022話 あなたは神を信じますか SS外伝 高校生の時の一日
予告していた外伝です。
本編とは関係ないので飛ばしても問題ありません。
なんていうか、反省しています。
設定と大幅にずれて書いてしまいました。
今作品との矛盾はお許し下さい。
ではどうぞ
中間テスト
人によっては留年するかどうかがかかっているこのテスト
その最終日の最後のテスト・・・数学
文系の人にとってそれはまさに悪夢。数Ⅲ・逆関数・ネイピア数と難題が山盛りだ。
そして今回もそのテストの難易度が上がった。それは俺のせいだろう。
授業中に寝る・ゲームをする。人に迷惑をかけているわけではない。だが俺たちは授業中に音を出して、最近発売されたとあるモンスターを狩るゲームを通信プレイで楽しんでいた。
そんな俺たちに堪忍袋が切れた先生が
「テストで満点取れないのにゲームなんてするな。」
そう言われて半年。俺はあれからの数学のテストはすべて満点だ。
先生はどうにか満点を取らせないようにひっかけ問題はもちろん、有名な大学の入試問題をさらに難しくした問題まで定期テストに出すようになった。
俺も授業中は遊んでいるが、家で全力で勉強している。
もはやお互いにイジだ。
そんなテストを定期テストで毎回だすのだから、テストの平均点はみるみるうちに下がっていき、現在二十点台だ。今回もおそらくまた平均点が下がるだろう。
テストが始まると問題をさらりと読み流す。今回も問題が凝っている。
俺はテストを三十分あまして回答を終える。そのまま立ち上がり、解答用紙を提出して出ていく。
先生は解答用紙をひと通りみて俺をにらんだので、おそらく今回も満点だろう。
家に帰ると玄関先で妹が立っていた。
「お兄ちゃん、お願いがあるの。」
でた、恒例のお兄ちゃん攻撃。今回はどんな攻撃を食らわせられるのか。
「あのね、B6の新しいシングルDCが発売されるの。その初回限定版がほしいな。お願い。」
わざわざオーバーな仕草で説明する妹、最後の一言のところで片目を瞑って手を合わせるのがミソだろう。
「あー、分かった。お金出すから自分で買ってこい。」
「やったー。ありがとう、お兄ちゃん。」
どうせ心の中ではチョロイと思っているのだろうが、ああいう頼み方をする妹に俺は逆らえない。
「俺もあまいな・・・はぁ・・・。」
近々プログラムの臨時アルバイト募集でも探そうと決める。
その時電話が鳴った。悪友たちからだ。
「なんだ、今度はなにをするんだ。」
「お、さすが話が早い。お金が無くなったからコンビニ強盗でもしようかなって、計画をねってくれ。」
まるで自動販売機にジュースを買いにくが如く気軽に物凄いことを頼む悪友。
しかし、こちらもお金がない、好都合だ。
それに俺は計画を練って少し手伝いをするだけだ。実際に強盗するのは俺じゃない。
早速部屋にはいって計画をねる。そしてテスト休みのうちに準備をした。
用意するもの
フェラーリ(盗品)一台
友達の車一台
ダミー人形四体
酸素ボンベ
コンピューターウイルス(仕掛け済み)
ガゾリン
爆弾(遠隔起爆型)
顔を隠すもの(各自で用意)
モデルガン(魔改造済み)
こんなものだろう。
約百万円ほどの出費
テスト休み最終日
とあるコンビニエンストストア
とある店員は悲鳴をあげていた。
アサルトライフルが火を噴く、たばこが棚から大量におちる。
「おい、金をだせ、レジの中も金庫の中も全部だ。急げ。」
天井に向かって引き金を引く、蛍光灯が何本か割れた。
「びい・・・こ、これで全部です。」
あるだけのお金をレジ袋に詰めてわたす。
強盗三人は店を出ていった。床には大量のオレンジ色の小さなプラスチック玉が転がっている。
三人は駐車場にあった高級車にのり消えてった。
「三分オーバー、だけどこれくらいは許容範囲だな。」
俺はハンドルを握り、アクセルを限界まで踏み込む。
パトカーの位置は大体把握している。あさから不審人物がでたりして警察署から出払っている。これも計画のうちだ。ちなみにほとんど空振りに終わっているだろう。
大通りにでてフルアクセルで飛ばす。スピードメーターはすでに三桁に達している。
「さーて始まりました、逃走劇。我々コンビニ盗賊団は無事に逃げ切ることができるのでしょうか。展開が読めません。」
呑気に助手席で実況を始める悪友その一、アダ名はコースケ。
