521、目には青葉 山ほととぎす……とくればその次は?
作品タイトル:目には青葉 山ほととぎす
作品URL:https://book1.adouzi.eu.org/n3704gy/
作者名:くまぽ
レビュー日時:2021年 06月13日 13時08分
レビュータイトル:目には青葉 山ほととぎす……とくればその次は?
■□■□本文■□■□
初鰹!
と言いたくなるのが人のさが。
老境に差しかかり、娘が嫁に行き、一人になった男。
妻はすでに先立ち、一人でいつも通りの生活を送る。
一人で起き、一人で食事をし、一人で田畑の世話をする。
ひどく当たり前の光景なのに……いや、当たり前の光景だからこそ涙が滲んでくるものがある。
家に帰り、一人で風呂に入り、一人で酒を飲む。
そこには、物悲しくはあるものの美しく生きている男の姿があった。
私は羨ましくなりました。
この男もまたリア充だと思います。
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七十のじいちゃんを見てリア充だと羨む私……
くまぽさんによると、裏テーマは『古希の男やもめの日常の美しさ』
『精神年齢50歳以上の部分が無いと、分からないだろうなぁ』という気持ちで書かれた作品だそうです。
美しい、充実した生き方をしているように見えたのです。
間違いなくリア充です。
あ、私は厨二の心を忘れられない男です。




