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あなたは神を信じますか  作者: 赤木 咲夜
本編 第一章 魔法の世界編
29/51

026話

レッツ・パーティー(特に意味はない)


またまた連続投稿です。


パーティー当日、私は父に連れられてパーティー会場に入る。


憂鬱だ、面倒なことが起きないようになるべく目立たないようにしよう。


ユフィは忘れていた、パーティーとは家の自慢をする場でもあることを。

そしてこの世界は双子の死亡率が高く、ましてや三つ子などめったにないことを知らなかった。


姉が近づいてくる。

「ユフィ、おば様が呼んでいるわ。」


これで十二回目だ。


「叔母様、なんでしょう。」

叔母は私と姉の肩をもった。

「ソフィー、ユフィ、こちらはルイストベルク伯爵です。」

私はスカートをつまみ、少し上げる。

「ユフィです、以後お見知りおきを。」

姉はマントをもって軽く腰を曲げる。

「ソフィーと申します。」

伯爵は瓜二つの私達姉妹に驚いている。

「ルイストベルクである。」


そして姉の自慢を叔母はして興味を引き、それを利用して自らの名を売るのだ。

所詮子供は話題のネタのために存在する。


パーティーなんてこんなものだ。


私は水の入ったグラスをもらう。そして一口のむ

ぬるい。


壁にもたれる。そして魔法で氷を生成、粉砕してグラスに入れる。

「やっぱり水は冷えているほうが美味しいわ。」

「同感じゃ、わしにも氷を入れてくれぬか。」

急に立派な格好をした白いひげのおじいさんに話しかけられた。

私は別に拒否する理由もないのでおじいさんの持っているグラスに同じように氷を粉砕して入れる。

おじいさんは氷で冷やされた自分のグラスの水を一口飲む。

「うむ、たしかに美味じゃ。」

「それは良かったわ。」


私は上の空だった。


「お主は招待状をもらったはずじゃ、なぜ使わなかった。」

おじいさんは聞いた。

「それはお父様がそうしろと言ったから。私の意図はないわ。」

「ほう、ではなぜおぬしの父はそうしたのだろうか。」

「それはたぶん私がここに来るのがまだ早かったから。招待客としてではなく、招待客の子供のほうが都合がいいときもあるわ。

もしも私が招待客ならば、ほかの招待客に色々挨拶をしなければならない。しかしその子供ならばそれをせずに済む。

そして父は私が目立つのが嫌だと知っている。だからあたり触りがないように私だけでなく、姉と弟もつれてきた。ただ単に子供を連れてきたように装うため。」

「なるほど、お主の父はなかなかの策士じゃな。じゃが、それならばパーティーにでなくてもよいのでは。」

「その線はないわ、何故ならば招待状をもらって出席しないのは理由がない限り失礼にあたるから。とくに王宮直々の招待状ならば断るという選択肢はない。

私ならば断るのですが、父にはそれはできない。」

おじいさんは少しの間無言になる。


「最後に一つ聞きたい。なぜお主ならば断わることができる。」

「それはこの招待状は私に何かをさせるために、つまり私を利用しようとして出された招待状だからです。

恐らくこのパーティーもそのために開かれたもの。パーティーというのはお金がかかる。何の目的もなく開催させるわけがない。

私に何をさせたかったのですか、王様。」


おじいさん、いや王様は高らかに笑う。

「目的は果たせた。ユフィ、ワシはお主と知り合いたかったのじゃ。特殊なことができる者の気を留める。

これはこの世界で生き残るすべじゃ。

あの事件の報告が来て即日わしは招待状をお主の父に送り、ギルドにも招待状を渡すよう要請した。ギルド登録していなかったのは誤算じゃが、そこは運が味方した。

魔法ギルドは推薦状という形で出したが、これは良い手でではない。」

「それはなぜですか。」


王様は私を見る。

「・・・推薦状というのは興味がなければ使わない。結果お主は行かなかった。これが答えじゃよ。」


わかりやすい。


王様は壁から離れ、パーティー会場の中心付近に戻った。

王宮からの招待状と魔法ギルドからの推薦状のフラグを回収しました。


実は回収できないと思っていた。


読んでいただきありがとうございます。

そろそろ、バトルシーンがほしいところです。

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