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皇子達に福音の鐘を鳴らせ!  作者: はつい
第Ⅰ楽章:皇子は再び旅立つ。
29/54

第Ⅰ楽章のチラシ裏。

一応、前作を踏襲してチラシ裏的メモです。

作者も忘れる可能性があるので(ヲイ)


~主な登場人物~


堂上どのうえ 郁実いくみ

 今作の主人公・・・である少年。

黒髪・黒い瞳の持ち主で、16才の高校1年生。

このシリーズのご多分に漏れず、平均より小さい身長。

双子の弟、サクと一緒に二人暮らし。

両親は健在で、双子の二人も呆れるくらいのラブラブっぷりを発揮して、

海外赴任している父親に、母親があっさりとついて行ってしまった。

作中では、過去に弟の精神構造を左右するような方法で、彼を救ってしまった為、

弟が手放しで自分を尊敬、一時期はかなりの依存症になってしまった事を思い悩んでいた。

互いに自立をする為、互いのいない生活というのを体験する為、そして、自分が在るべき世界を見い出す為に旅立つ。

性格は明るいというか、能天気。

しかし、素直な性格で、自分より優れたモノをきちんと認め、評価し、自分の実力もきちんと見極める事が出来るタイプ。

物事の本質を見極めるのが得意だが、回りくどい事や、面倒な事を嫌う。

そんな彼には、特殊な能力があり、視認した対象物の存在的な破砕(消滅)点を見出す事が出来る。

その点に物質的な衝撃を与えると、その物質は霧散する。

それがどういう原理で、何故彼に与えられたのかは未だに謎に包まれている。

尚、弟のサクはこれを"サリエルの魔眼"と呼称している。



堂上どのうえ 美咲みさき

 今作の裏の(?)主人公。

郁実の双子の弟で、彼より薄い色素、濃紺に近い髪色に黒の瞳。

銀縁の眼鏡をしている。

身長は、兄の郁実と同じで、眼鏡を外し、髪を黒く染めると、目つき以外は外見上ソックリで見分けがつかない。

常に冷静で、読書や科学的なTV番組を見るのが好き。

郁実が本編で披露する知識は、彼との会話の中でや、一緒に見たTV番組を覚えている事がほとんどである。

また落ち着いた性格で、冷静沈着、ツッコミが的を得すぎて反論が出来ないくらいである。

本編では、名前が度々出て来るのだが、彼の姿が序章以降登場するかどうかは解らない。

恐らく郁実の良心とも言える部分を担っているとも言える。



・トウマ

 本名、アルム・ディス・ヴァンハイト。

言わずと知れた今作のW主人公と言えるべき存在。

前作、【花束と笑顔を皇子達に。】の主人公。

他の次元の世界から、郁実達の住む世界に漂着した青年。

彼の存在によって、郁実は自分の住んでいる世界の他に世界が存在しているという確信を持って旅立つ事になる。

ある意味で、旅の道先案内人的な役割を持つ。

前作の時間軸から約2年、彼も成長した。

黒髪に黒い瞳。

身長は170cm弱。

勤勉で手先が器用で、剣術も得意。

頭も良く回転も速い。

異種族の女性に弱いところもあるが、そこは郁実と美的センスが一緒だった為、本編ではたいした問題・欠点になっていなかった。

郁実から見たら、完璧人間と言ったところである。

だが、彼は自分よりも完璧な兄がいるという・・・。

彼の詳しい生い立ちは、これから少しずつ本編で登場していくと思うが、どうしても気になるという人は、

前作の【花束と笑顔を皇子達に。】を読む事をおススメ。(宣伝かぃっ!)

ついでにお気に入りに入れてくれると、尚、良し(やめぃ。)



