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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 新たな異世界人と敵の襲来
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110 突撃作戦

「お疲れ様です勇者殿、もう敵も攻撃して来ないようですから、今日は下がって頂いて構いません」


「インテリノ王子もお疲れさん、また朝になったら戦闘開始だな、俺達は塹壕伝いに王都の中に入るよ」


「はい、また空爆があったらお呼び立てするかも知れません、そのときはよろしくお願いします」


というわけで、完全に夜になったのを機に一旦撤収である。

塹壕は戦闘中も掘り進められ、そのまま戻って行けば城壁の内側に出られるようになっていた。


城門は下の小さい扉だけ開け、その下を掘り下げられている状態だ。



そこを伝い、精霊様のミスでビショビショになった俺達は屋敷へと戻って行く。

早く風呂に入らないと風邪を引いてしまうぞ、これは……



「ただいまぁ~っ、て誰も居ないはずなのにどうして明かりが点いているんだ?」



「あらおかえりなさい勇者様、避難とかダルいからここに居させて貰ったわ、モニカちゃんも来ているわよ」


シルビアさんは普通に居た、ここは地下室があるから良いが、明かりを点けるのはやめて欲しい。

敵には空爆部隊が居るんだぞ、灯火管制ですよ、普通に!



「シルビアさん、とりあえず室内の明かりは消して、ランタンだけ持って風呂にしましょう」



手持ちのランタンならば何かあったときすぐに消せる、5個だけ用意して皆で風呂に入った。

寝るのは地下室だ、へいだん魔将との戦いが終わるまではこの生活が続きそうだな……



「あぁ~っ! 誰かさんのせいで凍えていた足が温まるな!」


「悪かったわね、でもあれは本当にギャグなのよ、信じなさい」


「つまりそれははわざとやったってことじゃないか?」



「……本当は失敗しました、ごめんなさい」


「マーサさんマリエルさん、やってしまいなさい!」



「いたぁっ! 痛いってば! どうしてこの2人にお尻叩かれないとならないのよっ、 あいてっ!」



「あらあら、精霊様がお仕置きされているなんて珍しいわね、私も後でやらせて貰おうかしら」



精霊様も反省したようなので、風呂から上がって地下室に布団を運び込む。

シルビアさんの執務室でもあり、謎の拷問部屋でもある地下室、色んな物が置いてあって狭い……


地下牢の方も使ってやりたいのだが、あそこは魔力を奪う金属で出来ているからな。

いざというときに困りそうだからここで我慢することとしよう。


しかし都合の良い設定だったはずなのにこんなところで邪魔をするとは、許すまじ魔力を奪う金属!




「しかし戦いが長引くとここでの生活は辛くなってきそうだな……」



「でも1週間ぐらいなら大丈夫じゃないかしら、1ヶ月経つともっと拙いことになるけど」


「何だマーサ? 何か悪いことでも起こるってのか?」


「忘れたの? あんた害虫魔将を殺しちゃったでしょ、1ヶ月ぐらいで新しいのが選任されるわよ、そしたらへいだん魔将に便乗して攻めて来るかも」


完全に忘れていた、魔将を殺すと新しいのに置き換わるんだったな。

あんな害虫みたいな見た目だからうっかり殺してしまったものの、実際には殺さずに捕らえておくべきだったんだ……



これは拙い事をしてしまったな、早く残りの魔将を片付けないと、あんなキモいのが復活してきやがったら大事だ。



「それは良いけど勇者様、明日はどんな感じで攻撃を仕掛けていくの? やはり反復横跳びで……」


「それは全然良くないし反復横跳びもダメだ、普通にまっすぐ進んで敵の塹壕に突入するんだよ、セラと精霊様は防御な」


防御に回された2人は面白みが無いなどと文句を垂れていたが、こればかりは仕方のないことだ。

特に敵のメイン攻撃である風魔法に対してセラの風防は相性が良いらしいからな、もう攻撃への参加は無理ですよ、あなたは。



「では勇者様、突撃のメンバーはこのパーティーだけでいくんですか?」


「いや、この人数じゃちょっと心許ない、他の部隊にも応援を要請しよう」


「わかりました、では今日全く動けていないヒキタの護衛に当たっていた兵を連れて行きましょう、武功が無くてかわいそうですから」


「そりゃ良い考えだ、そうしようではないか!」


出撃は明朝、日の出と同時ということに決まった。

ちょっと狭いがさっさと寝よう、いや、ぎゅうぎゅうのおっぱい祭りで寝るのがもったいないぞ、これは!



