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反省会

学校行事の方が原因で、少し遅くなってしまいました。ごめんなさい。


誤字脱字の可能性大です。

パチパチと、火花の爆ぜる音がする。焚き火が闇を照らし、周囲を橙色へと染め上げる。


時刻は夜。補習初日を終えた俺たち一行は、街道の脇で野営を行っていた。現在は皆で食事中である。


「さて、それじゃあ今日の反省会を始めましょうか」


食器を片手に持った灰猫先輩が、おもむろにそんな事を言い出した。


それはとても…って程じゃないか。まあ、少し唐突な内容ではあったので、補習メンバーは僅かに考えこんだ。


取り敢えず、俺は一言。


「明日で」


「今日のって言ってんでしょうが!」


ツッコミと共にフォークが飛んできた。危ないなぁ、もう。


「食器は投げる物じゃないですよ」


溜息を吐きながら、灰猫先輩にフォークを返す。


「キミがふざけた事を言うからよ」


「それでも、です。そもそもコレ俺のです」


「まあ、キミのお陰で干し肉じゃなくなったのはありがたいけど」


この夕食の食器、食料、調理器具は全部俺の私物である。最初は俺一人でこっそりと済ませようとしたのだが、食材の匂いを灰猫先輩に嗅ぎ付けられ、あれよあれよという間に全員に振る舞う事に。


「いやー、やっぱりアイテムバックは便利だな。野営でちゃんとした料理が食えんだから」


「本当ね。パーティー資金出して買った方がいいかしら?」


「けど高えんだよなぁ……」


フォークを料理に突き刺しながら、鞘のメンバーはアイテムバックについて話し合う。


「持ってた方が良いぞ。新鮮な飯が食えんのもそうだけど、魔物の素材も捨てなくて済む」


冒険者の主な収入源は、魔物のから取れる素材だ。下級の魔物は兎も角、上位の魔物は素材の宝庫だ。内臓は薬になったりするし、鱗や骨などは武具に使える。魔法的に相性の良い物を多いから、捨てる部位の方が少ない。


問題は、この手の奴等は大概デカイ事だ。全長が数メートルサイズなんて奴等が基本なので、取れる素材も大量になってくる。だが、その分全部持ち帰る事は難しい。勿論、持てる分だけに素材を厳選したとしても儲けは出る。だが、やはり勿体無い。先程も言ったように、捨てる部位などほぼ無いのだから。


「うーん……今のアイテムバックの相場って幾らだっけ?」


「白金貨七枚ですね」


俺が答える前に、クリプトンさんがあっさりと答えた。物の相場を覚えているなんて、流石は商人。


因みにだが、貨幣は銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨、紅金貨がある。銅貨一枚が百円ぐらいの価値で、貨幣が上がるにつれて桁が一つ増える。


この計算でいくと、アイテムバックの相場は日本円で七百万前後という事になる。高いな。


「かぁー、バック一個に白金貨かよ! 幾ら便利でも高過ぎんだろ!」


「文句言うなら自分で作れよ」


「んな事出来たら冒険者なんてやってねえよ!」


「違いない」


「「「「あはははは!」」」」


鞘や杯のメンバーと共に笑い合う。うん、やっぱり野営はこうでなくっちゃ。


「それじゃあ、そろそろ見張りの順番ーー」


「コラ何勝手に話逸らしてんの!!」


っち、引っかかんなかったか。


面倒そうな反省会を有耶無耶にしようとしたのだが、そうは問屋が卸さないらしい。


「まったく……。それじゃあ、気を取り直して反省会を始めます。最初に主旨を説明しておくと、この話し合いには今日の問題点や課題などを明確にする事と、プロの冒険者の方から見た意見を聞く為にあります。なので、【不壊の鞘】と【木彫りの杯】の皆さんも、遠慮無くビシバシと指摘してください」


