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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十三章 全てを知る魔女
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271 町の伝説

「矢が飛んで来るわよっ!」


「ああ、たいした数じゃないし、射手も超ヘタクソだな」



 森の奥から飛んで来た数十本の矢、スピードも遅く、聖棒を使うまでもなくひょいひょいと回避することが可能なレベルだ。


 そのうち1本をマーサがキャッチし、射手の居るであろう方向へ投げ返す。

 ドサッと木から落ちる音、1人殺ったようだな。


 さらに矢が飛んでくる、どうやらマーサを狙っているようだが、一度に2本も3本も矢を飛ばそうとしているせいか、全く狙いが定まっていない。


 対してこちらの反撃は簡単だ、外れて地面に突き刺さったマーサが矢を回収し、投げ返すだけである。



 何度かそのようなことを繰り返しているうちに、前後の街道に居た敵が俺達を挟み撃ちにすべく近付いて来た……どれも強くはないな、軽く捻りつぶしてやろう。



「ねぇどうする? 全部殺しちゃう?」


「いや、何人か残すんだ、少なくとも親玉の所に案内させる要員、それからヤバそうなキノコを取りに生かせる要員が必要だからな」


「じゃあ後ろは任せるね、そっちから生かしておく奴を選んで、私はそんな手加減とか苦手だし」



 前方の敵を全て引き受けるつもりのマーサ、可愛い子が居たら殺さずに、というよりも攻撃せずにおけとは言っておいたが、聞こえてくる雄叫びからしてその可能性は低そうだ。


 徐々に近付く後方の敵、姿が見えた……門番の兵士と同じ格好、つまりはこの町の兵隊が俺達を狙っている、そういうことになる……



「おいっ! お前はそこを退けっ! その連れているウサギが魔族であることがわかったのだ!」


「今頃気付いたのかよ、で、だからどうした?」


「貴様っ! 町の入口では山で捕まえたウサギのバケモノだと言っていたそうじゃないか、まさか騙したというのか?」



 嘘はついていない、俺はマーサを捕まえてペットにし、連れ回している。

 これは事実だ、そのマーサが魔族かどうかなど門の所では聞かれなかったからな。


 しかし何だこの兵隊共は? 単に魔族というだけで徒党を組んで殺しにくるとは。

 マーサが魔王軍の幹部であったことは知らないはずなのに……



「貴様っ! わかっているなら早く退け、さもないと貴様も殺すことになるぞ!」


「うるせぇな、お前が死ねっ!」


「ガッ! ごべぇぇぇっ……」



 聖棒でリーダー格と見えるおっさんの腹を突いてやる。

 風通しが良くなったようだな、もう少し防御力の高い鎧を身に着けておくべきだぞ。



「くそっ! 貴様も魔族なのか!?」


「なわけあるかボケ、俺様は異世界勇者様だ、平伏して死ねっ!」



 後ろから来ていた敵は全部で6人、そのうち腰を抜かした3人を残し、あとは始末する。

 地獄で俺に楯突いたことを後悔するが良い、それからミジンコにでも転生しておけ。


 マーサの方も片付いたようだ、木の上に居た敵も全滅しているし、この生かしておいた3人にはそれぞれ役目を与えることとしよう。


 その前に俺達を襲った理由、そして誰の命令でそうしたのかを聞き出しておかなくては……



「おいクソ共、死にたくなければ俺の質問に答えろ」


「はいっ! 何なりとっ!」


「まずどうして襲撃を仕掛けたんだ? 返答次第では殺す」


「それは……お前達があまりにも怪しかったから昨日宿泊していたらしい宿屋のばあさんに状況を聞いたんだ、そしたらそのウサギが魔族に違いないって……」


「答えになってないぞ、どうして魔族だからって襲う必要があるんだ?」


「それは魔族だからだ、魔族死すべし、獣人蔑まれるベし、奴隷死ぬまで扱き使うべし、これがこの町の基本だからな」


「・・・・・・・・・・」



 本当ならこの町の人間は皆殺しにしてやった方が良いかも知れないな、だが宿屋のババァはマーサが魔族だと知って何もしてこなかったわけだし、この連中が狂っているだけの可能性もある。


