第百七話 宝の山
他の区から職人を呼ぶことは日常的に行われていて、作業ができるように貸し工房というものが設けられている。マドカに手配してもらって、宿舎の近くにある工房を借り、セレスさんたちに作業の準備に入ってもらった。
やるべきことは多いので、最初に順序を決める。魔物の素材の用途を決めるのは、まず黒い箱を開けて中身を確認してからがいいだろう。
「ファルマさん、早速箱の開封をお願いしてもいいでしょうか」
「はい、かしこまりました。アトベ様、七番区に来られてから箱屋さんはご利用になられましたか? そちらの転移扉を借りて、箱開け部屋に移動したいのですが……」
「『七夢庵』さんという店で、幾つか箱を開けてもらいました。じゃあ、そちらの店主さんに頼んでみましょう」
「あら……何だか趣深いお店の名前ですね。同業の知り合いが増えるのは嬉しいです、ご紹介いただきありがとうございます」
ファルマさんも乗り気ということで、マドカに頼んで『七夢庵』のシオリさんに連絡を取ってもらうことにした。
◆◇◆
『七夢庵』を訪問すると、シオリさんも黒い箱を開けるところを見学したいということで、弟のタクマも一緒に立ち会うことになった。
「ファルマ・アルトゥールさんといえば、お客様から何度も名前を聞いたことがあります。主婦の方なのに、凄腕の罠師の方だとか……」
「あらあら、そんなことが……それはちょっと照れるわね。シオリさん、そのお着物と言うのかしら……どこで手に入るものなの?」
「これは『呉服屋』の方から買ったんです。元は上位の区で店を構えていらっしゃいますが、七番区で年に数度開かれる『大市』で店を出されていたんですよ」
「もし良かったら、またその『大市』が開かれる時に呼んでいただけたら……あっ、いけませんね、お客様のお呼び出しを私用に利用しては……」
「あ、あのっ、商人組合を通す手続きをすれば、買ったものを別の区に送ることはできますよ」
「あら、そうなの? 長く迷宮国でお店をやっているのに、大人の私の方が知らないことばかりで恥ずかしいわ」
マドカは自分のできることで人の力になれるようにと、常に考えているようだ――見ていて感心する。大人同士の話に入っていくのは遠慮しそうなものだが、思い切りがいい。一人で露店を出していたときも、大人を相手に物怖じしていない様子だった。
そんなことを考えつつ、掛け軸裏の階段を降りて転移扉をくぐる。扉に表示された番号は『35』だった――ランダムに箱開け専用の部屋が割り振られるというが、やはり今回も他の部屋との違いは一見して分からない。白い石床がぼんやり光っていて視界が確保されており、見上げても天井は見えず、途中で闇に遮られている。
「相変わらずの不思議空間ですよね~、めちゃ広くて、明かりがないのに明るくて」
『黒い箱』の罠を発動させた時の事故がもたらす被害は凄まじいものがあるというので、迷宮国の地下だとしても、相当深いところにあると考えられる。もしくは、何らかの方法でこの空間で何が起きても、外に影響を及ぼさないような措置が取られているかだ。
「アリヒト、前みたいに秘神の『パーツ』が出てきたらどうするの? セラフィナがいないと、前のような戦術は取れないわよ」
エリーティアの心配はもっともだ。ムラクモに勝つことができたのはセラフィナさんの防御力があってこそのことなので、今の編成で同等の攻撃力を持つ相手が出てきてしまうと、負傷者が出る可能性がある。
負傷どころか、運が悪ければ一撃で命を落とす。今までが無事だったからといって、一回の気の緩みで全てを台無しにすることは避けたい――そこで。
「シオリさん、『目利き3』を使えば、黒い箱の罠は確定で調べられますか?」
「ええ。『解錠』ではなくて罠の内容を確認するだけなら、リスクはないわ」
「凄い……シオリさんはそこまで『目利き』が高いのね。私は罠を解除する専門だから、目利きは1で止まっているんだけど」
