第4話 チュートリアル・その弐
大変長らくお待たせしました!
【始まりの平原】
まあ、悪役ロールのことは置いとくとしてもロールプレイを楽しむのは視野にいれとこう。どんなロールをしようかな……んでチュートリアルの内容は平原に行ってスライムを倒せだって……まあ、ここで色々学んでみるか!
……今更だがゲームのシステムについては、チュートリアルでほとんど教えられないようだ。何でも、「自分達で探してこの世界の全てを見つけて欲しい」ってな。
(キュキュ!)
……うん、可愛いタイプのスライムだ。少し倒しにくいな。まあ、普通に倒すんだが、取り敢えず鑑定だな。
―――――――――――――――――――――――――――――
種族:スライム
備考:最弱の種族。だが、人種と同じく可能性を秘めている
―――――――――――――――――――――――――――――
最弱の種族って……まあ、勝てるだろ!
「………フッ!」
(キュー……)
《種族レベルが1上がりました。BP5を割り振ってください》
俺は初期に配布された武器のうちの剣を使ってスライムを倒した。あんまり手応えがないな。ちなみに武芸者の職業スキルは、【武術】には剣術とかの4つのスキルが内包されているようだ。それにあわせて武器を配布してるのかもしれない。
取り敢えずレベルがもう一つ上がるまではスライム狩りかな
【N1 始まりの平原】
「…………」
(キュ!?)
《種族レベルが1上がりました。BP5を割り振ってください》
よし!ようやくレベルが上がったな!まあ、ようやくと言っても10分程だがな。スキルのレベルも上がってるようだ。そして、俺のステータスの振り方はこうだ!
―――――――――――――――――――――――――――――
ステータス
Name:セレスト
種族:人種[混沌種]Lv:2
職業:武芸者Lv:1 生成者Lv:1
BP:0
HP 200/200
MP 200/200
STR 22
AGI 22
VIT 22
DEX 22
INT 22
スキル
SP:0
(火魔法Lv:1)(水魔法Lv:1)
(土魔法Lv:1)(風魔法Lv:1)
(光魔法Lv:1)(闇魔法Lv:1)
(鑑定Lv:2) (マップLv:-)
【武術Lv:2】【全武器適正(小)Lv:2】
【全魔法適正(小)Lv:1】【武芸の嗜みLv:-】
【生産術Lv:1】【生産の経験Lv:-】
―――――――――――――――――――――――――――――
スキルレベルは少しずつ上がっていってるな。このSPはどうやって手に入れるんだ?……まあ、やっていったら手に入るか。
じゃあチュートリアルを進めて行こう!
【始まりの街】
次は冒険者ギルドに行けと言われたんだが……今更だな。まあ、早く行って帰ってくるか!
ドンッ!!
「うぉっ!」
「おっと、すまねぇな」
うわ……めっちゃでかい男とぶつかった……装備も豪華だしβ版からやってる人なのかもな。
「大丈夫か?」
「大丈夫、立てるよ」
そう手を貸してくれた男に告げる。
「ははっ、そうか!ここで会ったのも何かの縁だろ!フレンドにならねぇか?」
フレンドか、いて困るものでもないしな……ああ、あいつらもこのゲームやってるのかな?やってるならフレンドになっておきたいしな。まあ、あいつらなら勝手に有名になってくるだろ。
「ああ、これからもよろしくな!」
「おう!」
そう言って俺とあいつ『グレン』は別れた。このときの俺はあいつがβ版のトッププレイヤーだとは知るよしもなかった。
少し更新頻度が落ちるかもしれません。