 その後も話を聞くと、襲撃犯共は誰かに命令されたわけではなく、独断で俺達を亡き者にする作戦に出たようだ、やはりおかしいのはこいつらか……



「まぁ良いや、お前らには後でこの町の責任者の所へ案内して貰う、その前にひと仕事しろ」


「ひと仕事って……何をしろというのだ?」


「このキノコを取って来い、出来ないなら殺す」



 絵に描かれたキノコを見せた途端、兵士3人の顔が青ざめる、というかこれを採取するのだけは勘弁してくれなどと懇願してきたではないか。


 兵士の1人曰く、この何とかと言う毒キノコは常に毒の胞子を撒き散らしているという。

 だからババァが近付いただけで死ぬことがあると忠告してきたのか。


 そして地面や木の根っこに生えたものを引き抜く際、その傘に溜まった全ての毒を周囲に撒き散らすとんでもないキノコだそうな。


 つまり引き抜いた者は漏れなく毒に犯される、俺やマーサなら大丈夫かも知れないが、おそらくこの兵士共は普通に死ぬことであろう。



「わかった、じゃあお前らじゃんけんしろ、勝った1人は案内係としてキノコ狩り免除な、あとの2人は死ぬまでキノコを集めて貰う」


『そ……そんなぁ~っ!』



 命を賭したアツいじゃんけん大会が始まる、勝ったのは一番歳がいっていると思しきハゲのおっさん、そこは若い者に譲るのが普通じゃないのかな?