メリッサの『目利き1』とはどうも用途が違うようなので、同じ名称の技能でも、職種によって効果が異なるということだろうか。名前が被ることは滅多にないとは思うが。
「罠の解除をする技能がなかなか取れなくて……次のレベルに上がる機会も当分無いと割り切って、『目利き』にポイントを振ったんです」
「そうだったのね……私は『目利き』のレベルを上げられなくて、罠の解除を確実に成功させる方向に進んだの。同じお店でも傾向は違うのね」
「事前に罠の内容が分かれば、魔物が出る場合は開封を後回しにするか、前に箱開けに参加してくれた人に声をかけようと思います」
「ええ、分かったわ。それじゃ……ファルマさんの前で少し恥ずかしいけれど。罠の鑑定をさせてもらうわね」
黒い箱を床に置くと、シオリさんはしずしずと着物の袖から扇を取り出し、舞うような手振りと共に技能を発動させた。
◆現在の状況◆
・『シオリ』が『目利き3』を発動
・『黒い箱』の罠鑑定 → 成功 罠:転移陣 転移先:?☆3宝物宮
「宝物宮……?」
「転移の罠自体は、木箱や赤い箱でも仕掛けられていることがあるけど……でも、行き先が普通の迷宮とは違う名称になっている。『宝物宮』なんて名前が表示されたのは初めてよ」
シオリさんもファルマさんも、今回の罠は見たことが無いらしい――しかし、エリーティアだけはその表示の意味を理解していた。
「これが木箱とも赤箱とも、黒箱が大きく異なる理由……それは、『箱の中にも迷宮がある』ことがあるのよ。『帰還』の巻物を持っていないと脱出できなくなるそうだけど、箱の中身よりも多くの宝が見つかることもあるらしいわ」
「……リスクが大きいな。もし『宝物宮』に魔物がいて、小手調べもできないほど強かったら、無事に脱出できるかは……」
「今までも黒い箱を開けて、手に入れたものに助けられてきたじゃない。放置しておくよりは、一度中の様子を見てみた方がいいんじゃないかしら……いえ、後部くんが安全策を取るべきだって言うのも分かるから、みんなで話し合わないといけないわね」
転移で他の迷宮に運ばれるというのは、いかにも罠らしいと言える。しかしそこに敢えて切り込まなくては分からないこともある―ーアリアドネとの出会いがそうだったように。
「星3つなら、私たちが入れるようになった迷宮と同じくらいですよね。どうやって星の数が決まってるのか分かりませんけど、ちゃんと準備して行けば歯が立たないこともないんじゃないですか?」
「私もそう思います。装備品を作って、新しい技能を取ってから、転移してみるのはどうでしょう……わざと罠にかかるのは危険だと思いますが、それでも得られるものは大きいはずです」
ミサキとスズナは揃って前向きな意見を出す。星3つの迷宮に入れるようになった初手で通常とは違う迷宮に入るというのも冒険ではあるが、危なくなったらすぐ脱出するという前提ならば、できれば潜入してみたい。
「『結界錠』を外す過程で、外した罠は別個に取り外すこともできるけど……そうしてみる? そうすれば、罠以外の中身は安全に取り出せるわ」
「そんなことができるんですね……じゃあ、その方向でお願いしてもいいですか?」
ファルマさんは頷くと、黒い箱に手をかざす――すると魔法陣が広がって、ホログラムのように結界錠が浮かび上がる。前回の結界錠は立方体の形をしていたが、今回は正八面体のような形をしていた。
結界錠は立体的な迷路で織りなされている――そこに魔力を通していくのが『解錠』だ。俺たちではとても真似できないことを、主婦然としたファルマさんがやってのけるのだから、毎回そのギャップに感嘆せずにいられない。
「こんなに難しいのは、私でも初めて……久しぶりの大仕事だから、丁寧に、最後までさせてもらうわね……さあ、行くわよ……!」
「噂の箱開け師の御業、拝見させていただきます」
シオリさんが真剣な眼差しを向ける中、ファルマさんは魔法陣の迷路に魔力を通す――少しも間違うことのできない一発勝負の迷路を、ファルマさんは熱っぽく身振り手振りを交えながら、見事に攻略していった。
