表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第三章 どうぶつ魔将侵攻
14/1360

⑬畑が欲しいよね

どうぶつ魔将がパーティーに加入します

論功行賞の翌朝、つまりあの魔族侵攻が終結して4日目の朝、俺はマーサを受け取るため王城内の牢屋に向かっていた。

以前カレンとルビアを仲間にしたところだ。正直、行きたくない。

じめじめしていて陰気臭いのである。

あと筋肉奴隷兵にも会いたくない、目が腐る、同じ空気を吸っていると肺が腐る。上腕二頭菌とかも感染りそうだ。


「あ、勇者殿、おはようございます!こちらです。」


「うむ、おはよう。」


昨日表彰されたばかりなのでちょっと偉そうにしておく。罰は当たらないだろう。


「ようマーサ!おや、ご機嫌じゃないか。何か良いことでもあったのか?」


「当たり前じゃない!人間に捕まって何をされるかと思ったらニンジンの刑なんて!もはやご褒美ね!」


どうやら誰かに騙されているようだ…いや、誰かではなく俺かも知れない…


「まあいいや、とりあえず今から連れて行くけど、その前にマトンが居る王立研究所に寄ろう。昨日ヤバそうな人に連れて行かれたからちょっと心配だ。」


「そうね…大丈夫だと良いけど、とりあえず行きましょう。」


一応、囚人扱いなので縛り上げられている。腕輪を外せば意味が無くなるが、形だけだ。


研究所に行って手続を済ませると、マトンに会わせてくれるらしい。

昨日マトンを連れ去った女性は所長のようだ。とはいっても研究者としては若く、まだまだらしい。

それでも上級貴族の出身であるため、研究所の発言力向上のために無理矢理所長を任されているとの事だ。所長なのによくわからん教授っぽいじいさんに対してヘコヘコしている。

意外とかわいそうな人だった。


さてマトンは…状況が飲み込めない…

実験動物用の番号が入った首輪と、研究者の白衣を両方装備している。

聞くと、魔物を使って侵攻してきた罰としての実験動物ではあるが、この研究所は優秀であればどんな生物でも研究者として採用されるらしい。

そこで昨日のうちに試験を受け、実験動物兼研究職員という謎の立場になったそうだ。


「あう…辛いです、へくちゅっ!…まさか退魔催涙弾の実験を自分でやらされるとは…へ…へくちゅっ!」


とんでもない目に遭っているようだ。


「マトンちゃん、ここではどういう扱いを受けているんだ?マーサをどうするかの参考にしたいんだが。」


「ずびーっ!ずずっ、はい、ここでは狭い檻に入れられて、水風呂で洗われて、自分を使った実験をさせられます。就業時間中は自由に動けるんですが、今日早速エロ学者にセクハラされました。」


