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おまけ おっさん、鉱毒問題を片付ける

 今回は、鉱毒の汚染だ。

 結構深刻な問題だ。


 3人に相談する必要はない。

 ダンジョンを作って汚染された物を流し込めば良い。

 だが、その作業にあたる人は病気になるだろうな。

 ダンジョンのドロップ品は解毒ポーションだな。

 ボスのドロップ品はエリクサーかな。


 駄目だ。

 現地住人に鉱毒が危険などという意識がない。


 平均寿命の統計なんか取ってないからな。

 やっぱり3人の助けが必要だ。


助手(アシスタント)、来いアルマ、エリナ、モニカ」


「はいな」

「来たわよ」

「闇の底から参上」


 現状を説明した。


「ダンジョンまで鉱毒に汚染された水の水路を作るのは難儀やね」

「めんどくさいとやらないが基本だから」

「快楽には抗えない」


 利便性ね。

 何となく方向性が見えた。


 究極に便利な鉱山。

 鉱山をダンジョン化してしまえば良い。

 出てくるモンスターは鉱石を見に纏っている。

 倒すと鉱石が手に入る。


 ここでダンジョンに死骸を持って行くと、金属のインゴットにしてくれる施設だ。

 これなら鉱毒は、ダンジョンが吸収する。

 他所から運びこまれた鉱石もこの施設で精錬できるようにする。


 モンスターを倒す手間はあるが、精錬の手間は要らなくなる。

 炉の発展とかを阻害しそうなダンジョンだが、構うものか。


 炉の発展をと言われたら、また何か考えるだけだ。

 鉱山がダンジョン化された。


 最初の敵はロックゴブリンだ。

 鉱山で働く人はつるはしでそれを倒した。


「いつから鉱山はモンスターの巣窟になったんだ」


 ここで俺登場。


「俺もさっき遭遇して驚いた。死骸を片付けるのにちょうど良い場所があったから持っていったら、金属のインゴットが出て来た」

「その場所を教えろ」

「おう坑道の入口近くだ」


 モンスターを倒した人が次々に死骸を精錬施設に入れる。

 インゴットを貰ってホクホクだ。

 鉱石には微量の金や銀、ミスリルなどの魔導金属も含まれる。

 この精錬施設はこれらも抽出する。

 そういう貴金属は米粒より小さいがな。

 みんなそれを見過ごした。

 この金属の粉は公害の要員にもなるな。


 貴金属はポイント制にした硬貨ぐらいの塊になったらまとめて払ってやるか。

 ポータルの機能で、魔力波長から人を識別する機能がある、からちょうど良い。


「俺は死骸を何百体と持ち込んだらこのコインが出た」


 鉱山ふもとの酒場で貴金属のコインを見せる。


「うほっ、ミスリルじゃないか」

「きっと神様が頑張ったご褒美にくれたんだよ」

「俺もモンスター退治がんばるぞ」


 何百もモンスターを倒すと貴金属のコインが貰えると噂が立って、実際に貰えた人も出て来た。

 レアアースなどを消してしまうのは惜しいのでかなり下の階層に宝物庫を作った。

 レアアースの価値が分かるようになったら開く仕掛けだ。


 毒はどうしよう。

 ヒ素みたいな奴も文明が進めば利用価値があるんだよな。

 毒の宝物庫も作るか。


 ダンジョンの攻略は進んでない。

 下の階層に行ってもモンスターが強くなるだけで、金属インゴットの実入りはそんなに変わらないからだ。

 別にダンジョンを攻略してほしいわけじゃないが、せっかくモンスターを設定したのだから楽しんでほしい。


 貴金属のインゴットでもドロップさせたら目の色を変えるんだろうな。

 だが、埋蔵量という物がある。

 無限に貴金属は出せないので、安売りはできない。


 鉄製品のドロップ品を用意した。

 鉄なら腐るほどある。


 文明の衰退に拍車が掛かるような気もするが仕方ない。

 何かを優先すれば何かは切られる。

 全てを満たすなんてことは滅多にできない。

 酒場で噂を聞く。


「鉱山がダンジョンになって良かったよ。たまに貴金属のコインが貰えるのが良いよな」

「俺はドロップ品の武器をコンプリートするぞ」

「おう頑張れ」


「ダンジョンができてからふもとの水が美味くなった。なんか体調も良いんだよな」

「解毒ポーションのせいじゃないか。あれ美味いから、出たら飲んでいる」


 解毒ポーションは美味くした。

 気軽に飲ませるためだ。

 こんかいはめんどくさいを徹底的に排除する方針だ。


「税金が高い」

「そんなの貴金属のコインが出た時に誤魔化しゃいいだろう」

「身体検査の魔道具を使ってやがるから駄目だ。捕まった奴が何人もいる」


 税金はしょうがないな。

 ダンジョンに来る者が減ったらその時に考えよう。

 俺はめぼしい鉱山をダンジョンに変えてこの世界から去った。


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