◆◇◆
ファルマさんの解錠作業を手に汗握って見守っていた俺たちだが、箱が開いた瞬間、溢れ出す光で視界を奪われ――そして、床一面に金貨と装備品が散らばっている光景を目にして、全員で喜びを分かち合った。
ファルマさんの『解錠』は十五分ほどにも及んだので、その間集中を続けた彼女は汗びっしょりで、今はシオリさんの介抱を受けている。みんなも手伝おうとしたのだが、シオリさんは感動したと言って聞かず、ファルマさんに膝枕をして目を潤ませていた。
「はぁ……はぁ……ごめんなさいね、時間がかかってしまって……こんなに難しい箱を開け続けられたら、いつかまた『指先術』を上げられるかしら……」
「はい……きっとファルマお姐さまならできます。私もその影を踏ませてもらえるくらいに、これから精進を続けます」
気がつけばシオリさんのファルマさんへの敬愛がかなり深まっているが、同じ系統の職種ということで感銘を受けたということか。
「金銀財宝ざっくざくですよー! それに、女性ものの装備がたくさん……えーと、これってそういうことなんですよね……?」
「そうだな……『誘う牧神の使い』は、女性探索者を標的にするような性質を持っていたから」
「箱に入っているものは、その由来については問われることはないわ。あまり気にしすぎると、迷宮で手に入るものを何も使えなくなってしまうもの」
「ああ、使えるものがあったら使わせてもらおう。この大金だけでも、相当に有り難いといえばそうなんだが……」
このお金も、迷宮の階層からかき集められたものだとすると――倒されるまでの犠牲が多いほど、箱を開けた探索者の得るものが増える。何度も箱を開けておいてこう思うのも何だが、業が深いと思わざるを得ない。
「後部くん、どうする? まず、使えそうなものを集めてみましょうか」
「はい、お願いします。ファルマさん、取り外した罠はどうなったんでしょう」
「そちらに落ちている魔道具が、罠を取り外して分離したものです。起動方法については鑑定をすると詳細が分かりますので、そちらをご覧いただければ」
ファルマさんは上半身を起こして、魔道具の場所を指し示す。俺は足元に広がっている金貨をなるべく踏まないようにしつつ、魔道具に近づいた。
「マドカ、鑑定を頼んでもいいかな」
「はい、お願いしてもらえると思って準備していました」
言葉通りにマドカは金貨を袋に集めつつ、俺の近くに控えていてくれた。魔道具――手のひらに乗る大きさの、金属の枠の中に水晶球が入ったようなもの――を、慎重に拾ってマドカに渡す。
◆トラップキューブ【転移陣】◆
・使用すると【罠:転移陣 転移先:?宝物宮】を設置できる。
・一度しか使用できない。
(設置って……転移陣を設置できるってことか? 借り物の宿舎には設置できないし、ルイーザさんに設置場所を相談しないとな……)
「ありがとう、マドカ。これがどういうものかがわかったよ」
「どういたしまして。凄く綺麗な道具ですね、透明なガラスみたいなものの中に、魔法陣が浮かんでいて」
これが罠を道具化したものでなければ、部屋を飾る置き物にでもなりそうなのだが。何にせよ、特別な価値があることは間違いない。
しかし罠を分離するのはファルマさんの負担が大きいようで、前よりも疲労の色が濃い――今後も罠を道具化してもらえれば使い道があると思ったが、それは極力考えない方が良さそうだ。
◆◇◆
女性が使える装備品が多く見つかったのは、俺のパーティの構成を考えればまさに渡りに船というところだった。
しかし今の装備を交換して使えるものとなると、二つか三つ見つかれば僥倖だ――とも思っていたのだが。予想以上に多くの使える装備が見つかった。
「『マジックカード』なんて、私のためにあるような武器じゃないですかー。手品師さんなんて職業の人がいたんですかね?」
