旦那ちゃんと嫁ちゃんのほりでーショートショート
豪華八本立て(笑)。
・旦那ちゃん握りっぺ返しをされる
旦那ちゃんはほくそ笑む。
お腹の中で熟成され、完全にねまった屁。
こやつを嫁ちゃんに届けたい。
是が非でも!
ズボン、パンツを越えて、直に尻穴に右手を添える。
恐怖の生屁である。
「あとは出すだけだ!屁が出る3秒前1、2、3!」
ぶりぶり〜ばふっ!
ガスの感触が手に集まる。
「ちょっ、旦那ちゃん 身がでたんじゃないの」
そんな嫁ちゃんの言葉も聞かず、旦那ちゃんは、屁が充満した手を握りしめ、行動へと移す。
「食らへっ!」
ぱしっ!
「だにぃ!」
右手を両手で掴まれた旦那ちゃん。
「何をする気だっ!」
嫁ちゃんは、力を入れグイッと旦那ちゃんの顔に右手を向ける。
そして鼻元でリリース。
「ぐへっ!」
自らのスーパーなガスにやられる旦那ちゃんであった。
ちゃん、ちゃん。
・汗まみれ旦那ちゃんのいたずら未遂
暑い夏の盛り。
仕事から帰った旦那ちゃんは、汗でぐっちょりベトベトの服を脱ぎ捨てる。
キラリンと閃いた。
自らT シャツのスメルを嗅ぐ。
「うーん、グッツ、スメル」
そろりそろり。
デススメルなTシャツを握りしめ、夕飯の準備をする嫁ちゃんの元へ。
「今だっ!食らへ」
「まるっとお見通し!」
両手を掴まれた旦那ちゃんは、リバース返しをされる。
「ぐはっ!」
旦那ちゃんは自らの香しい匂いに悶える。
「あー、くさい、くさい!」
と、嫁ちゃんしてやったり。
「旦那ちゃんの匂いだぞ。昔は臭くないって言ってくれたじゃないか」
「いつの話よ。昔は昔。今は今。くさいはくさい」
「・・・ふえーん」
ちゃん、ちゃん。
・そして男は全裸となる
汗まみれの旦那ちゃんは脱衣所で全裸となる。
そう生まれたままの姿なのだ。
裸族。
それは人を解放させる。
「うへへへ〜」
と、再び嫁ちゃんの元へ。
「くさいって」
「くさいって言うな、モロだけにモロたで」
「めんどくさ」
「そりゃないぜ〜嫁ちゃーん」
「そりゃ」
チーンと金的が旦那ちゃんにヒットする。
「俺とお前の大事な息子を・・・」
「そんなしょんぼりな息子はいらないわ」
「ふえーん」
チーン。
ちゃん、ちゃん。
・乳首立つ旦那ちゃん
着替え終わった旦那ちゃんはTシャツ短パン姿で夕涼み。
ガシッ!
突然、掴まれる旦那ちゃんの乳首。
「なにするだ!」
「なに!おっ立ててるのよ。このビンコ立ち乳首」
「これ平常運転。知ってるしょ」
「知らないわよ。この変態っ!」
「違うって」
「Tシャツから透けてるわよ」
「だから、生まれつき」
「この変態どすけべ」
「人の話聞け〜!」
ちゃん、ちゃん。
・ハゲデレラ、ハゲテレラ
深夜0時を回りました。
「旦那ちゃん もう0時よ。仕事でしょ。早く寝たら」
「うん、ワシ寝る」
旦那ちゃんはスマホを充電器に繋げ、布団へと潜ります。
「もう0時だもんね。シンデレラはもう寝なくっちゃ」
「・・・誰が?」
「旦那ちゃんは、シンデレラよ」
「・・・あっ、ハゲデレラ」
「違うわい。ほら、ガラスのヅラを階段に置いていくから、あなた見つけなさいね」
「?」
「ま、透明だから見えにくいかもね」
「はあ」
「なにか言いなさいよ〜」
「ハゲデレラ、ハゲテレラ」
「・・・なんですと」
ちゃん、ちゃん。
・同世代
旦那ちゃんはYouTube動画を視聴中です。
「ちょっと音、下げてうるさいよ」
嫁ちゃんは言います。
すると、
「懐かしくない?」
「なにが?」
「ほらほら〜」
「あっ知ってるCMの曲でしょ」
「そうそう。小林亜星さんの」
「パッとサイデリアやこの木なんの木・・・カールおじさん、チェルシーも!いろいろあるのね」
「うん。あなたにもこのノスタルジーあげたーい」
「いらなーい」
「そっ、そんな・・・」
ちゃんちゃん。
・ブームは戻る?
「薬屋の◯とりごと」のアニメ放映が終わり、しばらくロスしていた嫁ちゃんでしたが、今度は「スパ◯ファミリー」に関心が戻ったようです。
またアニメが始まるということで、ティーバーで過去作を視聴出来るといことで、数日に分けて観終わりました。
で、ゆっくり解説の方も少々、どうやらまたハマっているようです。
ブームは戻るのか、そう思った旦那ちゃんは、
「薬屋のあとはスパイファ◯リーですか」
「そうだよーん」
「ふーん」
「だって、アーニャが可愛いんだもん」
「どうでもええけど・・・」
「何?」
「よかったら、ワシのお話も」
「読まなーい。賞とったらね」
「・・・・・・」
ちゃん、ちゃん。
・策士?嫁ちゃん
朝ドラの「あんぱん」が終わりました。
「あ、もう終わったんだ」
と、たまに観てた旦那ちゃんはいいます。
「そう」
「内助の功って凄いよね」
「ねー、ところで、いつ賞とるの?」
「明日」
「ふーん、つまんないね」
「さよけ・・・そうそう、ほら、こういうのって支えてくれる嫁さんあってのものじゃないかな」
「・・・支えてるじゃん」
「そうだけど、話を読んでくれて感想や意見してくれたり・・・」
「ノンノン、いいですか、旦那ちゃん、私は読まないことで、あなたに発奮を促しているのです。それがやがて実り賞をとる。そうなれば、嫁ちゃんにいつか読んでもらいたいと頑張って書いたと、賞をとった時に美談になるじゃないですか」
「・・・ん、多分、じえったい、そうじゃないよね」
「ノンノン、旦那ちゃんがじゃなくて、周りがどう思うかであって、そういうことにすればいいじゃない・・・ね」
「・・・ねって」(汗)
ちゃん、ちゃん。
でも、ふと、旦那ちゃんは思いました。
「それって、あるのか?アリなのか」
それはあなたの心次第っ!
なんちて(笑)。
めくるめく旦那ちゃんと嫁ちゃんの世界。
合言葉はこれフィクションかも〜(笑)。




