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レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされた俺は大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ。なんとしても元の世界に俺は帰る~  作者: 喰寝丸太
第2章 ダンジョンマスターざまぁ編

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第53話 おっさん、聞きまわる

 ダンジョンコアでカメラ機能を使うと飽きがこない。

 色んなドラマがあるからな。


 俺は二人の冒険者に密着する事にした。


「なぁ、この農薬ってのは何で出来ているんだろうな」

「毒薬らしいから。毒草から作られているんじゃないか」


「でもエリクサーの作り方も不明だろ。ドロップ品の大半は作り方不明だ」

「神が作っているのか。はたまた邪神か」


「邪神なんじゃないか」

「それにしては親切だよな。アンデッド退治の道具がドロップ品で出て来るとはな」


「ほら、スケルトンのお出ましだ」


 二人は噴霧器を噴射。

 スケルトンを溶かした。

 二人はホクホク顔で魔石を拾う。

 一階層でこの顔って事はこいつらは駆け出しだな。


 二人が部屋に入る。

 そこにはスケルトン10体が待ち構えていた。

 あーあ、こいつら死んだかな。

 レスキューしてやるか。

 怪我を負わないうちにレスキューするといちゃもんを付けられる場合がある。

 俺は重傷でない冒険者は助けない事にしている。


「おい、どうする」

「逃げるぞ」


 だが、回り込むスケルトンがダンジョンコアを通じて見えた。


「くそっ、奥の手を使うぞ」

「おう。食らえ、しゃがんでー、からのー、足払い」


 しょぼい、奥の手がしょぼい。

 しゃがんで目一杯足を延ばして足払いとは。


 だが、効果は抜群だったようだ。

 スケルトンは薙ぎ払われた。


「今のうちだ」

「おう」


 二人はミニモンスターハウスから逃げ出せたみたいだ。


「紫外線ライトほしいな」

「ああ、あれがあればな」


 俺は二人が行く先で待ち構えた。


「よう」

「新人狩りか」

「相棒、気を付けろ。強者の気配がする」


「やるよ」


 俺は紫外線ライトを投げ渡した。


「おっとっと。これって、紫外線ライトじゃないか。くれるのか」

「ああ、やるよ。人を探していてな。リオットという名前で、目的の為なら殺しも厭わない奴だ。知り合いの仇なんだ」


「分かった。見かけたら知らせるよ」

「俺はムニ。よろしくな」


 似顔絵を一枚渡した。

 人探しは人海戦術に限る。

 恩を売っといて手足に使う。

 こうでもしないと情報は集まらない。


 俺はアルマを連れて冒険者ギルドの酒場に出向いた。


「お湯をくれ。それとパンだ」

「はいよ」


 カップ麺にお湯を注ぎ、しばし待つ。


「これこれ、この香りやわ」

「食欲をそそる匂いだからな」


「おっ、兄さん、なんか美味そうな物を食ってるじゃないか」


 匂いに釣られて冒険者が声を掛けて来た。


「なんなら、お前も食うか」

「悪いな。いくらだ」


「無料でいい。実は人を探してる」


 俺はカップ麺と引き換えにリオットの情報が何かないか尋ねた。

 ぞくぞくと集まってくる冒険者。

 俺は集まって来た冒険者にカップ麺を渡して話を聞いた。


 カップ麺一つで情報を得られるなら安いものだ。


「有力情報が集まらへんね」

「いきなり当たりは引かないだろう」


 不思議だ。

 情報があまりもない。

 ギルドには立ち寄らなかったのか。


「カップ麺ご入用の際は、ムニ商会をよろしゅう」


 アルマが宣伝している。


「ここにも支店を作るのか」

「はいな。作ります」


「じゃ、今後、品物は支店の方に預けるぞ」

「そうやね。そうして貰えると助かるわ」


「あの」


 少年が話し掛けてきた。


「なんだ。カップ麺が欲しいのか」

「欲しいです。そうじゃなくて。探している人を見ました」

「どこだ」


「この街で一番高級な宿に泊まっていました」

「なんで知ってる」

「その宿の掃除をしてる人間の大半が風邪をひいたので、依頼がギルドに出てて。それで掃除に行きました」

「今もその宿に?」


「昨日、慌ただしく出て行きました。廊下で掃除してたので良く覚えています」

「ちっ、逃がしたか」


 高級宿じゃ宿帳は見せて貰えないだろうな。

 だが、手掛かりは掴んだ。

 高級宿に泊まったって事は、高ランクか、金持ちのボンボンだ。


 ギルドで目撃情報が無かったのは、手下を使っていたからだろう。


「そいつらは、何人ぐらいの集団だ」

「ええと、宿に泊まっていたのが5人。取り巻きが10人ぐらいです」


 15人でこのダンジョンに来てたのか。

 大所帯だな。

 少なくても3パーティか。

 似顔絵に大人数で立ち回っているとの情報も加えておくか。

 そうだ。

 他のダンジョンを支配下に置いたら監視の目を増やせないかな。

 やってみるか。

 ダンジョンコアまで簡単に辿り着けるダンジョンで実験したい。

 じゃ、スライムダンジョンに行ってみるか。


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