表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/28

17話 お嬢様と冷凍ピザ

「お嬢様、本日のお夜食をお持ちしました」

「ん……ピザ?」


 お嬢様は私の持ってきたご飯の中では珍しく、すぐ自分でそれが何なのかに気がつかれた。まぁピザは食べますよね。高級イタリアンなど通い慣れているでしょう。


「そう、ピザです。しかしこれは……冷凍ピザなんです!」

「れ、冷凍?」


 そう、今日の世界で流行っている、冷凍させてから解凍して食う! この流れをピザも受け継いだのです。これにより冷凍ピザという便利なものが生まれました。


「お嬢様が普段お食べになられている高級イタリアンのピザには何歩も劣るでしょうが、これはこれで美味しいですよ」


 今日はモッツァレラチーズのピザ。もっともっと種類はありますが、まぁ王道から攻めさせていただきましたよ。


「かなり熱々なので気をつけてくださいね」

「ん……いただきます」


 お嬢様を見守りながら私も先ほどまで凍っていたとは思えないほど熱々のピザを持ち、チーズの伸びを目で楽しみつつ口へ運んだ。

 じゅわっと広がる油分は安っぽいトマトソースとチーズを邪魔することなく、むしろその2つを引き立てるようにあふれてきた。旨味の爆弾、これこそジャンキーと言えるでしょう。昨日のコラー、置いておけば良かったですね。


「……美味しい」

「ですよね〜♪」

「こんなに生地が薄いのは初めて。物足りないかもと思ったけど味が濃いから満足できる」

「そうなんですよ! 上品ではないですが、やり方としては上手いですよね〜」


 どんなピザも美味いということです。今度はランクアップして宅配のピザでも良さそうですね〜。お嬢様、食べたことなさそうですし。


「ピザって一切れずつしか食べたことなかった。全部同じ味って難しい」

「えっ? ピザってそういうものでは?」

「え? 友達や家族と分け合うもの……あっ、ごめん」


 お嬢様……私のライフはもう0でございます……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