そう言って灰猫先輩が説明を終えて、反省会が始まった。


それじゃあ俺から一言。


「今日は全員が現実の厳しさを身を以て知ったので、話し合う事は無いと思います」


「開始早々終わらせようとしないように。と言うか、その原因がふざけた事言わないで」


ピシャリと灰猫先輩に断じられたので、肩を竦めて引き下がる事に。


「さて、まずは今日一番の問題点。グレゴリウス君の暴走の件ね」


反省会と言うからには、グレゴリウスの件が挙がるのは当然の事だろう。と言うか、初日なのでこの件ぐらいしか話す内容が無い。


「グレゴリウス君。キミは今日の戦闘で死に掛けた。それは私たちの落ち度じゃなくて、キミが勝手に暴走したから。それは分かってるね?」


「……はい」


相手が灰猫先輩だからだろうか? 何時もなら噛み付いてきそうなグレゴリウスだが、今回はとてもしおらしい。


「それじゃあ、何であんな事をしたの? 幾らキミが熱くなり易いからって、あれが無謀なのは分かるでしょう?」


「………」


まるで諭すかのように、灰猫先輩は優しくグレゴリウスに尋ねる。最初は無言を貫いていたグレゴリウスだったが、やがて静かに理由を話し始めた。


「……原因は俺のユニークスキルです」


「ユニークスキル?」


その答えは、少しばかり意外な物だった。いや、見方を変えれば、そこまで意外な物でも無いか。


グレゴリウスは馬鹿だが、根は真面目で熱血な男、つまりは体育会系である。体育会系の場合、立場が上の仲間には服従が基本だ。ましてや、グレゴリウスは狼の獣人。この手の上下関係は、心の奥深くで眠る本能に刷り込まれてる筈。


幾ら熱くなっていたからといって、そんな奴が灰猫先輩の制止を無視するなんて考えられないのだ。何か、全く別のファクターが無い限りは。


それがユニークスキルと言うのなら、一応は納得出来る。


「……ユニークスキルねぇ。それは本当の事なの?」


「はい」


強く頷くグレゴリウスは、嘘を付いているようには見えない。


「一応聞いとくけど、どんなスキルなんだ? 効果によっては今後の対応も変わんだけど」


マナー違反を承知で俺は聞く。本来ならば他人のステータス、それも切り札になり得るユニークスキルの詳細を聞くなど失礼もいいところだ。だが、今回ばかりは事情が違う。場合によっては、他のメンバーも危険になるかもしれないのだから。


それはグレゴリウスも分かっているようで、素直に詳細を話し始める。


「俺のユニークスキルは『闘争本能』。戦闘時に、自分に向けられる敵意の数だけ身体能力が上昇するスキルだ。けど反動があって、上昇した身体能力に比例して感情が昂ぶっちまうんだ。それで、結果的に昼間みたいな暴走状態になる」


「……やけに面倒な能力だなオイ……」


軽く頬が引き攣ってしまったが、これは仕方無いだろう。語られてスキルの詳細が、あまりにもピーキー過ぎたのだから。


能力としては申し分無い。敵の数が多ければ多いほど強くなれるのだから、乱戦状態ならこの上なく頼もしい能力だ。


だが問題が有る。それも壊滅的なレベルの。


「何だよその完全ソロ推奨スキルは……」


グレゴリウスのユニークスキルは、団体行動に致命的に向いてない。


まず、反動で暴走状態になるのが駄目だ。暴走状態になった場合、昼間のようにマトモな思考が出来ない可能性が高い。それはつまり、強化された状態で、敵味方の区別が付かなくなる可能性が有ると言う事。団体での戦闘だとコレはマズイ。敵味方問わず巻き込む威力の爆弾など、手元に置いておきたいと思う人間などそうはいないのだから。


