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第二百九話

 とりあえず惑星サイズのゾークは置いてっと。

 嫁ちゃんに丸投げ。

 偵察してくれるって。

 でもこれがきっかけだった。

 俺が惑星級ゾークの存在を主張した。

 それは思ったよりも大きく扱われた。

 国の上層部から、ゲーミング坊主の偉い人、仲間の軍までもこの世の終わりが来たレベルで会議を開始。

 遠征軍の編成が決定された。

 どうやら俺の能力の情報は共有されていたようだ。

 でもね、いつとは言われてないのよ。

 トマスみたいに勢いだけで遠征するにもいかないだろう。

 俺たちを中心に遠征軍を編成するようだ。

 トマスの時は遠征を発表しても市民の反応はよくなかった。

 誰も期待してなかったのだ。

 でも嫁ちゃんが発表したときは熱狂的な支持を受けた。

 そりゃねえ。

 戦争上手で、あっと言う間に景気を良くして、それでいてビースト種などの弱者に優しい。

 婿は侯爵家出身だけど、兄の現侯爵は農業惑星の村長さんのノリだ。庶民の生活を理解してる。

 間違っていないが過剰評価のような気がする。

 で、今、トマスとサイラスの義兄さんたちがやって来ていた。

 自分たちの軍を連れて。

 さっそく二人は俺の家でくつろぐ。

 連れてきた軍も適当にビーチで遊んで……訓練していた。

 軍の駐屯地の宿舎も完成したし、受け入れは完璧だ。

 なので俺たちも特にやることもなくダラダラ……するわけがない。

 この人数が集まったのだからシミュレーターのお時間だ。

 人数が増えれば増えるほど地獄になるシミュレーターだ。

 この人数でやったらどうなるか興味あるだろ!


「あ、レオくん悪いこと考えてる」


「妖精さん……この人数でシミュレーターやっちゃお?」


「……興味あるけどさー」


 ということで全員でシミュレーター。

 仮想現実勢が多いけど気にしない。

 なんでもトマスのところの兵はソロで30秒は生きられるらしい。

 素晴らしい!

 よし全員でマルチだ!


「ぎゃあああああああああああああッ!」


 開始直後悲鳴が響いた。

 ミサイルのお迎え一斉ファイアーでトマス勢力の半分が死亡判定。

 サイラスのところも七割損耗。

 俺たちはまだ大丈夫。

 全員生存してる。

 エディの立ち回りがうまくなってる。

 ケビン、ニーナ組も容赦なく敵を葬る。

 俺たちはガンガン敵を倒していく。

 いつもの数倍でも立ち回りは同じだ。

 敵の攻撃をかいくぐり、敵を盾にしながら隙を見て倒す。

 ミサイルはよく見て避ける。

 自動回避は使わない。

 直感を信じてマニュアル操作した方が回避確率は高い。

 プラズマ砲の総攻撃が来る。

 だがこんなものはデスブラスター一斉掃射に比べたらぬるい!!!

 俺たちは避けていく。

 ここでサイラス軍が全滅。

 すぐにトマス軍とトマス専用機の撃墜が報告される。

 俺たちもいつもの倍以上の敵を相手にしていく。

 敵を倒していくがここで最後のゲームレベルに。

 リニアブレイザーの集団が……いつもより大増量でお出迎え。

 最初のデスブラスターで俺たちの半分が撃墜。

 ケビンとニーナさんもここで脱落。

 二人の機体ではデスブラスターを避けるのは難しい。

 俺たちは半分のリニアブレイザーを倒す。

 だけどデスブラスターの第二波で撃墜。

 ここで俺たちも退場。

 うーん、あとちょっとでクリアできそうな気がする。


「はっはっは! いつもより長生きできたね!」


 トマスは喜んでた。

 サイラスは自分の兵の訓練プランを見直すことにした。

 で、俺はと言うとみんなで会議。


「みんなでこの地点に避ければいいんじゃねえか?」


 エディが主張したけど、ケビンやニーナさんには難しい。


「ぼく達には無理かなあ」


「無理よねえ」


 ですよねー。

 ケビンとニーナさんが生き残れば攻撃力的に勝利できるはずだ。

 つまりケビンとニーナさんの生存優先で。

 すると人型戦闘機組が犠牲になる可能性が上昇する。

 戦闘機組が減るとやはり攻撃力が落ちて負ける可能性が上昇し……。


「うーん……バランスが難しい」


「だからね、バランス調整してねえって何度も言ってますがな!!!」


 妖精さんがツッコんできた。


「妖精さん……なんか行ける気がするのよ。あとちょっとでクリアできそうな気が」


「気のせいだっつーの!!! できてねえって言ってんですっての!」


「えー……」


「レオくん……落ち着いて聞いてください。もはやレオくんとみんなは600年間のエースパイロットよりも上なんです。人類の到達点に近い存在なんです」


「はっはっはー、またまたー。俺なんかまだまだですよ~。格闘術でもピゲットのおっちゃんにも勝てませんし」


「いやあの化け物を本気にさせてる時点で人外なんですって! ピゲットさん、今の帝国軍の近接戦闘で最強ですからね! レオくん、万能型なのにあとちょっとで勝てそうなんですから! そもそもピゲットさんとスパーリングするとき喧嘩殺法も薩摩殺法も使わないでしょ!」


「だっておっちゃん、小細工すると倍返しにしてくるんだもん!」


「だからそれは前の話でしょ! 今やれば勝てますっての!!!」


 ないない。


「だってさ、おっちゃん前みたいに何度もスパーリングしてくれないし」


「だーかーらー! ピゲットさんも体力の限界なんですって!!! ピゲットさんも体力の全盛期すぎてるんですから!!!」


 なんにせよ、もうちょっと強くならねばね。

 はっはっはっはっは!


「ぜんぜん伝わってねえ……だめだこの人……戦闘だけ鈍感系主人公だわ……」


 妖精さんがスねて横を向いてしまうのだった。

 それでさ、それでさ、妖精さんが言ったのよ。


「あまり対帝国軍に特化してもよくないのでゾーク版作ってみました。こっちも試してくださいね」


「いまからやるー! みんな! 集合!!!」


「今まで遭遇した敵だけですからね! これだけに特化すると新種に対応できなくなるかも。注意してくださいね!」


「はーい!」


 こうして俺たちは訓練をしまくるのだった。

 訓練楽しい!

 書類仕事死ね!

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> 「レオくん……落ち着いて聞いてください。もはやレオくんとみんなは600年間のエースパイロットよりも上なんです。人類の到達点に近い存在なんです」 このシミュレータの始まりは、 500年前のエースパ…
常にレオが勝てない相手に挙がるピゲット少佐。 やはり人類最強じゃったか。
訓練娯楽w
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