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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十章 海辺でバカンス
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58 海辺のリゾートへ行きたい

「だからさぁ、そこに魔将が居る可能性が高いんだって、魚介魔将だ、知ってる?」


「おぉ、ゆうしゃよ、わしは別に反対せんぞ、もし居なかったらその辺で遊んでくるが良い」


「しかし王よ、そのような定かでない情報を元に勇者を国外へ出すなど、軍事行動と取られかねませんぞ!」



南方の漁村、トンビーオ村に魚介魔将が居そうだとの情報に基づき、俺は王宮に旅費を集るために王の間へ来ている。

駄王は特に反対する様子は無いが、堅物のババァ総務大臣が喰らいついて離さない、入れ歯が取れても知らんぞ。


「なぁ総務大臣、どうしても俺達の行動を止めるというのか?」


「ああ、今回ばかりはさすがに止めさせて貰うぞ、いくらなんでも動く根拠が曖昧すぎる、もっと確定的な情報を得てからでも遅くはあるまい」


「では俺は貴様の息の根を止める」




「……どうしようもない奴じゃな、わかった、降参しよう、ただし国からやるのは小遣いじゃ、魔将討伐で無くただ遊びに行くという体で動いて貰うぞ」


馬鹿め、元から遊びに行くつもりだ。

魔将なんかどうでも良いんですよ、俺は海鮮が食べたいの、そしてカレンが伝説の爪を欲しがっているの、それ以外にそんなところへ行く理由は無いのだよ。



「おぉ、ゆうしゃよ、そなた達は馬車は持っておるであろう、行き帰りの宿と、それから現地での滞在先を用意しておけば良いな?」


「あと食費も頼むぜ!」


「全く、王も勇者もどうしようもないの、旅費は明日マリエル王女殿下にお渡しすることとしよう、そなたに渡すと何に使うかわからぬのでな……」


それはマリエルも同じだと思うが? というか純真な異世界勇者と王位簒奪未遂の凶悪犯罪者、どちらを信じるとべきだと思っているのだこの総務大臣は。



「そういうことであれば明日はマリエルが来るから、準備して出発するときにはまた連絡するよ、そのときは伝令兵を使えば良いよな?」


「うむ、ゆうしゃよ、行ってくるが良い!」



これでトンビーオ村へのバカンス旅行が確定した。

気が向いたら魔将も探してやろう、適当に始末してからさらに遊ぼう。


ホクホクの俺はリリィに乗って王宮を後にする、皆に良い報告が出来そうだ。



※※※



「というわけでマリエルは明日王宮へ旅費を受け取りに行ってくれ」


「わかりました、出発はいつにしますか?」


「準備があるからな、明後日かその翌日ぐらいだろう」


準備と言っても今は冬だ、海水浴をするわけではない。

せいぜい着替えと、それから今回は初めて自分達で馬車を使うからな、馬用の食糧を確保しておかなくてはな。


「ジェシカ、御者の方は大丈夫か?」


「任せてくれ主殿、かならず上手くやってみせよう!」


「のろまだったら馬ではなくお前に鞭を入れるぞ」


「そうか、試しにちょっとやって欲しいのだが……」


後でやってやると告げ、マーサに馬の様子を聞いてきた、食糧もストックがあるし、問題は無いようだ。

トンビーオ村までは馬車で2日半ぐらいだそうな、そこから長期滞在するとして、今回は屋敷の守りをどこかにお願いしないとだ、また埃だらけはイヤだからな。



「ご主人様、旅の間地下牢の2人はどうなさるおつもりですの?」


「そうだな、王宮から超ドS看守を3人ぐらい借りれば良いであろう、なるべくキモくて臭そうな奴をな」


「でしたらそろそろレーコも封印を解いてあげるとよろしいのですわ、どうせ地下牢から出てくることは出来ませんし」


「そうだな、だが念のため精霊様に凄い結界的なものを作ってもらおう、万が一でも屋敷からは出られないようにな」



温泉に浸かって酒を飲んでいた精霊様を引っ張り出し、レーコが脱獄出来ないようにするための不思議なお札を作って貰う、頼んだらちゃちゃっと完成させていた。

さすがは異世界である、もう何でもアリだ、実に都合が良い。


「ユリナ、レーコをあの木札から出すにはどうしたら良いんだ?」


「簡単ですわ、封印している物を破壊すれば良いだけですの、つまり、あの木札を割れば良いのですわ」


「そうか、でもさすがに中に入って行きたくはないな、マリエルの槍なら檻の隙間から届くであろう、ちょっと呼んで来る」