また、団体での戦闘をした場合だと、敵意が分散してしまって身体能力の上昇が悪くなる筈だ。それでは折角のユニークスキルを活かせない。


「完璧な多対一用の能力とか……。お前、一人で千人倒したいの?」


「んな訳有るか!」


ツッコミを入れてくるグレゴリウスだが、実際問題笑えない。


コイツのユニークスキルの場合、単独での戦闘が前提条件として入る。それはつまり、ピンチになった時に誰も助けてくれない事と同義である。


特に能力の性質上、戦闘では多対一の場合も多いだろう。それだと不測の事態が起こり得る。数の力は決して侮ってはいけないのだから。


また、俺みたいに単独でヤバい敵にあっても詰む。一対一では身体能力も大して上昇しないだろう。純粋な強さが無い限り、幾ら身体能力が上昇しても弱い事には変わりない。


このユニークスキルは、グレゴリウスがちゃんとした実力を持っていて、始めてその真価を発揮するタイプだ。


学生相応の実力しかない現状では、暴走の件も有ってマイナスにしかなってない。


「……アレだな、宝の持ち腐れ」


「言うな……」


自覚は有るらしく、項垂れるグレゴリウス。取り敢えず、優しく肩を叩いておいた。ちょっと友情が芽生えた気がする。


そんな中、レベッカちゃんが不思議そうに首を傾げていた。


「あの、グレゴリウスさん。それだと、学園の訓練でも暴走してたんじゃないですか?」


どうやらレベッカちゃんが気になっているのは、数日前に俺たちが行った連携の確認の事らしい。


当たり前の事だが、初対面のメンバーで実戦を行うのは無理がある。なので、数日前から俺たちは放課後に居残って、連携の確認などを行っていた。


確かに、その時のグレゴリウスは比較的マトモだった気がするな。


「あの時は相手がタイソン先生一人だったからな。三人までなら正気でいられるんだよ」


「ふーん。暴走までの正確な数は分かってんのか」


「当たり前だ。これでも結構検証してんだ」


なら何故昼暴走したし。


「他には何か有んのか?」


鞘や杯のメンバーめ含めて、グレゴリウスの『闘争本能』について聞いていく。


その時、ミカヅキがポツリと言葉を漏らした。


「……お前、狼の獣人の癖に集団行動出来ないのか」


「うぐっ」


「黒狼族は戦士の一族なんて言ってたが、自分のスキルに振り回せれてる奴が戦士なんて名乗れるのか?」


「うぐっ!」


「正直な話、お前冒険者向いてないぞ。と言うか、荒事から身を引いた方が良いと思うぞ」


「ぐはっ!?」


もうやめて! グレゴリウスのライフはゼロよ!