「きっとそうね、シルクハットも見つかったから……これは装備したい人がいないから、ひとまず取っておきましょうか。それとも後部くん、かぶってみる? 意外に似合いそうだけど」
「い、いや……他の装備とのバランスが取れないですからね。特殊な効果も……あれ?」
◆スパイダー・シルクハット+2◆
・『奇術師』が使用する技能の成功率が上昇する。
・『奇術師』の魔力最大値が上昇する。
・組み合わせによって性能が上昇する。
改めて見てみると、色々と効果がついている。現状では装備するべきメンバーはいないが、気になる点がいくつかあった。
「職業専用装備……『奇術師』の人が、職人に作ってもらうよう頼んだのね。汎用性のある効果がつくこともあるけど、これは『奇術師』専用になってるみたい」
「なるほど、そういうことか。他の職業に転用できればいいが……どうも、セットで揃えても戦闘用の装いって感じにならなさそうだな」
「『スパイダー』って、前に手に入れた破れたタイツとセットなのかしら……それで『奇術師』って、まるでショーか何かに出る衣装みたいね」
五十嵐さんは苦笑して言うが、もし強力な効果が出るとしたら、セットが揃ったときに誰かが装備する可能性もあるといえばある。
「シルクハットとタイツだけでも装備したら……あ、分かってます、さすがに私も恥じらいのある乙女なので、そんな本気で引いてる反応やめてください刺さります刺さります」
「装備するとしても揃ってからだし、『奇術師』専用じゃ意味はないしな。それより、他に使えそうな装備はあったか?」
「私の装備は、より強いものを探すのは難しいわね……アクセサリーもつけられる数には限りがあるから。でも、私以外はみんな使えるものが見つかったわよ」
エリーティアが言うように、数多くの装備品が見つかったが、魔石とルーンがなぜか一個もない――『宝物宮』に入れば見つかるということだろうか。
「『巫女』の装備が見つかるなんて思っていませんでした……それに、特殊な効果もついているみたいです」
「私の頭につける装備もあったし、シオンちゃんには星つきの武器が見つかったのよ。危険な効果もついてないし、これでもっと活躍できるわね」
「ワン!」
シオンが嬉しそうに吠えている――まだ装備はしていないが、五十嵐さんが持っている鉤爪のついた手甲が、シオン用の装備なのだろう。一通り鑑定した結果、以下の装備を新しく採用することになった。
◆キョウカの新規装備◆
・グロウゴールド・サークレット+2
・保護のネックレス
◆ミサキの新規装備◆
・バットレザー・マント+1
・スティール・マジックカード+2
◆スズナの新規装備◆
・シルク・シャーマンズクロース+2
・レザー・アーチャーズグローブ+1
◆シオンの新規装備◆
・★ビースティークロウ
・ハウンド・レザーベスト+1
◆マドカの新規装備◆
・マーチャント・グラス+2
◆メリッサの新規装備◆
・ライトスティール・エプロン+1
話には聞いていた『グロウゴールド』という新しい素材の装備が出てきたのも特筆すべき点だが、装備品が破壊されにくくなるネックレスが見つかったので、それは何度も破壊されている五十嵐さんに着けてもらった――『少し』破壊されにくくなるだけというのが気になるところだが。
俺の装備もあればと思ったが、『牧神の使い』は徹底的に男性探索者を狙わなかったということなのか、あいにく一つも見つからなかった。しかし『魔法銃』をコルレオーネさんから譲ってもらうことができれば、武器を更新できる可能性はある。
「…………」
そして忘れてはならないのが、テレジアの装備品だ。いくつか見つかった武器の中に、テレジアが使えそうなものが一つあり、防具も見つかった。
◆テレジア◆
・エルミネイト・ショートソード+3
・ライトシェード・スキニー・スーツ+2
「……後部くん、テレジアさんの外せないもの以外は違う装備に変えられると思うけど、そのぴったりした全身タイツみたいなものは……ちょっと問題があるんじゃない?」