マリエルを呼んで地下牢へと向かう、レーコとギロティーヌはお喋りに夢中で俺達が来たのに気が付かないようだ。

エッチな話をしているようだったので、しばらく聞き耳を立てておく……


ユリナに殴られた。



「おいレーコ、お前に話がある、正座して聞け!」


『あの……出来ませんが?』


「そうか、てかお前どういう姿勢でそこに入っているんだ?」


『それはもうぐちゃぐちゃに折り畳まれて、一切身動きが取れません、正座でも何でもしますから出して下さい』


「良し、今からお前を外に出す、絶対に逃げようとするなよ、逆らったら今度は米粒に封印するからな!」


『わかりました、絶対に大人しくしますから、早く、早く出して下さい!』


「マリエル、やれ」


マリエルが槍で木札を突く、パッカリ割れたそれから、もやもやと煙のようなものが出て来る。

やがてそれは聖都で見た貧乳魔将レーコの姿となった。


『はぁ~、やっと出られました、異世界勇者様、もう私は姿を消したり出来ないので安心してください、魔力を奪えば物理も有効ですから、触ってみます?』


「それは良いがお前ちょっとカビ臭いぞ、あと触ってみる程のおっぱいがどこにあるというのだ?」


『それはあの木札に入れられてジメジメしたところに保管されていたからです! 本来はもっとフルーティーな香りがするんですよ! あと胸のことは言わないでください……』


「今からちょっと洗わせよう、あとギロティーヌもちょっと埃っぽいな、ついでに洗ってしまおう」


とはいえここに精霊様を呼んで水をぶっ掛けて貰うわけにはいかない、地下だから排水できないしな。

仕方が無い、触ることが出来るというのであれば魔力を奪う腕輪を嵌めさせて風呂へ連れて行こう。

2階に置いてあった腕輪を取り、再び地下牢へ降りる。


「レーコ、ちょっと右でも左でも良いから手を出してみろ、そうだ、そのまま待ってろよ!」


『何ですか? あら、この腕輪自体に魔力が持っていかれる仕組みなんですね』


「そうだ、外に出してやるから付いて来るんだ、湯で洗ってやるから有難いと思え」




庭に出るとちょうどミラが洗濯をしていた、他のメンバーも買い物に行っているセラ以外は外で何やらやっている。

ミラにはレーコとギロティーヌの服も洗って貰いたかったのだが、実体化していても幽霊は幽霊らしい、レーコの姿を見たミラは気絶した。


ちなみに言うとルビアとジェシカも怖がってしまった、2人共漏らしまくりである。

一方、なぜかカレンだけは『触ることが出来る』というだけで怖くはなくなるらしい。


「じゃあマーサは2人の体を洗ってやってくれ、ユリナとサリナは服の洗濯な」


「私も一緒に入って良いかしら? ちょっと畑で汚れちゃったわ」


「そうしておけ、馬の世話もしていたんだろう、そのまま屋敷に上がるなよ、着替えとタオルを持って来てやるからな」


「了解で~す、服の匂い嗅いだりしたら殴るからね」



俺とマーサのやり取りを見たレーコは目を丸くしていた。

マーサは魔王軍の幹部として最初に王都を攻め、勇者に破れて捕らえられていたところまでは元々知っていたはずだ。

で、それがこの態度である、どう考えても捕まっている奴のものではない、訳がわからないであろう。



仲良く風呂に入る3人をニヤニヤしながら眺めておく、眼福である。

ユリナに洗い桶の水を掛けられた、寒い……


3人の着替えを取って来るついでに俺も風呂に入ろう。




「ルビア、ジェシカ、俺は風呂に入るけどお前らはどうする? おもらししただろ?」


「ええ、パンツを洗ったら入ります、でも……」

「私もそうさせて貰いたいが、レーコ殿が怖くてな……」


「安心しろ、もう害は無いはずだ」



それなら、ということで3人で風呂にお邪魔する。

レーコは必死で胸を隠している、だがその必要は無いはずだぞ。


「そうそうご主人様、私も御者を手伝うことになりました、ジェシカちゃんと交代で当たります」


「おいルビア、お前、事故とか起こすんじゃないぞ、大丈夫なのか?」


「問題ありませんでしたよ、元々馬関係は実家の都合で慣れていますから」


「でもあの馬車はかなり大きいぞ、操車を試してみたのか?」


「ええ、さっきやってみました、最初は曲がり切れなくて外壁を少し崩してしまいましたが……」


「貴様、今何て言った!? 外壁を崩しただと?」


「ええ、拙かったでしょうか?」

「主殿、それなら私も2回程やってしまったのだが……」


「うむ、後で確認しておく、覚悟しておけ!」


外壁はまだ良い、だが路上での物損事故だけは勘弁してもらいたい。

この世界には損害保険が無いのだ、対人対物無制限ではないのだぞ!