俺の考えを読んだセラに殴られ、意識が遠のく。

次の瞬間には再び目の前にセラ、もう朝らしい……



※※※



「ヒキタのゴミ野朗はまだ寝ているようです、今のうちに奴の護衛に付いている兵の皆さんを集めて来ますね」


ヒキタの奴、このまま永遠に眠っていてくれると助かるんだが、どうせそのうち起きて来て邪魔をするんだろうな。

その前に早く突撃を成功させてしまおう。




兵を集め、作戦を伝える、昨日ヒキタにハゲと罵られていた護衛隊長はやる気満々だ。

というかまだうっすら残っているじゃないか、これをハゲ呼ばわりとは失礼な奴め。



「では日が差したら攻撃開始だ、セラの風防が張られたのを確認したら一斉に出るぞ!」



まだ薄暗く、これでは敵味方の識別も出来ないかも知れない、明るくなるまで待つんだ……


星模様だった空の色が徐々に白くなり始めた、突撃部隊の中央に居る俺から、両端に控える仲間の顔が確認できる。



「勇者様、そろそろ行くわよ……」


「じゃあセラ、頼むぞ、皆出るときは静かにな、無駄にウォォォとか言ってるのは本当に無駄だからな」




セラの風防が張られ、安定する、ゆっくりと塹壕から顔を出す。

敵は未だ俺達の動きに気が付いていないようだ、チャンスである。




『よし、全員外に出たな、では進軍を開始するぞ、静かに走るんだ』


突撃隊の全員が地上に出たことを確認したと同時に、小走りで敵陣へと向かう……



敵陣まで残り半分、ここでリリィもドラゴン形態に変身するのだが、さすがの敵もそれで攻撃を察知したらしい、次々と魔法を放ってきた。

風防に掻き消される敵の魔法、俺達はそのまま前進して行く。



「良いか、絶対に止まるなよ、雷に打たれても知らないからな!」



魔法はきっちり止まっている、この分なら精霊様も攻撃に参加して大丈夫そうだ。


慌てて塹壕から飛び出した敵も居るようだが、まっすぐ進んで風防に触れるとその場で転倒することが多い。

あとは突き刺すだけの簡単なお仕事です。



「よっしゃっ、敵陣に到達したぞ! リリィ、お土産のブレスをお見舞いするんだ!」


『ハイ喜んで! どーん!』



おうおう、なかなか派手にいったが、死んだのはこの付近に居る敵の3割ぐらいか、結構炎に耐性がある奴がいるんだな。

でもそいつらもダメージはかなり負ったはずだ、このまま一気に……



どうして風防が消えてんだよ?



「おいセラっ! えっ!?」


セラが背中から血を流して倒れている……後ろに立っているのはヒキタ……


野郎、起きて来て真っ先にやったことが味方に対する攻撃かよ!



「おのれぇぇっ! よくも僕の軍を勝手に動かしたなっ! 死ねっ、死ねぇぇぇっ!」



「セラ、大丈夫かセラ! 動くんだ、ちょっとでも動かないと雷にやられるぞ!」


怒り狂って短剣を振り回すヒキタを無視し、セラの元に駆け寄る。

ダメだ、間に合わない……遂に雷が降り注ぐ、直撃を喰らったのはセラではなく、そこに覆い被さった先程のハゲじゃないおっさんであった。



「全員戻るんだ! 作戦は終了だ、どっかの馬鹿が謀反を起こしやがったぞ!」



慌てて自陣に戻るものの、攻撃に参加していた精霊様が水で壁を作るまでには一瞬のタイムラグがあったのだ。


その間は敵の魔法が通り放題、突撃部隊の大半が重軽傷を負う結果となってしまった。

ちなみに俺は頭に剃り込みを入れられてしまった、マジでどうしようコレ!




