75、ありふれた設定、ありふれたヒロイン……飛び抜けた主人公。
作品タイトル:堕ちた令嬢 〜もう道は踏み外さない〜
作品URL:https://book1.adouzi.eu.org/n3269fb/
作者名:ベキオ
レビュー日時:2019年 06月24日 23時14分
レビュータイトル:ありふれた設定、ありふれたヒロイン……飛び抜けた主人公。
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断罪され惨たらしい死を迎えた悪役令嬢。
そんな卑劣令嬢の魔の手から生き延び幸せを掴むヒロイン。
そして自らの過去へと逆行、生まれ変わる堕ちた令嬢。
このなろうに於いて100万作はありそうな陳腐な設定である。
陳腐でないのは性悪令嬢、つまり主人公の生き様だ。
『自分の振り見て我が身を直す』
底なしの悪意で他人を苦しめることのみに知恵を絞った前世を猛省した先は、世のため人のため。
どこまでも善行を積もうとする生き様は美しく……数多の男性の心を奪うほどだった。
そんな貴族令嬢が迎えるラストシーン。
私は憧れてしまいました。
私もそう生きたいと、強く思ってしまったのです。
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またまた令嬢界の双璧、ベキオさんの作品です!
私の記憶によると、本作がベキオさん初の書籍化作品だったような。
自分で言うのもアレですが、このレビュー!
よく書けてると思うんです!
『自分の振り見て我が身を直す』はこち亀を思い出しました!