「ただいま~……ってあれ? この光景が理解できないわ」


「どうしたセラ、遂に目で見たものも把握できない程に知能が低下したのか?」


「そうじゃなくて、まずレーコちゃんがここでお風呂に入っているのはどうして?」


「封印を解いたらカビ臭かったんだ、洗っているんだよ」



「なるほど、で、壁が崩れて馬車が傷になっていたのに、ジェシカちゃんが叱られていないのはどうして?」


「それは俺も今知ったところなんだ、セラは見たのか? どんな感じだった?」



セラ曰く、馬車の傷は分厚い装甲により大したことはないという。

だが外壁の角が3箇所、無残に崩れ去っているそうな、修繕が必要なレベルらしい。




とりあえず風呂なんぞに入っている暇では無いということがわかった。

レーコ達のことはマーサに任せ、急いで上がる。

ルビアとジェシカも連れて外壁の様子を見るも、すぐに目を覆ってしまった、酷い状態だ……



「ユリナ、洗濯しているところを悪いが、土魔法で外壁を補強しておいてくれ」


「はいですわ、ジェシカがやらかしたのは私の責任でもありますから、しっかり修理しておきますの」


「頼むぞ、さて、2人は俺の部屋へ行こうか、セラは処刑を手伝ってくれ」


俺がルビア、セラがジェシカをくすぐり倒す、明日までにこの2人が事故、とりわけ人身事故だけは起こさないように練習させる必要があるな。

幽霊関係は片付いた訳だし、明日シルビアさんを呼んでしっかりとした操車を教えて頂こう。

床に転がってピクピクしていたルビアに頼み、用件を伝えに行って貰った。



「ジェシカ、やってくれましたわね、外壁を3箇所も崩すなんて!」


「ユリナ様、1箇所はルビア殿が……」


「問答無用! お仕置きですわ!」


ユリナの放った水魔法がジェシカの顔にぶっかかる。

どうして室内でそういう事をするのだね君は?


ユリナの尻尾には強力クリップをプレゼントしておいた。



「明日はシルビアさんと一緒に操車の練習だ、セラ、他のメンバーにも一応見ておくように伝えてくれ、センスがある奴が居るかも知れないからな」


「わかったわ、まぁ、あまり期待しないほうが良いわね、スキルが得られる訳でもないし」



そうか、この世界の人族が得られるスキルは原則1人1つ。

魔族やドラゴン、そして精霊の連中や、異世界人である俺ぐらいしか、新たに馬車用のスキルを獲得することは出来ない。

つまり、ルビアやジェシカが練習したところでそこまで上手になることはあり得ないということか。


外壁の更なる崩壊と、道中の構造物および人命が心配である……



「ただいまぁ~、ご主人様、明日お母さんが来てくれるそうですよ」


「おう助かる、しかし早かったな、もう行って来たのか?」


「はい、練習も兼ねて馬車で行きましたから」


「マジか!? 事故は起こさなかっただろうな?」


「途中でチンピラの方を撥ねてしまいました、全身を強く打って死亡したようですが、元々憲兵さんに追いかけられている最中だったようです、何か感謝されました」


今回はセーフだ、だがコイツの操車は運転ではなく殺人未遂だ。

明日屋敷の周りで練習させて、ダメなら運転手から外そう、その辺の酔っ払いの方がまだまともなはずである。



※※※



翌朝、操車教官のシルビアさんがやって来た、店を臨時休業にしてまで来てくれたようだ。

そうだよな、このままだと娘が重大事故を起こしかねないからな。



「ごめんね勇者様、ちょっと多忙で幽霊退治に参加できなかったわ」


「いえいえ、ところで今その幽霊が地下牢に居ますが、見て行きますか?」


「……遠慮しておくわ、今日は操車を教えに来ただけだしね」


「では早速、この2人は昨日屋敷の壁を破壊しました、使えるようにしてやって下さい」


最初こそぎごちない動きで、屋敷の外壁は四隅が完全に崩壊したものの、徐々に慣れてきたようだ。

スムーズに走り、曲がることも出来るようになった2人は、今度の旅で馬車を操ることが可能であろう。


まぁそれはね、後ろから馬用の鞭で打たれながら練習すれば上手くもなるよね……



「あうぅ……背中が痛いです……」

「ルビア殿、私も早く治療してくれ、ヒリヒリして敵わん!」



「それじゃあ勇者様、海に行ったらしっかりお土産を買ってきてね」


「わかりました、では地下牢から幽霊を……」


シルビアさんは逃げ出した、マーサが渡したニンジンはしっかり持って帰ったようだ。

後でお店に行って馬車グッズを購入してやろう。


「よし、これで出発できるな、ユリナは外壁の修理、マーサは馬を厩舎へ戻してくれ」




「あのご主人様、今日も外壁を……」

「私も5回はぶつけてしまったな……」


「心配するな、2人には後で外壁と同じ痛みを味わって頂くぞ!」


ルビアとジェシカはそれで納得したようである。

というかなぜ壁が壊れるような位置で練習したのだ? もっと大回りにすればそのようなことは無かったはずである、やはりこの世界の人間は非常に馬鹿なのか?