「わかった…勇者の名で待遇改善を要求しておくよ。」


「ありがとうございます!あ、そろそろ抗魔有刺鉄線と魔族捕り器の実験に行かないと…あと、ちり紙持ってません?涙と鼻水が…へくちゅっ!」


哀れすぎて見ていられないので早々にお暇する。ちり紙は持っているだけ全部あげた。



※※※



「ただいま、マーサを連れてきた。セラ、縄を解いて部屋を決めさせてやってくれ。」


「ようこそマーサちゃん!…くっ!大きいわね…」


「セラちゃんだったかしら?そうね、私背は高い方なのよ。」


セラが言っているのはそっちの方ではない、だが、突っ込むと刃傷沙汰だ。


「いやいや、マーサちゃん。お姉ちゃんが言っているのは背じゃなくておっぱいのことなの。ごめんね、お姉ちゃんおっぱいが小さいからすぐ人のを気に…」


「ミラ、ちょっと向こうの部屋でお話しましょう。勇者様、ということで案内はルビアちゃんにやってもらって!」


天然で余計なことを言ってしまったミラは処刑されるようだ。

ルビアの案内は少し心配なので付いて行きたかったが、ウサギさんのご機嫌取り用のニンジンを買いに行かなくてはならない。


この世界のニンジンには馬用と人間用の別があった…

何が違うというのか?人間用の方が高い。仕方ない、両方買って帰ろう。


「ほらマーサ、ニンジンだ。そのまま食べるのか?」


「わぁ!ありがとぉ!ええ、私は皮ごとボリボリいく派なの。最も多数派の食べ方よね?あと、ニンジン食以外の誰かと食事するときはソテーで頂くけどね。」


俺はニンジンを皮ごとボリボリいく派閥の方に会ったことが無いのだが。


「とにかく食ったからにはちゃんと働けよ!ペット扱いとはいえ言うことを聞かなかったら叩くからな。」


「ふふん、叩かれても回避してあげる!せいぜい悔しがると良いわ!」


目的物を手にした途端、この態度である。ニンジンを齧りながらニヤニヤしている。どうやら馬用と人間用を交互に食べる趣味があるようだ。三角食べの亜種だろうか?


「よし、マーサの初パーティー行動も兼ねて魔物を狩りに行こう。あれ、ミラは?」


「ミラは今地下牢で頭を冷やしているわ。もっとも、逆さ吊りにしてあるから逆に血が上っているでしょうけど。」


恐ろしい事をする姉だ。おっぱいの恨みは海よりも深く、セラのおっぱいは紙よりも薄い!


どうして考えていることがわかるのだろう?室内で風魔法を撃つのはやめてください。



※※※



マーサは、凄く使える。別に素早さとか攻撃力がどうとかではない。魔物を呼ぶことが出来るのである。

呼ばれてやってきた魔物を皆でフルボッコにして経験値を稼ぐことができる。

狩りの効率が格段にアップした。しかも歩かなくて良い。楽だ。

RPGでモンスターを呼ぶ特技を覚えたときのあの感じだ。


問題は1時間おきぐらいにニンジンを要求してくることだ。

別にそこまで高いものというわけではない。しかし、このペースで消費されると大量に購入しなくてはならない。商店街でニンジン勇者などとあだ名されたら困る。


うん、作ろう。


「え~、この中で誰かニンジンの栽培方法がわかる方は居ますか~?」


夜、メンバー全員の前で問いかける。2つ、手が挙がった。

一方はマーサ。


「私は当然知っているわよ。実際家で作ってたし。」


魔王軍高級幹部のどうぶつ魔将様は、家庭菜園でニンジンを作っていたらしい。


「じゃあ、これからニンジンを作ることになるから、そのときはよろしく。」


「わかったわ。たくさん作ってあ・げ・る。」


何か言っているようだがひとまず無視しよう。

そして、手を挙げたもう一方はカレンである。あなた、肉しか食べないでしょう。

一応聞いてみるか?


「お店で買ったニンジンを埋めておけば良いと思います。草なんかそれで十分です。世話をする価値もありません。」


「うん、わかった。じゃあカレンの切り身を肥料にしてニンジンを栽培しよう。セラさん、ミラさん、やってしまいなさい!」


「ぎぇぇぇぇ~っ!ごめんなさぁぁぁ~い!」


「それでは、明日からマーサを中心に畑作りを始めることにしよう。今日は解散!」

「あと、カレンは今からお仕置きだ!セラさん、ミラさん、やってしまいなさい!」


「ひぇぇ…」


カレンがセラとミラの部屋に連れて行かれてしまった。俺が指示したんだけど。

今日はお泊りとのことだったのでルビアと2人、床に就く。

リリィはとっくに寝てしまったようだ。この子も野菜には興味が無い。


「ルビア、そういえば今日風呂はどうだった?3人で狭くなかったか?」


「ちょっときつかったですね…カレンちゃんが私とマーサちゃんの胸に挟まれて大変なことになってしまいました。」


なんと羨ましい奴なのだ!