もう実名が予想出来てしまうこのアダ名。果たしてアダ名といえるのだろうか。
後部座席の二人は笑っている。
もうなんていうか、俺がいれば安心とでも思っているのか。
「おーと、後ろにパトカーが現れました。停止命令をしていますが、ガン無視です。止まれと言われて止まるのは小学生までです。
もう一度小学校に入ってお勉強してきなさーい。」
予想よりも警察の動きが早かったか。
目の前でパトカーを使ってバリケードをつくろうとしているが、甘い。隙間がある。
俺はパトカーとパトカーの間スレスレを時速150キロメートルで突っ切る。少し接触して火花が散ったのをサイドミラーで確認したが、おそらく塗装がハゲたくらいだろう。
俺を追ってきたパトカーは、自身で仕掛けたパトカーのパリケードに阻まれてついてこれない。
「さーて、面白くなってきました。パトカーは自滅したお陰で今のところついていません。おっと、左からパトカーが三台左折してきました。」
サイドミラーを見ると助手席から拳銃をこちらに向けている。
パンクさせて止めるのが狙いだろう。
「おーと、発泡してきました。これは反撃の必要がありますね。」
コースケは窓を開け、大量のプラスチック製のオレンジ色の小さな玉をばらまく。
後ろのほうで何台かのパトカーがスピンした。
「さーて、オシオキが済んだところでレースの続きと行きましょう。」
車のエンジン音に混ざってヘリコプターの音が聞こえる。
あ、空からの監視が入ったな。
「お、ここで高速道路に入るようです。現在高速道路は渋滞などは一切なく、車も走っていません。まさにサーキットになっています。」
俺はギアを上げる。
料金所と突発で少し速度が落ちたが、ここからが本番だ。
「ただいまの速度は約210キロメートル。この速度で運転するのは通常は無謀といえるでしょう。だがここにいる天才ドライバーの手にかかればなんてことはない。ゲームセンターに設置させているレースゲームでダントツ一位、その実力は確かです。」
ゲームで運転するのと実際に運転するのでは全然違うぞ。
と心の中で突っ込む。
バックミラーには何台ものパトカーが追ってきている。
そのうちの一台が車の後輪付近に前輪を当てようとしてきた。
あ、スピンさせようとしているな。
俺は当てられる前に軽く後輪ドリフトでパトカーを押した。
パトカーはスピンしてスピードを急激に落として止まる。
幾つかのトンネルを抜ける。ココらへんは山が多く、いくつものトンネルがある。そしてこの先に長いトンネルがあり、その先には料金所と出口がある。
おそらく警察はここで袋のネズミにするきなのだろう。
だがそれも計画のうち。
「お前ら、シートベルトをしっかりとして、衝撃的に備えろ。」
「何をする気なんだ。」
コースケは慌てて聞いてきた。
「事故を起こすのさ。」
俺は最後のトンネルに入った瞬間急激にスピードを落とす。
しばらくすると、トンネル内の電気が消える。
そして非常口付近でわざと車を壁にぶつけた。
「おい、早く降りろ。そしてさっさと非常口へいけ。」
俺はなるべく声を出さないように指示する。
そしてすべての席にダミー人形を置き、車内に爆弾を仕掛け、社外に少しだけ水を撒く。
車が事故って透明の液体が見えたら何をおもうか。
それはガソリンだ。
俺は仕掛け終えると非常口に入る。
パトカーが事故った車を発見し、水たまりを見つけるまで待機。
そして水たまりを漏れたガソリンと勘違いして離れたところを爆破した。
これで証拠隠滅。
さらにガソリンと漏れた酸素ボンベて高温にダミー人形が焼かれ、あまりにも高温で焼かれたため死体区別ができず、そのまま事件はお蔵入り。
完璧
俺達は非常口出口付近に止めてあった友人の車にのる。運転するのはコースケだ。何故ならば、コースケは留年したために高校生という身分で普通車の免許を持っているからだ。
結局150万円ほど奪った。
経費を除くと50万円、一人あたり12万5000円だ。
これだけ無茶をしたのにこの額は割に合わないと思った俺だった。
読んでいただきありがとうございます。
イタズラがイタズラの域を超えてしまいました。
これはフィクションです。実際の人物・団体とは一切関係ありません。(一応)
楽しんでいただたなら、幸いです。
次回からまた本編に戻ります。




