すぐに送球――

「セーフ!!」

「ぎゃああああああ!! 三塁に行かれた!!」

サッカー部、足のプレッシャーをかけ続け、文化部の防御網を崩していく!!

1アウト三塁、同点のピンチ!!

「こ、これはやばい……!!」

【バッター:サッカー部4番】文化部、最大の危機!!

「ここでタイムリーを打てば、一気に逆転だな……!」

サッカー部4番打者が不敵な笑みを浮かべ、バッターボックスに立つ。

「くっ……もう、ここは三振を狙うしかない!!」

シャオ、覚悟を決めて投げる!!

「ストライク!!!」 「よし!! あと2球!!」

しかし――!!

サッカー部の三塁ランナースタート!!

「まさか!?」

真平がはっとする。

サッカー部4番打者、きれいなレフト前ヒット!!

「嘘でしょおおおお!!!」

「同点になったぁぁぁぁぁぁ!!!」

文化部 2 - 2 サッカー部!!!

シャオ、頭を抱える。

「パォォォ……サッカー部、怖すぎる……」

【まだ終わらない!】逆転を狙うサッカー部!!

「よし!! ここで一気に逆転だ!!!」

しかし、ここで文化部が立ち上がる!!

「負けてたまるか!!!」

シャオ、気合を入れ直し――

「ストライクスリー!!!」

「バッターアウト!!!」

「よし!!! 2アウト!!!」

続くバッターも――

「ストライクスリー!!!」

「チェンジ!!! サッカー部の攻撃終了!!」

「パォォォ!! なんとか終わったぁぁぁぁ!!!」

文化部、最大のピンチを乗り越え、試合は2-2の同点へ!!!

「はぁ、はぁ……これ、体力持つのか……?」

「……勝つしかないでしょ!!!」

【3回裏】

文化部はサッカー部の“足の暴力”によるホームスチールで2-2の同点に追いつかれてしまった。

「サッカー部……本当に野球の常識を破壊しすぎよ……」

「まさかホームスチールをドリブル突破でやられるとは……」

「でも、ここで勝ち越せば、まだ優勝の目はあるわ!!」

「パォォォ!! シャオ、バットでも活躍する!!!」

こうして、文化部の逆転をかけた3回裏の攻撃が始まった!!

「……」

バッターボックスに入るのは、文化部のレトロゲームマスター・加藤勇馬。

「勇馬、ここで出塁すれば流れが作れる!!」

「……この展開、『ファミスタ』で何度も経験した。」

サッカー部のピッチャーがセットポジションに入り、投球!!

「うっ……速い!!」

「ストライク!!」

「……いや、落ち着け……これはファミコンの遅延がない実際の野球……!」

「ボール!!」

「フフ……こういう時こそ冷静に。野球はタイミングゲーだからな……!」

次の球、勇馬は完璧なタイミングでバットを振る!!

打球はライト前へ転がるクリーンヒット!!

「勇馬、出塁成功!!」

ノーアウト一塁、文化部チャンス!!


「次は私ね。」

バッターボックスには、文化部の頭脳派プレイヤー・伊勢野巫鈴。

サッカー部ピッチャー、投球!!

巫鈴、バントの構え――!!

サッカー部の守備陣、全員ダッシュで前進!!

しかし――

バントを引く!!!

「えっ!?」

守備が前に詰めた瞬間、巫鈴がタイミングをずらして強めのバント!!

「うおおお!? ボールがセカンド後方に転がった!!!」

「サッカー部の守備が前進しすぎてて、誰もいない!!!」

「セーフ!!!」

「やったああ!! ノーアウト一、二塁!!」

サッカー部キャプテン、焦る。

「ちょっ、まじか!? こっちの足の速さを逆利用する作戦とか聞いてない!!」

「フフ……あなたたちだけが動体視力に優れてるわけじゃないわ。」


「次は萌香ね!!」

「おっしゃ!! お姉ちゃんのプレーに続く!!」

ピッチャー、投球――

萌香、思い切りバットを振る――

「打ったぁぁぁぁ!!」

打球はライト線に飛ぶ――!!

「これは……長打コース!!!」

ランナー全員走る!!

「勇馬、ホームへ!!」

「巫鈴も!!」

「いけえええ!!」

「セーフ!!!」

「やったあああ!!! 文化部、2点追加!! 4-2!!」

サッカー部、絶体絶命!!

「パォォォ!! 文化部、強い!!!」

「こ、これは……まさか文化部がサッカー部を完全攻略している……!?」

サッカー部キャプテン、歯を食いしばる。

「まだだ!! まだ3イニング目だ!! 絶対に逆転してやる!!!」

こうして、文化部は3回裏で2点を追加し、4-2とリードを広げた!!



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