・イリア

 金髪、緑眼のエルフ。

実際の年齢は不明だが、外見上の年齢は郁実より年上。

郁実達が次元を渡って、初めてあった種族。

目つきは鋭いが、郁実曰く、美人だからイイ。

解り易く言うと、第一村人発見。

性格としては生真面目で怒りっぽいように感じるが、面倒見が良く、族長であるエルザの片腕として働いている。

最初のうちは郁実達を危険視していたが、後に彼等の世話をするところからも優しいエルフである。

一言で言ってしまうとツンデレ。

当初は、人間だという事で郁実とアルムを今ひとつ信用しきれないようだったが、一緒に過ごすにつれ、二人に・・・特に郁実に興味を持つように・・・。

果たして、二人の関係はどうなる事やら。



・エルザ

 イリアと同じエルフで、金髪・緑眼。

外見年齢は、二人が出会ったエルフの中で1番年長。

イリアの幼馴染で、彼女より身長も高く、スタイルも良い女性。

性格はイリアとは反対で、物静かで理知的。

冗談も通じるナイスなお姉さん。

隔離政策や重労働を課せられるようになってからの古参で、現在のエルフの集団のリーダー。

過去に恋人がいたような素振りを見せるが・・・。

イリアの良き理解者でもある。



・ドルテ

 エルフの少女、金髪・緑眼はエルフの身体的特徴ではあるが、

唯一髪型と肌にバリエーションのあるエルフ。

外見年齢は、イリアより下で、郁実とたいして変わらない風に見える。

その金髪の三つ編み姿から、郁実曰く眼鏡があればプラス30点であるらしい。

物静かで引っ込み思案だか、とても面倒見が良く優しい性格。

その勘違いっぷりと、郁実の不用意な行動から、現在、郁実の婚約者という扱いである。

作中では、追っ手により重症を負ってしまうが・・・。

果たして、彼女は助かるのだろうか?



・リル

 エルフの少女・・・というより幼女。

基本的に純血のエルフは、金髪・緑眼になるらしい。

外見年齢は10歳未満で、集落内で数少ないエルフの子供。

両親が出て来るシーンがない事から、彼女の両親は死亡しているようだ。

子供なせいか、助けてもらった郁実・アルムに素直に懐いていて、人間だからどうという認識が薄いらしい。

ある意味、子供特有の何かで彼等の本質を見抜いているのかも知れない。

無口で物静かだが、働き者で、その点で郁実の評価は高い。



・アンソニー・ロベルト

 こげ茶色のツンツン短髪を頭の後ろに回した無造作ヘアに茶色の瞳。

身長は長身で郁実・アルムより高い。

郁実達が出会った初めての人間で、騎士。

平民出身の実直な性格で、騎士も何年にも渡る下積み時代を経て叙勲されるという苦労人。

貴族・王族などの支配階級の出身ではないせいか、エルフに対する人間への差別受け入れがたいと思っていたところに、

郁実達に出会った。

以降、彼等に感銘を受け、行動を共にするようになる。

騎士としての戒律を基本的な行動指針とするなど、根っからの騎士。

何故か、アルムの言動には尊敬を、郁実の言動には呆れる事が多いのは、

彼がアルムを騎士=誰かの為に剣を振るう者としての模範のように認識しているからだろう。

ある意味で、この物語の常識人的バロメーター。




~その他の登場人物~


・アルザック

 赤味がかった茶色の髪に緑の瞳。

浅黒い肌で筋肉質。

ドルラス伯爵下の騎士団団長で、アンソニーの直属の上司となる。

叩き上げの騎士で、その身に負った大小様々なキズがそれを物語っている。

本編では、ドルラス伯爵の命令に従う反面、郁実やアルムの打ち出した策を見破りつつも、

あえてそれに対策を打とうとしなかった。

アンソニーの短所を指摘しつつも、騎士といての素養と資質があるとして、

意外と高評価をしていた。

本編ではドルラス伯爵を殺害し、姿をくらませる。

本国に帰るとの発言をしている事から、元々の主はドルラス伯爵ではなく、

また別にいると思われる。

アルム曰く、相当の実力の持ち主。



・ドルラス伯爵

 細身で長身、病的な程白く顔色の悪い男。

強欲で、エルフを残虐的に迫害していた。

アンソニーの弁を取ると、彼ほどエルフを酷く扱っていた領主は他にいないそうで、

彼が特別に残虐と言えるだろう。

本編の第Ⅰ楽章の最後で、アルザックに殺害され死亡している。



・白いローブをまとった謎の人物

 第Ⅰ楽章の最後に現れた謎の人物。

言葉遣いの言い回しが独特の侍口調的な人物。

被っているローブ、顔を覆っている鉄仮面のせいで、性別も容姿もわからないが、

アルザックと序列が変わらない云々というセリフから、相当の実力があると思われる。

また、アルザックと同じ本国と言っているところから、彼も騎士なのだろう。

今後、また出て来る可能性のある注目すべき人物。

以上、第Ⅰ楽章のチラシ裏的登場人物メモでした。

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