 まぁ、もちろんこのおっさんも町の責任者の所へ案内させたら殺すつもりだが、それまでせいぜいぬか喜びしておくと良い。



「ねぇっ! 見て見て、キノコってアレのことじゃないかしら? あっちに沢山生えているわよ!」


「本当だ、なるほど、毒を撒き散らして周囲の虫や小動物なんかを殺して、その死骸から養分を取っているんだな」



 俺達が目的にしているキノコの群生地帯はすぐに見つかった、周囲には動物の骨などが転がっている。

 早速死が確定した2人の兵士をそこへ向かわせ、様子を覗う……



「ひぃぃぃっ! やっぱり勘弁してくれぇぇぇっ!」


「黙ってさっさとやれ、さもないと町でお前らの家族を探し出して皆殺しにするぞ」


「あぁぁぁっ! それはもっと勘弁してくれっ!」


「じゃあ早くキノコを取れ、毒の胞子を喰らうとどうなるかも見てみたいしな」


「うぅ……」



 片方の兵士が全てを諦めたかのような表情でキノコに近付いて行く、もう1人もそれに従った。


 兵士の手がキノコに手が伸びる、それを握り、引き抜いた瞬間、紫色の胞子が大量にばら撒かれる……2人の兵士はそれを浴び、地面を転げ回って苦しむ。


 顔や腕など、露出した部分が胞子と同じ紫色に変色し、溶け始めているではないか。

 これはなかなかヤバいな、俺達が取っていたら毒消しの薬を大量に消費することになっていたはずだ。


 そのような無駄を出さず、代償は世界にとって一切価値のないこの2人の命だけで済んだのである、襲撃を受けた分儲かってしまったな。



「ぐげぇぇぇっ! 助けて、助けてくれ……」


「ほらほら、どうせ死ぬんだからもっとキノコを取るんだよ、それとも家族を殺されたいのか?」


「おべぇぇ、それだけは、それだけは……」



 1人は5本、もう1人の情けない馬鹿兵士は3本のキノコを採取したところで絶命した。

 今は体がグズグズに溶け、倒れた背中から骨が露出している。


 まぁ8本もあれば十分であろう、残してあったもう1人にそのキノコが入った篭を持って来させ、万一に備えて厳重に包装しておく。



「さて、次はお前が働く番だ、この町のトップの所へ案内しろ、てかそいつはどういった身分の奴なんだ?」


「こ……公爵様だ、ここは公国の首都なんだ、だから公爵様が一番偉い」



 どうやらこの町は俺達の住む王国にも、そして旧聖国にも所属しない独立した小さな公国らしい。

 この町も含めて5つの町村があり、人口は全てを合わせても10万人に満たないという。


 兵士に連れられ、その公爵が住むという屋敷へと向かった……



 ※※※



「ここだ、ここに公爵様がお住まいになっておられる」


「デカい屋敷だな、賠償金は金貨1,000枚を請求することとしよう」


「で……では俺はこれで……」


「何言ってんだ? お前も中へ入って俺達に襲撃を仕掛けた事実を話すんだよ」


「そ、そんな……」



 この期に及んでまだ助かるつもりのハゲ兵士、いや、そろそろ殺されることを察していそうだな。

 しかし城のようにデカい屋敷だ、この中に居る公爵とやらはどんな奴なのであろうか……



「お~い、もしも~しっ! 返事が無いわね、広すぎて声が届かないのかしら?」


「めんどくせぇ、マーサ、門を蹴破って中に入るぞ」


「そうした方が良さそうね、えいやっ!」



 一撃で吹き飛ぶ金属製の扉、中に居たジジィが驚愕の表情でこちらを見ている。

 コイツは執事か何かのようだ、特に用はないが、何か邪魔立てするようなら殺してしまおう。


 ハゲ兵士を引き摺って中に入る、建物の入口にあった扉も破壊して侵入すると、ズラッと並んだ兵士が槍をこちらに向けて出迎えてくれた。



「貴様、何者だ?」


「お前らには関係ない、用があるのは公爵とやらだ、だから死ね」



 高級な鎧を装備した指揮官らしき兵士を1人残し、あとは全て惨殺する。

 残した兵士からは公爵の執務室を聞き出し、これも殺害した。


 階段を上って2階へと進み、指定された部屋のドアを蹴破る……部屋の中にはメガネを掛けた長髪の男が居た、この状況でなお落ち着き払っているのが凄いな……



「お前が公爵とやらか?」


「左様、してあなた方は? 盗賊なのはわかりますが……そちらの女性は魔族のようですし」


「盗賊じゃねぇ、異世界勇者だ、そしてこっちのウサギが魔族ってだけで、この兵士以下十数人に襲撃された、国の兵士だろ? 国家賠償を請求する!」


「なんということを……いえ、とりあえずお掛け下さい」



 どうやらこの公爵は話のわかる奴のようだ、危険がないことを確認してからソファに腰掛け、まずはその公爵の話を聞くこととしよう。



「この町、いえこの国には奴隷はもちろん、獣人や魔族を蔑む過激な思想を持つ者が多く居りまして、そこの兵士やその仲間もそういった思想の持ち主なのでしょう」


「何を理由にそんなことを、宗教か?」


「似たようなものです、この公国における伝説と言うのが正しいのでしょうが」



 そんなくだらない伝説だか何だかを信じ込んで俺達を襲ったというのかこのクズ兵士は。

 しかもそれと同じような考えの奴が多く居ると、やはり国後と滅ぼすべきか……



「じゃあ伝説の内容を教えるんだ、さもなくば殺す」


「ええ、信じて貰えるかはわかりませんが、この国の開祖、つまり私の祖先が東方から逃げ延び、ここに国を建てたことに起因するものでして……」


「逃げ延びて? 悪いことでもしたのか?」


「いえ、遥か昔、東方で火山の噴火があり、それで溢れ出た瘴気を浴びた人間は次々と獣のような姿へ、さらには魔族に変化してしまったというものです」


「……!? 待て、もっと詳しく話せ」



 公爵の話は続く、東方とはどうやら精霊様とリリィが行っている遥か東の地であるとのこと。


 そこであった火山の噴火によって多くの人が獣人、さらには魔族、そして瘴気を浴びすぎた者はゴブリンのような魔物の姿に変異してしまった。


 ゴブリンのような魔物……もしかして帝国人のことか?


 で、そこで変異せずにどうにか逃げ延びた一団が、この公爵の祖先を首長としてここに建国、以来『変異していない者だけの国』として栄えてきたのだという。


 その純粋な人族以外を排除する習慣を現在でも引き摺っているものが多く、そこに最低身分である奴隷も差別対象に加えたものが国民の間に蔓延しているとのことだ。


 マーサが魔族であると知って排除しようとしたのはそれが原因であったのか。



 しかし火山の噴火に起因した人族の変異、そして火山の火口に投げ込まれて魔族化したエルニダトス、どうやらこんな所で俺達の追う謎を解くパズルのピースが見つかってしまったようだ……



「まぁ話はわかった、だが俺のマーサをいじめようとした連中とこの国は許せん、賠償金として金貨1,000枚を支払え、さもなくばお前を殺してこの国の人間を皆殺しにする」


「金貨1,000枚……申し訳ありませんが、聖国があのような状況に陥り、貿易での利益が望めなくなった我が国ではそのような大金は……」


「それは残念だったな、じゃあマーサ、もう行くぞ、おい公爵、今度はペタン王国の軍隊と一緒に来るから覚悟しておけよ」


「お待ち下さい! 分割でよろしければいくらでもお支払します、ですから無関係の民を殺すのはおやめ願います!」



 交渉の結果、何年掛かってでも俺に金貨1,000枚を支払うこと、利息は年5%とすること、そして伝説に基づいて獣人だの魔族だのを差別する者は全て死刑に処すことを約束させる。