「う~ん、人数が増えると風呂もきつくなりそうだな…これも対策を考えておかないと、いつかカレンがぺちゃんこになってしまう。」


特に俺とルビア、そして新規加入のマーサは体が大きいから問題だ。

カレンが3人ならかなり余裕なのだが、大きい順にナンバー2とナンバー3が一緒に入っているのだからそうはいかない。

うん、風呂の順番を変えよう。


「ルビア、明日からお風呂メンバーを変更することにするよ。」


俺がセラやミラと一緒に入りたいなどと言えば、翌朝遺体で発見されてしまう。薄汚いドブでな。

そうなると、俺とルビアが一緒に入り、カレン・リリィ・マーサを3人にすべきだ。


「明日からは俺と2人で風呂に入ってもらうことになると思うけど、構わないか?もちろん他のメンバーにも許可は取るけど。」


「わかりました!お風呂で一緒に遊べるような何かを買っておきます!」


一体風呂で何をするつもりだ?まぁ、大体想像はつくが、触れないでおこう。


「よし、じゃあもう寝るぞ。明日は畑作りだ!」



※※※



「ひんっ!いひゃいっ!ごめんなひゃいごめんなひゃい!もうしまへせんから許ひてくだはい!」


翌日、セラがニンジンの種と畑を作るための道具を買いに行っている間、やはり面倒だと思ったのだろう、カレンとリリィが逃げ出した。

今は捕まえて、頬っぺたを抓るお仕置きをしている。


「よし、じゃあカレンはこのぐらいにしてやる。そこでセラが帰ってくるまで正座!」

「次、リリィ!」


リリィをお仕置きしていると、セラが帰ってくる。色々と買ってきてくれたようだ。


「リリィも良いにしてやる。2人共、もう逃げないこと!」


「はぁい…」

「ごめんなさい…」


「あの…ご主人様?私の番は…」


なぜかルビアがお仕置きの順番待ちをしている。だが、お前は関係ない。無視しよう。


「マーサ、どうだ?」


「う~ん、このあたりは石が多くて大変そうね。この屋敷の裏手なら良さそうなんだけど。」


この屋敷の裏にはちょっとした隙間があり、その先はすぐに城壁になっている。

ここは俺達の屋敷の影になってしまい日が当たらない部分が多い。土地として利用できるのは極わずかだ。そのため誰も住んでいない。

そのスペースのうち、日当たりのある部分が畑を作るために最適だとマーサは言う。


仕方ない、そこを不法占拠しよう。


セラが買ってきてくれたのは種とスコップやなにやら、お店で聞いて全部一通り出来るようにしたという。


「よくこれだけ短時間でこんなに買ってこれたな。何件回ったんだ?」


「ん?一件よ。種も菜園用品も、それから工具もちょっとした家具も、馬車用品も揃ってる店があるのよ。」


なぜ異世界にホームセンターが存在するのだ?

まさかあれか?鶏のマークのあの店か?こんなところまで進出しているとは…さすがである。


「今種を蒔けば半年後ぐらいには収穫できるって、お店の人が言ってたわ。」


「そうか、ニンジンって結構時間がかかるんだな…」


「あら?そんなことないわよ。私のニンジン魔法なら2時間ぐらいね。」

「極稀に失敗することがあって、そうすると根が二股に分かれて走って逃げちゃうんだけど、それも捕まえれば食べられるわ。ただ肉食で強いし、捌くとき叫んでうるさいのよね。」


「そんなニンジン食いたくねぇよ!逆にこっちが食われるだろうが!」


「あっ!そうか!この足ニンジンを使って王都を攻めれば…」


この子はまだ王都を滅ぼすつもりなのである。再教育が必要だ。

そもそも何だニンジン魔法って、どんだけ無駄なスキルなんだ。

とにかく、マーサが言ったとおりに畑を作り、ニンジンの種を丁度100粒植えた。

種はまだ半分以上残っているが、これは次回以降に廻すことにしよう。


疲れた…土を起こしたりなんだりが大変で、もはや夕方になってしまった。


「よし、ミラ、そろそろ夕飯にしようか!」


「そうですね、そろそろ準備します。」



※※※



夕食後、ニンジンを作りすぎて市場が崩壊してしまうことを危惧した俺は、需要と供給のバランスについて本で勉強している。読んでいるのは『マクロ経済学Ⅱ』だ。古本屋で見つけた。

何でこんなのが異世界にあるんだろう?


