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茶色の場合  作者: Kwyt
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It’s a trap!

――1940年4月8日早朝、ロンドン、海軍省


「機雷設置任務の部隊が独の強力な部隊と接触しました。上陸部隊をただちに出発させます」

上陸部隊

 110m級輸送艦3隻

  各歩兵1個大隊

 駆逐艦4隻


――1940年4月9日0時 ノルウェー、オフォトフィヨルド入口付近 雪


「輸送艦の電探が、約50km後方を後続している大型艦2隻、小型艦10隻程度を探知、独上陸部隊と思われる。駆逐艦2隻は入江に隠れ、魚雷戦用意」

「ノルウェー軍と思われる哨戒艇発見。発光信号で英艦であること、独上陸部隊が後続していることを通知」

「ノルウェー軍と思われる海防艦2隻発見。発光信号で状況通知」

「大発泛水。各艇英国旗を掲げよ」

「独駆逐艦隊フィヨルドに突入してきます。雷撃開始」

「命中4,撃沈3。砲戦開始」

「残存艦がナルヴィクに突入します」

「輸送艦10cm射撃開始」

「近い、夾叉、効力射」

「駆逐艦雷撃」

「独駆逐艦すべて撃沈」

「上陸部隊抵抗ありません」

「駆逐艦は独の大型艦に向け突撃」

「輸送艦1隻は駆逐艦に追随し、大型艦位置を本国艦隊および駆逐艦に報告せよ」

「巡洋戦艦2隻発見。雷撃開始」

「命中各1,減速します」

「以後距離を保って位置を報告」


――1940年4月9日10時、ロンドン、ダウニング 10


「深夜雪の中でしたが、ナルヴィクは強襲上陸で占領。巡洋戦艦2隻、駆逐艦9隻からなる敵上陸部隊はすべて沈めました。損害は大発1隻と駆逐艦中破です」

「チャーチル君、それはすばらしいね」

「もう少し数があれば、トロントハイムも守れたのですが」

「ナルヴィクさえ押さえておけば、鉄鉱石は止められる。問題ない」


――1940年4月12日6時、コディアック 曇


「南方200kmに小型機120機を確認。ダッチハーバーに報告。電探停止。警戒部隊北姉山に退避」


――1940年4月12日7時、コディアック北方


「艦上爆撃機60機による飛行場、港湾爆撃を確認。被害なし。攻撃隊南方に帰還中。ダッチハーバーに報告」


――1940年4月12日9時、コディアック北方


「艦上爆撃機50機による飛行場、港湾爆撃を確認。被害なし。電探起動。攻撃隊南方に帰還中。南方120kmに大型艦4隻以上の部隊を発見。25ノットで北上中。ダッチハーバーに報告。電探停止」


――1940年4月12日19時、コディアック北方


「戦艦4隻による砲撃6時間。戦艦群、未だ南方30kmにあり。電探破損。ダッチハーバーに報告」


――1940年4月13日7時、コディアック北方


「米輸送艦1隻 触雷沈没」

「米輸送艦5隻、舟艇泛水を開始しました」


――1940年4月13日10時、コディアック北方


「上陸を開始します」


――1940年4月13日20時、コディアック北方 霧


「泛水開始から13時間、全体の3分の2にあたる2個連隊程度上陸したものと見られます。飛行場を確保したようです」

「湾の反対側、チャイアニックの魚雷艇部隊を出撃させる」

「攻撃隊到着、輸送艦および戦艦に夜間雷撃を行っています」

「上陸部隊所在地の地雷を爆破」

「すばらしい」


「戦艦1、輸送艦5、駆逐艦3撃沈。戦艦2中破」

「2個連隊人質だ」


――1940年4月14日8時、コディアック北方 曇


「こちらに上がってくるつもりはないようです。戦艦が魚雷艇発進基地を砲撃し、駆逐艦が、舟艇を使って兵員の脱出と補給を進めています。本日中に1個連隊程度が脱出するものと思われます」

「どうして同じ基地に戻ると思うかな」


――1940年4月14日21時、コディアック北方 霧


「巡洋艦2、駆逐艦3撃沈。戦艦1中破。戦艦(中破)2,巡洋艦2,駆逐艦4残存」


――1940年4月15日8時、コディアック北方 霧


「あらたに貨物船が現れ、兵員の脱出を開始しています。本日中に終了の見込み」


――1940年4月18日、参謀本部


「初回にしてはそこそこの手際で上陸しました」

「次はこの手は通じなさそうだね」

「潜水艦による通商戦の圧力を上げて、早めに動いてもらうのがいいですか」

「戦艦は3隻まで削ったが、空母は5隻残っている。大西洋の艦が動いてくるようだとさらに戦力が増える。ちょっと派手なことをせんとな」

「それで、おいていった装備に面白いものがありました。半自動の小銃と9mm短機関銃です」

「9mm」

「はい。元は独製と思われます。5000tほどの鉄をおいていってくれてますので、どちらかを配備するのも可能かもしれません」

「鉄の使い方はかんがえないとね。それはそれとして、対潜哨戒は強化しよう」


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