「い、いや、そのまま装備させたいわけじゃありません。このスーツ、『光を通さない』って性質があるんです。それなら、『迷彩石』を使ったスーツの裏地にできるんじゃないかと思いまして……」
「もともと装備していた人も、たぶんその上から何か着けていたんだと思うわ。『スタントマン』か、『ダイバー』か何かだったのかもしれないけど」
エリーティアの言うとおり、確かにそのまま着たら、生地が薄すぎてボディラインがくっきり出てしまう。俺もそこまで配慮がないわけではないので、裏地として使えなかったら倉庫に入れておくことになるだろう。
「…………」
「ああ、今使ってる剣についてる魔石は外して、新しい剣に付けなおそう。テレジア、それでいいか?」
『風瑪瑙』がはめ込まれたショートソードを見ていたテレジアに聞いてみると、こくりと頷きが返ってくる。新しい剣も『ショートソード』ではあるが、素材がエルミナ鉄でできており、『+3』であるからなのか、同じ形ではなくより強そうに見える――魔石を入れるスロットの数も二つあるので、今までより一つ多い。
そして金貨が7583枚、銀貨が5874枚、銅貨が6960枚――もはやお金は使い切れないほどではあるのだが、重量が凄まじいので銀行に送ってもらうことにした。用途のない装備品については、『運び屋』を頼んで処分してもらうことにする。
シオリさんは『黒い箱』が開いたところを見たのは初めてだからか、感嘆しきりだった。ファルマさんは休んで回復したようで、俺たちを労ってくれる。
「お疲れ様でした、皆様方。今回見つかったものが、探索の助けになるようお祈りしています」
「ありがとうございます、ファルマさん。料金についてですが、通常料金以外にも出させてもらっていいですか」
「いえ、過ぎた報酬を頂いても使いみちがありませんので……子供たちのためにも蓄えはしておきたいと思っておりますが」
「希少な道具を他のパーティから金貨千枚で購入したりもしたので、それ以上のものを得られているんですから、二千枚はお支払いしたいんですが……」
「まあ……アトベ様、金貨二千枚というと、私たち一家が何年暮らせる金額だと思われますか? 駄目です、そんなに頂いたら私なんてすぐ怠けてしまうんですから」
彼女はそう言うが、きっと俺がそんな額を支払っても、子どもたち――エイクとプラムに、立派な母親の姿を見せ続けるのだろうと思う。
これからもファルマさんに箱開けを頼みたいので、しっかりした報酬を払いたい。しかし、前回は百枚だったが、今回も二百枚までしか受け取ってはもらえなかった。
「アトベ様、これだけ頂いて恐れ多いのですが……一つ、お願いごとをしてもよろしいですか?」
「はい、何でも言ってもらって大丈夫ですよ」
ファルマさんはシオリさんと顔を見合わせて笑う。休んでいる間に二人で何か話していたようだ。
「その……滞在期間を念のために二日で取ってしまいましたので、明日も七番区で過ごす予定なんです。子どもたちのお土産を明日買いに行くのですが、今日の宿泊先をまだ決めていなくて……」
つまるところ彼女の希望は、俺たちの宿舎に『お泊まり』をしたいとのことだった――みんな一も二もなくOKの返事を出し、俺はベッドの数が足りなかったらソファで寝ようと覚悟を決めるのだった。
※いつもお読みいただきありがとうございます、更新が遅くなって申し訳ありません!
次回はできるだけ早めに投稿いたします、今しばらくお時間をいただければ幸いです。
※この場をお借りしてお知らせをさせていただきます。
明日8月10日に「世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~」3巻が発売されます!
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よろしければ書店様、ネット書店様でチェックをいただけましたら幸いです!