「大変!勇者様!大変よぉーっ!」


セラが部屋に飛び込んでくる。


「どうした?背中でも痒いのか?掻いてやるから全裸になれ。」


「ニンジン…ニンジンが暴れてるの!足の生えたのがたくさん!」


やりやがった…




畑には70本程の成長しきったニンジン。そして残りは足が生えて暴れている。

何が極稀に失敗することもあるだ!3割失敗してるじゃないか!


足ニンジンはマーサとカレン、それから人間形態のままのリリィと戦っている。

状況から見てこの3人が犯人で間違いないだろう。

もちろん実行犯はマーサのはずだ。他の2人にはニンジン魔法は使えないはず。


「おいマーサ、どういうことだ?」


「は、早くニンジンが食べたくなったのよ!ちょっとだけ失敗が多かったの!」


何がちょっとだけだ、ちなみに他の2人はごめんなさいを連呼している。もう許してもらえないのはわかっているはずだが?

おそらく自分が食べるわけでは無い物を作る今日の作業がつまらなくて、最後にマーサがやろうとしていた面白そうなことに加担したのであろう。


「しかし本当に気持ちの悪いニンジンだな。俺は触りたくないから3人で何とかするように!」


「よし、他は撤収!風呂も沸いただろう。」


セラとミラが出てきた後、ルビアと2人で風呂に向かう。


「あら、今日はルビアちゃんと入るの?お熱いわね。ププッ!」


セラは魔獣として闘技場に選手登録をしてもらおう。




「なぁルビア、あの3人、後でどんな目に遭わせてやろうか?」


「うふふっ、そんなの決まってるじゃないですか。お仕置きですよ、お仕置きっ!」


そう言いながら、ルビアは自分の尻をピチピチと叩いてみせる。

外からは未だにやいのやいの聞こえてくる。

足ニンジンは結構強いらしい。途中で『あと5体!』というカレンの叫ぶ声が聞こえてきた。


昨日からカレンは3回目、リリィは2回目のやらかしである。しかも失敗とかではなく悪戯の類。

全く救い難い奴らである。


「まぁいいか、その辺は後で考えることにしよう。それよりも戦勝記念の宴をしないとな。明日国王に相談してみよう。」


駄王は大変なクズだが、酒に関してはかなり有能である。非常に使える男だ。


「それでしたら王都全体の祭りにしてもらうのも良いかもですね。この間の一件で損をした商人も多いでしょうから、その分祭りで取り返してもらいましょう。」


「お、それは良いかもな。国王に進言しておこう。えらいぞルビア、あの3人のお仕置きに混ぜてやろう!」


外から、『やっと終わった…』という声が聞こえてきた。

足ニンジンを全て討伐したようだ。戻ってくる足音がする。

よし、風呂から上がろう。



部屋に戻ると既に正座した3人。


「ルビア、治療してやれ。3人とも先に風呂に入って来い。その後はわかってるな!」


外の様子を見ると、一箇所に固められたニンジンの残骸、マーサ曰く、食べられるが2,3日で腐ってしまうらしい。足が早いということか、足ニンジンだけに…

というかまだピクピクしてるのが居るぞ!うわ気持ち悪っ!あいつらちゃんと確認しなかったのか?