 早速襲撃犯のハゲ兵士を見せしめとして公開処刑するとのことだ。


 魔族に関しては、今後差別されなくなったのを良いことに魔王軍の関係者が侵入して来る可能性もある、そういう輩に関しては直ちに殺すよう忠告だけしておいた。


 ちなみに言うと、同じ魔族でも見た目がキモくて態度がデカい奴は保護の対象外だ、どんどん殺して構わない。



「じゃあそういうことで、しばらくしたら今の約束が忠実に履行されているか確かめに来るからな」


「わかりました、その際はぜひこの屋敷にご滞在下さい」



 確かめに来るのは約束の履行ではない、この町に伝わる伝説についてだ。

 だが今それを話すのはやめておこう、余計な事を口にして警戒されたら敵わない。


 それに今は先程ゲットしたキノコを持って大魔将の島へ行くことが先決である。


 大魔将である魔女の方がこのことに関して有益な情報を持っているのは間違いなさそうだし、早く戻ることとしよう、あまり遅くなると怒られそうだからな。



 賠償金ついでに馬車を用意させ、それに乗ってトンビーオ村を目指した……



 ※※※



「あ、そこで良いぞ、今日はいつもの宿で一泊しようか、ジェシカチームもここを通るはずだし、合流しよう」



 公爵に出させた馬車を、いつも王都からトンビーオ村へ向かう際に利用している宿の前に停めさせ、そのまま帰らせる。


 宿の主人に確認すると、やはりジェシカチームはまだここを通っていないようだ。

 俺達が滞在していることの表示を外に出して貰い、2人を待つこととしよう。



「しかし良い土産話が出来たな、思わぬ収穫だぞ」


「でも2人旅も今日で終わりなのよね……もう少し甘えておけば良かったわ……」


「何言ってんだ、最低でももう一晩あるんだぞ、で、どうして欲しい?」


「う~ん、じゃあ抱っこしたまま寝て、あとご飯も手移しで食べさせて、それからそれから……」



 結局いつも要求してくるようなこと以外に思いつかない様子のマーサ、だが別に良い、2人旅が終わっても離れ離れになってしまうわけではないのだ。



 食事をして風呂にも入る、風呂上り、マーサがどうしてもと言うので、縛り上げて目隠しをし、羽ペンの羽でコチョコチョしていると、部屋のドアがバタンと開く……



「ご主人様! マーサちゃん! ただいまですっ!」


「主殿にマーサ殿、ちょうど良いタイミングで……一体何をしているのだ……」


『ちょ……ちょっとね』



 空気の読めないカレンとジェシカのご登場である、2人は行きも帰りもずっと馬車、ゆえに目的地は遠かれど俺達と同等の時間で行って帰って来たのだ。


 そして宿の前に掲げられた俺達の滞在を示す看板を目にし、そのままチェックインして部屋へ乗り込んで来たのであった。


 冷や汗を垂らしながらマーサを縛った縄を解き、2人を部屋に迎え入れる。

 とりあえず風呂に入った2人を加えてベッドに座り、旅先であった話を共有することとした。



「いやぁ~、私達の探していた花はそう簡単に見つからないものだったようでな、だが現地にあった狐獣人の里で良くして貰ってな、どうにか入手することが出来たんだ」


「狐さん達は東から来たって言ってました、大昔に火山が噴火して逃げたそうです」


「火山が? ひょっとして俺達の聞いた話と同じじゃないか?」



 マーサと顔を見合わせる、こんな偶然があってたまるか、いや、これは必然、もしかしたら最初からこうなるように仕組まれていたことなのかも知れない。


 だとすると怪しいのは大魔将の魔女だ、本人に出会ったら、というか倒したら問い詰めてみないといけないな……


 まぁ、残りの2チーム、即ちミラチームと精霊様チームがどのような経験をして来るのかにもよるのだが、おそらく今回の素材集めには何か秘密があるに違いない。



「それで、主殿とマーサ殿が行った先はどうだったんだ? 私達と同じ話を聞いたというのはどういうことだ?」


「俺らが行ったのは獣人とかが差別されるとんでもない町だったんだ、その原因になっていたのが火山の噴火、そしてそこで人族が色々と変異したって話だったな」


「なるほど、そういうことだったのか……」



 俺の膝に抱えられたカレンの頭には、目に見える程にはっきりとしたハテナマークが浮かんでいる。

 一方のジェシカは大体のことを察したようだ、馬鹿だけど賢いからな。



「とにかく残りの2チームの話しを聞いて色々と判断しよう、今日はもう寝るぞ」



 ベッドは2つ、本来なら俺とカレンで1つを使うところだが、その夜はマーサとの約束を守るべく、チームごとの使用とした。



 翌朝、宿を出て馬車に乗り込み、ジェシカが御者をしてトンビーオ村へと向かう。

 途中、高速で飛ぶ2つの物体に追い越された、精霊様チームも帰還している最中であったか。



「主殿、そろそろ村に着くぞ、というか入口で皆が手を振っているみたいだな」


「俺達が最後だからな、セラもミラも居るじゃないか……あのデカいのはゴンザレスか?」



 どうしてゴンザレスがトンビーオ村に居るのかはわからない、だがどこにでも現れる男だ、そういえばかつてエルニダトスが行方不明になった火山へ調査に行くと言っていたな。



 人族が魔族に変化する現象、原因となる火山の噴火、そしてその謎に最も近いはずである魔女に近付くために出された素材収集クエスト。


 バラバラに動いていた俺達が再び1ヵ所に集るように、持ち帰ったパズルのピースもこれから1枚の板に嵌め込まれていくはずだ……

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