「ルビア、セラとおっさんの兵隊は平気か?」


「セラさんの傷は浅かったのでもう大丈夫ですが、おっさん兵の毛根は完全に死滅していますね、もう回復魔法でもどうにもなりません」


「わかった、成仏するように伝えておいてくれ」


他の仲間も満身創痍である、幸い死にそうな者は居ないが、既に回復を終えたおっさん兵は失ってしまった髪の毛の墓を作っている。

この塹壕、戦いが終わったら埋めてしまいますよ……


セラを追加ダメージから守ったおっさんの功績を讃えるため、後で以前俺が使っていたズラ(七三分け)を進呈しておこう。



「で、作戦失敗の立役者様はどこへ行ったんだ?」



「何だか知りませんが短剣を振り回しながらどこかへ走って行きましたよ、命令違反で死刑がどうこうとか言って」


「この件は今日駄王やインテリノに報告だな、あと総務大臣にもだ、死刑になるのは貴様だってんだよ全く!」



「ちなみにご主人様。この後はどういう作戦でいきますか? 皆ダメージは回復しましたが、まだもう少し安静にしておいた方が良いかと思いますが」


「うむ、とりあえず俺達は昼まで休憩させて貰おう、あの馬鹿の処刑方法でも考えようぜ」



朝食として配布されたサンドウィッチを食べ、塹壕の中でまったりと休憩する。


頭上には未だに風魔法が飛び交っているものの、先程リリィが放った一撃が効いたのか、その数は昨日に比べて少なくなっているようにも感じる。



おや、伝令兵が来たようだ、マリエルと何か話しているようだが、どうもあまり良い雰囲気ではないな……



「勇者様、今の伝令兵から2つ報告がありました」


「ふむふむ、どうぞ」


「まず1つ目は南門です、ゴンザレス達筋肉団が接敵したとのことですが、意味不明な装備が邪魔で少し苦戦しているようです」


「マジかよ、あいつら真面目だからな、先に外してしまえば良かったんだよあんなの、で、もう1つは?」




「……左翼の総務大臣・産業大臣連合軍が壊滅寸前とのことです」


「意味がわからん、どうやったら塹壕戦で2日目の朝に壊滅寸前になるんだよ?」


「それが……」



朝一で俺達の作戦を妨害し、大失敗に導いたヒキタ、今度は左翼の大臣軍を邪魔しに行っていたようだ。


突然現れて全軍突撃の命令を出し、誰が出した命令なのかもわからずに混乱した兵達が次々に討たれていったという。

その段階での死傷者は700名にも上るとのこと。


そして、さらにその救助や治療で人員が割かれた結果敵突撃部隊の侵入を許してしまい、もはや敗走すべきかどうかという段階まで来てしまっているようだ。



「その状況はさすがに拙いな、休憩は切上げて動ける者だけでも今から救援に向かおう」


「わかりました、では私も行きますね、あとは……」


俺とミラ、カレン、マーサ、マリエル、ジェシカ、そして救護担当としてルビアが現地に向かうこととなった。

他にも戦えるものは居るのだが、念のためここにも何人か残しておかないとだからな、今回は選抜メンバーだ。


とりあえず行ってみましょうか……



※※※



「おいっ! とんでもないことになっているぞ! 俺達は中に入っている敵を討ち払う、ルビアは重傷者優先で回復を!」



塹壕の中に入り込んでいた下級・中級魔族を殺していく。

いくら何でもこれは多すぎだ、ここの陣はもうほとんど抵抗力が無く、敵さん入り放題なのである。



「マリエル、ちょっと他の所に伝令を飛ばすんだ、これじゃ魔法部隊が全然足りないぞ、弾幕が薄いからこんなに入られるんだ、ん? どうしてこんな所にミイラが?」


「本当ですね、良く見たら5人しか居ないじゃないですか! 中央と右翼に伝令を出します、せめて30人は居ないと、というか他の方はどこへ?」



「……王女殿下……皆死にましてございます……わしももう……ダメ……」


おいおい、地面に転がっていたミイラと思しき物体は総務大臣その人じゃないか!



「ルビア、おいルビア! ちょっとここのミイラをどうにかしてくれ、水でふやかしてから治療するんだ!」



ルビアが総務大臣に回復魔法を掛け、俺達が侵入する敵を必死で食い止めていると、ようやく増援の魔法部隊が到着した。

これでこの陣は安定してくれるはずだ。



左翼が落ち着いた後、治療を終え、水を飲んで回復したババアのミイラが事の顛末を語り出した。

ちなみに、特にこちらから聞いたというわけではない。




「……で、あの馬鹿めが見えない位置に居た兵は全員立ち上がったり飛び出したりしての、ほとんど魔法を喰らってしまったのじゃよ」


「その後は今見た通り、というわけか……それで、当のヒキタはどこへ行ったんだ?」


「わからぬのじゃ、途中までは早く行けなどと怒鳴っておったようじゃが、物理攻撃を使う魔族が攻めて来るとすぐに逃げ出しおったわい」


「全く、アイツは俺達の方でも朝一の作戦を台無しにしてくれたんだ、必ず捕まえてぶっ殺してやらないとだな」



そうは言うものの、現地人である総務大臣や他の兵達が女神の遣わしたヒキタを殺すことなど出来ないという。

別に女神も怒ったりしないだろうに、筋肉団といいこの連中といい真面目すぎるんだよな……



「勇者様、ここはもう大丈夫そうです、次は右翼を見に行きましょう、インテリノが心配で心配でおもらししそうです」


「うむそうしよう、でもその前にトイレ行って来い」



復活した総務大臣と、それから影でしゃがみ込んで葉巻を吸っていた不良産業大臣に別れを告げ、俺達は右翼へと向かった。


産業大臣は頭がリーゼントになっていた、だがどうやって世紀末風モヒカンからあれにしたんだ?

明らかに毛髪の量が増えているのだが……



さて、右翼の様子はどうかな?