気持ち悪い死にかけニンジンは放っておき、部屋に戻って談笑する。明日の朝3人に片付けさせよう。

ルビアの案をセラとミラにも伝え、賛同を得る。

金は国王に出させれば良いだろうということになった。


罪人たちが戻ってくる。何も言わずとも黙って正座した。


「それでは勇者パーティーお仕置き担当大臣、セラさん。3人に対する罰は如何しましょうか?」


「はい、3人の悪戯は度が過ぎていますわ。食べ物を粗末にする行為でもあります。特にカレンメンバーは昨日から通算3度目です。リリィメンバーも2度目ですね。」


俯く2人、いつも思うが怒られているときのカレンの耳が可愛い。

一方、初犯のマーサはホッとした様子だ。だが…


「ちなみに今回の件、実行犯はマーサメンバーで間違いないですね。どうですか?」


「…はい、…私がやりました。」


実行犯なのがバレバレである。


「これらのことを踏まえ、お仕置き担当大臣として、3人に公開お尻ペンペン1,000回の刑を言い渡します。なお、直ちに刑を執行します。」


当然すり合わせ済みである。

そうとは知らない3人は驚愕の表情。

まさかの、勇者パーティー刑法における極刑が言い渡されたのである。


「じゃあ最初は俺がカレン、セラがリリィ、あとミラがマーサね。300回ごとに交代して3人でやろう。ルビアは残りの100回ずつを順番にしてくれ。」


まずはカレン、ちょっと子どもっぽいが尻尾が可愛い。最初から泣いていたがさすがに今日は許してやらない。

次はリリィ、最後まで泣かなかった。お尻は小さくてかわいい。

最後にマーサだ。


「どうだマーサぁ?500以上年下の俺にお尻ペンペンされる気分は!悔しいかぁ?んん?」


「そうね、かなり悔しいけど、ちょっと気持ちよくなってきたわ。これなら回避するまでもないわね!」


「・・・・・・・・・・」


負けた気がする。先ほどまで勝ち誇っていたのに、たったの一言で敗北した。

変態はルビアだけで十分である。

コイツは王都筋肉団に売却しようか?



※※※



「おい駄王!祭りやろうぜ!あ、あとこれ、どうぞ。」


「おぉ、ゆうしゃよ、なにやら不思議な形のニンジンではないか。」


「おう、足が生えているのは高級品の証拠…だと思うよ。ちょっとたくさん手に入ったから献上するよ。」


国王にルビアの案を伝えると、遠くに居た財務大臣がはっとして近づいてくる。

この財務大臣、見た目はほぼオークである。だがやけに小さい。顔色も悪い。きっとオークとゴブリンのハーフなのであろう。そして国王をリスペクトしてパンツ一丁なのである。しかもブリーフ。腹の肉に隠れてはいてないようにしか見えない。


で、そのオーク大臣が何やら言ってくる。


「ふむ勇者殿、良い案であるな。今月はあの戦いの件で酒の販売量が落ちておってな、このままだと酒税の減収で国が傾くのだよ。」


王都の酒飲み共はほとんどがあの戦いに駆り出されていた。その分酒が売れないのは当然である。回復魔法でも足りない怪我をして、しばらく飲めなくなった奴も多いだろうからな。

だがその程度の税収減で傾くような国とは早々にオサラバしたい。


「おぉ、ゆうしゃよ、それでは決まりであるな。大切な酒造業者を助ける神聖な試みである。すぐに準備に取り掛かろうぞ。あと、このニンジンちょっと動いてるんじゃが…」


「ああ、任せたよ。それと、高級で新鮮なニンジンは動く…と思うよ。気に入ったらまだたくさんあるから伝えて欲しい。」


マーサちゃん特製の足ニンジンを国王に押し付け、いや献上し、リリィに乗る。


祭りだ!そう考えると気持ちが高ぶる。酒好きのリリィも同様だ。

勢いよく飛び立つ。王宮のテラスは、遂に崩落してしまった。

次は祭りです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