マリエルが旅費を受け取るために王宮へ行く際にも、御者台には2人が乗った。

ジェシカの操車でギロティーヌを連れて来たときもそうだったが、馬車道まで出てしまえば下手でも特に問題ないらしい。

ついでに俺とマーサも練習しておいた、広い道だけでも結構難しいな……



「馬ダブルの馬車はやっぱり難しいわね、ここは私の呼んだ魔獣で代替すべきよ」


「臭いから却下だ」


「あら、失礼しちゃうわっ! あれでも清潔な方なのよ」


「魔族の領域は肥溜めなのか?」


「違うわ、それにあのマシンは魔界から呼んでいるの」


「便所と肥溜め程度の違いしかないであろうが」


「もう何でも良いわ……」



屋敷へと戻り、翌日の出発に備えて早めの夕食を取り、風呂にも入る。

風呂ではカレンが新しく手に入るであろう爪武器についてアツく語っていた。

伝説の武器がどんなものなのかはわからないが、魔将なんぞよりも優先して確保に向かいたいところだ。



「ご主人様、壁を壊した罰としてこの鞭で叩いて下さい」


「良いだろう、ジェシカはどうする?」


「私はカレン殿に尻を叩いて頂く、鞭はもうこりごりだ……」


壁壊し犯にお仕置きし、その日は早めに寝た。



※※※



「よし、では出発するぞ、皆換えのパンツは持ったか?」


「勇者様が今頭に被っている物を返して貰えばそれで全部よ」




「主殿、こちらも準備が出来たぞ、いつでも出発できる」


「疲れたら言うんだぞ、ルビアと交代するからな、居眠り運転だけは厳禁だぞ!」



ここから2日かけて海辺の村、トンビーオまで行く。

そこには新鮮な魚、カレンの新しい武器、それからついでに魚介魔将とやらが居るかも知れない。

王宮から派遣されてきた人に家の鍵を預け、馬車を出す。




「マリエル、今日は途中の宿に泊まるんだろう、どんなところだ?」


「街道沿いの旅館で大部屋だそうです、既に国の方で手続は済ませていますから、大臣の書状を見せるだけで泊まることができますよ」


「そうか、では部屋割りを決める必要は無いな、現地に着いたら良い物を食えるんだ、今日は食事もそこまで拘る必要が無いしな」



旅は順調である、途中、ジェシカが居眠りしたり、代わったルビアが脱輪させたりしたものの、それ以外は野良の帝国人3人組に1度遭遇したのみであった。


帝国人達は生きたまま馬車に括って引き摺っていたが、知らないうちに擦り切れてしまったようだ、気が付くとわずかな残骸だけとなっていた。

気持ち悪いのでそれも捨て、初日の宿へと向かう。



「今日泊まるのはこの宿か、結構大きいんだな、そして周りには何の店も無いと……」


「ええ、この辺りも昔は王都から海に向かう人の中継地点として賑わったそうですが、帝国のせいで今ではこの1軒だけになってしまったとか」


「おのれ帝国めっ、こうしてくれるっ!」


「痛いですわっ! 尻尾を掴むのはやめて欲しいのです、あ、ちょっとっ、結ぶのもダメですわ!」




「勇者様、ちょっと宿屋のご主人から話があるそうです、こちらへ」



「お前さん達、王都から来たんじゃってな、じゃがトンビーオ村は今お勧めせんぞ……」


「その村に何か問題が生じているんですか?」


「ああ、少し前から奇妙な現象が多発しているようでの、漁師もそれを恐れておって、誰も海に出られんそうじゃ」


「え? じゃあ海産物は……」


「そういえば最近トンビーオ村からの荷物がこの道を通ったことは無いのう……」


「マジか、絶対魔将の仕業だろ、速攻で討伐して村に平和を取り戻そうぜ!」



王都に情報が来ていなかったというだけで、既にトンビーオ村では魔将によるものと思われる被害が出ているらしい。

この状況で魔将を倒さずに帰るというのはさすがに出来そうもないな。

そもそもそうしないと海産物が食べられないじゃないか。



「ご主人様、やはり魚介魔将は私の武器を狙っているんでしょうか? だとしたら早く行って取り戻しましょう!」


もう伝説の爪武器が自分の物になった気でいるカレンを宥め、とりあえずその日は宿で作戦会議をすることとした。


着いたら即バカンスのつもりが一転、先に魔将討伐になりそうだな、これは……

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