031話
連続投稿です。
昨日のPV数が一万を超えました。
まさか一万の大台にのるとは思いませんでした。
これも皆様のおかげ、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
入学から一か月がたった。
この時期、国立セントラル王都学校の生徒は落ち着きがない。
何故ならば、学校主催の入学歓迎パーティーがもうすぐ開催されるのだ。
私にとってパーティーはトラウマでしかないが、パーティーは出会いの場でもあるのだ。
「ユフィ、あなたパーティーでどんな服を着る予定、私は久々にドレスを着たいと思ってるの。魔法使いって言うのはふだん公式の場では魔法装束しか着れないもの。」
このパーティーの特徴はパーティーに則わない服でなければ、どんな服装でも良いことだ。
だから、剣士が魔法使いの格好しても誰も文句は言わないし、学校側がそれを認めている。
その逆もしかりだ。
服を選べないうっぷんを私を着せ替え人形にすることで晴らしてきた姉は、このパーティーをとても楽しみにしていた。
「お姉さま、私のドレス使いますか。」
「いいの、ありがとう。」
私に着せたくて姉が買った服、それは姉が着れないから、そっくりな私に着せるために買ったものだ。
つまり、姉が買った服は姉が着たかった服なのだ。
姉は私のドレスを体に当てては鏡を見みる。
実に楽しそうだ。
私の服は姉と同室というのが決まった時点で私が着れるものはすべて持ってきた、姉が。
なのでクローゼットの中は私の服でいっぱいだ。
「ユフィはどの服をきるの、迷っているなら私が選んであげるよ。」
いや、それ着せ替えさせたいだけでしょ。
「いえ、私はパーティーに出るつもりないので。」
「あら、なぜ。」
「勉強について行けずに苦労しているのですよ。」
「ユフィ、剣術以外授業をとっていないじゃない。」
う、痛いとこついてくる。
「まぁいいわ。つけない嘘を言ってまでも出れない理由があるのですね。」
何か勘違いしている、恐らく何らかの予定が入っていると思っているのだろう。
ただ単にパーティーに出たくないだけなのだが、都合がいいから利用する。
「出会いの場であるパーティ、それに出たくない理由なんて大体決まっているわ。
姉さんがめったに人のこないいい場所を教えてあげましょうか。」
姉の勘違いは私の予想の斜め上へ行く。
「お姉さま、一応言いますが、私はお付き合いしている人はいませんからね。」
「あら残念、ついに妹が思春期になったと思ったのに。」
あのー、私と姉は同い年なんですけど。
と私はこころの中で突っ込んだ。
私は(主に精神的に)疲れたので少し散歩をしようと外にでた。
入学式を書くのが嫌で代わりに建てた入学歓迎パーティーのフラグ。
ユフィが嫌いなものは私にとって書きやすいものなのです。
可愛そうなユフィ・・・なんて思わないでください。