※※※



「ヤバいぞ! こっちにも侵入されているじゃないか! 何があったというのだ一体?」


半べそで戦っていたインテリノに加勢し、何とか侵入していた魔族を退ける。

ここは魔法使いの数が十分なのに、どうして敵はその攻撃を掻い潜ることが出来たのであろうか?


疲れてへたり込んだインテリノに話を聞いてみよう。



「……それでいきなり指揮系統が混乱して、左に居た魔法使いが全員右に寄って来てしまったんです、そこに空いた穴から敵が入ってしまいまして」




左から右に寄って来たという魔法使い本人に話を聞いたところ、確かに右を厚くしろとの命令があったという。


それが誰の命令かはわからないものの、そこはごちゃごちゃした戦場である、1人が動き出すと、全員良くわからないままリアル右に倣えで右に寄ってしまったとのことである。



確証は無いが、先程の左翼の例を見る限りではまたヒキタの仕業であろうな。

本人の姿は既に見当たらないが、おそらく先程と同じように物理攻撃タイプの敵から逃げたと考えて良さそうだ。



「インテリノ王子、ここは持ち堪えられそうか?」


「ええ、かなりの兵を失ってしまいましたが、それでも今日1日は大丈夫です」


「わかった、俺達は自陣に戻って作戦を立てる、中央は夕方また突撃作戦を掛けるかも知れないからそのつもりで頼む」


「わかりました、ではご武運を!」



インテリノは元気を取り戻したものの、マリエルは怒り心頭のようだ。

弟を危険に晒したであろうヒキタを許すことは出来ないと、何度も口にしている。


その話、もう5回目ですよマリエルさん……




「あらお帰り勇者様、両翼の様子はどうだった?」


「どっちも大変なことになっていたよ、どっかの馬鹿のせいでな、で、セラはもう大丈夫なのか?」



「ええ、お昼ご飯を先に食べさせて貰ったし、あとは服の背中が破れているぐらいよ」



そういって背中を向けたセラの服は、肩から腰の辺りまで斜めにバッサリと裂けていた。

とりあえず俺の上着を羽織らせて事なきを得るが、今まで他の兵にそれを見せていたというのかコイツは。



「ところでヒキタの奴はここに戻って来なかったか? 殺してやらないといけないんだが」


「ああ、それならさっき城門を無理矢理開けさせて王都の中に入っていったわよ、もう何をしても皆にスルーされるでしょうけどね」


今度は王都の中で何かやらかすつもりか。

今日の戦いが終わったら確実に、全方面に注意喚起をしておかないとならないな、アイツのことに関しては。



「で、皆聞いてくれ、今日の日暮れ前にもう一度突撃作戦を敢行しようと思っているのだが、どうだ、やれそうか?」


ここで拒否する者は居ない、あのおっさん兵も殲滅された髪の仇を討たなくてはならないだろうからな。

きっと長い友達だったのであろう、目に復讐の炎が灯っている。



「では作戦開始の時間までまた休憩させて貰いましょうか、特にルビアちゃんはもうヨレヨレですから……」


ほぼ休むことなく回復魔法を使い続けたルビア、今は物資の入った木箱に乗っかり、全身の筋肉を脱力させている。

岩場に打ち上げられたご遺体と見紛う程の脱力っぷりだ。



「ルビア、お前大丈夫か? 夕方までに復活してくれよな」


「あう~っ、もう疲れました、ご主人様、腰を揉んで下さい、あと肩を叩いて下さい」


「わかった、夜屋敷に戻ったらやってやろう、おっぱいを揉んで尻を叩けば良いんだな?」


「ご主人様のいじわる~」


ふざけている余裕があるようだ、これなら大丈夫だろうな。



「よぉし、じゃあ突撃部隊は先に夕飯としよう、ちょっとどころか相当早いが仕方が無い、いざ戦うときに動けないのは拙いからな」


物資に箱に乗っかっていたルビアを一旦退かし、中身を取り出して元の位置に戻す。

またサンドウィッチかよ、この世界の戦時はこればっかりだな。


干し肉はエースであるカレンとリリィに優先して与え、ついでに言うと俺は中身を食べられた後のパンを頬張る。

サンドウィッチだけでなく、その抜け殻を食べさせられるのにも慣れてしまったようだ。



日が傾き始め、そろそろ作戦決行のときが近付いてきた。

念のため、ヒキタが戻って来ていないことだけは確認済みである。


アイツは本当にどこへ行ってしまったのか? というかどこで迷惑を掛けているのか?

とにかく、この戦いを負けに導くような行いだけはもうしないで欲しい。



「勇者様、そろそろいくわよ!」


「わかった、皆準備は出来ているか?」



全員がこちらを見て頷くのを確認し、作戦開始である。

セラの風防にを盾に、朝と同じメンバーで塹壕を出た……

ありがとうございます、これで110話に到達です。

これからも続けてまいりますので、読んで下さっている方は応援よろしくお願いします。

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