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茶色の場合  作者: Kwyt
15/20

連合艦隊

連合艦隊編成


第1艦隊

 扶桑、山城

 比叡、霧島 

 第1水雷戦隊

第6艦隊

 潜水母艦(110m級輸送艦)×4

 潜水艦 70隻

第7艦隊

 第2水雷戦隊

 魚雷艇母艦(110m級輸送艦)×6

  各 30t魚雷艇(航空魚雷2発) 10隻

第1航空艦隊

 長距離電探偵察機 50機 (双発)

 長距離攻撃機 200機 (双発)

 制空戦闘機 400機

 急降下爆撃機 100機


――1940年1月1日0時 軍令部


「潜水艦情報、スービックより主力艦12隻以上よりなる部隊が出撃、20ノットで北上しています」

「高雄の偵察機で、構成を確認する。第7艦隊は沖縄南方に展開。小禄、高雄に戦闘機部隊各100機、鹿屋に攻撃機100機、戦闘機100機を配置。別命あるまで武器使用禁止。北方の警戒網を強化」


――1940年1月2日0時 沖縄近海 第7艦隊


「偵察機情報、沖縄南方400kmに米艦隊第1群、戦艦6、巡洋艦6、駆逐艦18。沖縄南方500kmに第2群、空母6、巡洋艦6、駆逐艦18。いずれも20ノットで北上中」

「雪風で第1群に接触、退去をもとめる」


――1940年1月2日2時 鹿児島、海軍鹿屋飛行場


「攻撃隊発進。目標敵沖縄南方400km海上の米第2群」


――1940年1月2日4時30分 第7艦隊


「魚雷艇泛水開始。目標米第1群」


――同時刻 那覇、海軍小禄飛行場


「戦闘機隊発進。目標沖縄南方海上、艦載機200機程度」

「その他の機体はすべて空中退避」


――1940年1月2日5時 軍令部


「米が我が国のみに宣戦布告しました」

「以後武器使用自由。北方は」

「動きがありません」

「なんのつもりだ」


――同時刻 テレビ


「こちらは沖縄南方200kmにある駆逐艦雪風艦橋です。夜明け前の東方海上に米大艦隊の上部が見え始めています。さきほどから停船命令を出していますが、応答はありません。発砲しました。発砲しました。ごらんください、東方が赤く光っています。艦は急旋回しています。南方から多数の飛行機が飛んできます。飛行機は北方沖縄の方向に進んでいます。ただいま、米が宣戦布告、沖縄本島に空襲警報が発令されました。30分ほどで到達する可能性があります。ただちに防空壕に避難してください」


――1940年1月2日5時10分 第7艦隊


「米攻撃隊南方50km」

「対空戦闘用意。魚雷艇突撃」

「小禄の戦闘機80機が米攻撃隊を捕捉しました」

「急降下爆撃機60、雷撃機40程度突入してきます」

「母艦はバラスト全排水。急降下爆撃機を優先目標とする」

「急降下爆撃機40直上」

「母艦は後進全速」

「20機投弾」

「5発命中。3隻火災」

「魚雷来ます。艦底通過。被害なし」


――1940年1月2日5時20分 鹿屋航空隊 攻撃機90機、戦闘機80機


「敵直衛機150機上空。戦闘機隊が迎撃に向かいます」

「目標、敵空母、高度30mで突入する」


――同時刻 魚雷艇 55隻


「敵駆逐艦10隻来ます」

「敵戦艦距離3万。突撃」


――1940年1月2日5時22分 鹿屋航空隊 攻撃機70機、戦闘機70機


「敵直衛機に補足されました。被弾機多数」


――1940年1月2日5時22分 鹿屋航空隊 攻撃機60機、戦闘機50機


「敵駆逐艦対空射撃により被弾機多数」

「敵1、2番艦左右より雷撃を行う」


――1940年1月2日5時25分 鹿屋航空隊


「発射」


――1940年1月2日5時30分 鹿屋航空隊 攻撃機30機、戦闘機50機


「40発発射。1番艦に5発、2番艦に2発命中」

「小禄に向かう」


――1940年1月2日5時40分 魚雷艇 35隻


「敵戦艦距離5000」

「魚雷発射用意」


――1940年1月2日5時44分 魚雷艇 25隻


「敵1番艦距離1200、2番艦1500」

「1番2番に各10隻。各艇 距離600で発射」

 

――1940年1月2日5時45分 魚雷艇 10隻


「魚雷30発発射。1番に6発、2番に4発命中」

「北方に退避する」


――1940年1月2日7時 テレビ


「本日沖縄南方で発生した海空戦の結果、我が艦隊が勝利しました。戦艦2隻撃沈、空母1隻撃沈、1隻大破。敵機撃破60機。敵艦隊は撤退しました。我が方の被害は軍艦、駆逐艦に被害なし。魚雷艇母艦1隻沈没。1隻大破。魚雷艇55隻、攻撃機70機、戦闘機60機未帰還」


――1940年1月2日7時 軍令部


「最低限の戦果は挙げたが、被害が大きすぎる。追撃されていたら第2水雷戦隊もどれだけ沈んだかわからん。雪風が沈まなかったのはすばらしいが、第7艦隊はほぼ戦力喪失だ。今回は宣戦布告があるから昼戦になったが、今後は夜戦しかできんな。陸軍が戻らないと次はもたんぞ」

「飛行機と魚雷艇の増産はいいとして、搭乗員の訓練はどうしますか」

「陸軍は余裕があるはずだ。搭乗員と船舶工兵を借りる」


第2から第5艦隊は欠番です


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