「そーこーまーで! ミカヅキちゃんも言い過ぎよ!」


orzの体勢になってるグレゴリウスを見兼ねて、灰猫先輩が止めに入った。危ねえ。後少し遅れてたら黒犬が白犬になるとこだった。


「全く……」


灰猫先輩は溜め息を吐いた後、気を取り直してグレゴリウスへと向き合った。


「まあ、昼の暴走の理由は分かったわ。けど、そう言うのは前もって言っておく事。幾らスキルは秘匿する物だからって、不安要素まで隠されちゃ対処出来ないから」


「……すみませんでした」


自分に非が有ると認めていたグレゴリウスは、素直に皆に向けて頭を下げた。


「うん、なら良し。皆さんもそれで良いですか?」


「ああ、問題無い。けど、次から気を付けろよ。怪我しちゃ元も子もないからな」


「取り敢えず、当面の目標は暴走しない事だろう。俺たちもフォローするから、この旅の間に少しは前進しよう」


「はい!」


大人たちに優しい言葉を掛けられて、沈んでいたグレゴリウスが復活した。


「そうだぞ。暴走したらまたキャロライナ・リーパー投げて止めてやる」


「「「「止めろ!!!」」」」


どうやら唐辛子爆弾は不評な様子。


「お前絶対止めろよ!? マジで俺死に掛けたんだぞ!?」


「あんな物ポンポン投げないで! この辺りの生態系に影響出るわよ!?」


「そもそもアレが唐辛子の仲間だとか未だに信じられないのだが!?」


必死で止めようとしてくるのは、キャロライナ・リーパーの被害に直接遭った三人。


「………そんなに凄かったのか?」


「………坊主の様子はヤバそうだったけど…」


逆に、見ていただけで直接被害に遭ってないメンバーは、あまり実感が湧かない様子。


「体験してみる?」


キャロライナ・リーパーの粉末が入った袋を突き出し、疑問符を浮かべているメンバーに問い掛ける。


「…………」


「…………」


「…………」


無言で見つめ合う一同。


「………じゃあ」


「………俺たちが」


好奇心に勝てなかったらしく、ザックとベンが代表して前に出る。


そして、恐る恐る袋を覗き込み、


「バ○ス」


滅びの呪文とともに袋の底を叩き、粉末を二人の顔面に浴びせ掛ける。


「「ギャァァァ!??! 目がぁ、目がぁ〜!?」」


ム○カ降臨。


「何やってんのよ!!」


「いや、ここはやっとこ思て」


「意味分かんないから!」


殴られた。


「「ギャァァァ!!!」」


取り敢えず、のたうち回る二人を治療。


「……で、どうだった?」


「「死ぬかと思ったわ!!」


「そら良かった」


「「良くねえよ!!!」」


「おっと」


二人が青筋を浮かべて殴りかかってきたので、高速足払いで宙を舞わせた。


ドグシャと音を立てて落下する二人。


「な、なんて事、しやがる……」


「クソッ、相変わらず無駄に強い………!」


悔しそうに地面に倒れ伏すザックとベン。俺はその側にしゃがみ込み、一つ聞いてみた。


「お前ら、俺が何もしないとでも思ったのか?」


「…………ああっ、もう! コレで納得してしまった俺が嫌だ!」


「…………何言ってんだコイツと言いたいが、良く考えれば迂闊だった……!!」


己の愚かさを悔いる二人。……自分で言っといてアレだが、腹立つなオイ。


「ああ、やっぱり気付いてなかったのか」


「進んで怪我しに行ったから、とんだ勇者かと思ったわ」


「まあ、良いんじゃね? 身体張って笑い取りに行ったんだから」


俺の行動パターンが身に染みてる他の鞘と杯のメンバーは、自分たちのリーダーの迂闊な行動に呆れていた。


「他に喰らいたい人は?」


「「「「遠慮する」」」」


だよね。


首を振る冒険者一同に肩を竦めた後、俺は立ち上がった。


「さて、それじゃあそろそろ終わろうか。もう話す事もないっしょ」


今日の問題はグレゴリウスの暴走ぐらいだからな。この反省会もお開きだろう。


「んじゃあ、俺は先に寝てーー」


「待ちなさい」


馬車の方に向かおうとしたところで、首根っこを灰猫先輩に掴まれた。っち、逃げられなかったか。


「何逃げようとしてるのかなー? まだキミの暴挙の件は何も話し合ってないし、見張り決めも残ってるでしょ?」


えー。


「さて、それじゃあ本人が自ら話題の転換を図ってくれたので、次の件に行きましょう」


灰猫先輩はニコリと笑いながら、進行を再開した。尚、未だに俺の首根っこは解放されていない模様。


「次は、ヒバリ君がグレゴリウスを止める為に行った暴挙についてです。ヒバリ君、何か弁明は?」


「はい、それよりもこの査問委員会的なノリが気になります」


「強ち間違ってないでしょう?」


あ、やっぱり?


「それじゃあ被告人。もう一度聞くけど、何であんな事をしたのかな?」


被告人って言っちゃたよオイ。


まあ、それを言ったら話しが進まないし、今は流そう。取り敢えず、何と言おうか……。


「……いや、あの場ならアレが最善手かなと。グレゴリウスを助けるって意味でも、お仕置きって意味でも」


犬には刺激物が効くしね。


俺がそう説明すると、灰猫先輩は頭を抱えた。


「………いや、あのね? 私が聞いてるのはそう言う事じゃないから」


はて?


「 何であんな危険物を躊躇いも無く使用したのかとか、色々と言いたい事は有るけど、それは昼に皆で説教したから良いの。いや、良くは無いけど、今は違うの。あの時、他に手段は無かったのかって聞きたいのよ」


ああ、そゆこと。


「…………ええ、さっきも言いましたけど、アレがあの時の最善手ですよ」


まあ、あくまで『お仕置き』込みなら、だけど。


「……本当に?」


「はい」


暫くの間、俺と灰猫先輩は見つめ合った。やがて、先輩は溜め息を吐いて、


「………はぁ、分かった。そう言う事にしておくわ」


深く追求する事無く、この件は終了となった。


そして、反省会は終了。夜の見張り決めへと話題は移る。


「今日の見張りだが、俺たちの方でやっておこう。生徒さん達は寝てて構わない」


いざ決めるとなったところで、ザックがそう提案してきた。


初めての護衛で疲れているだろうという判断から、どうやら気を利かせてくれたらしい。


だが、すかさずタイソン先生が否と答えた。


「いえ、それではこの子たちの為になりません。見張りも補習の一環なのですから、特別扱いは出来ません」


タイソン先生はそう主張するが、ザックは軽く笑って首を振る。


「なに、別に特別扱いって訳じゃないさ先生さん。今日は初日だし、あんな戦闘も有った。生徒さん全員……一人を除いて、疲労困憊でも可笑しく無い。それで見張りの途中で寝られても困る。だから、今日はしっかり眠って貰って、明日から見張りに参加して欲しい」


「むう……」


「それに、ここの全員に見張りを割り当てたりなんかしたら、頻繁に交代する必要が有る。それだと五月蝿くなってしっかり休めない。こういう大人数の時は、日毎のローテーションを組んだ方が効率が良いんだ」


だから、妥当な判断だとザックは言う。タイソン先生も一理有ると感じたようで、今度は反論する事は無かった。


「分かりました。では、お言葉に甘えましょう。サクラギを除く私たちは明日以降と言う事で」


ん?


「はい、タイソン先生。さらりと自分が除かれてるのは何故でしょう?」


「お前は彼らと一緒に見張りをしてろ。昼間の罰だ」


えー。


「という訳で、コイツは今日の見張りに組み込んで下さい。私どもとしても、全てそちらに任せっきりと言うのも気が引けますので」


だったら先生がやれよと思う。何故生徒である俺が人柱なんかに。


(断れザック断れザック断れザック)


生贄なんて真っ平御免なので、ザックにひたすら念を送る。


その思いが通じたのか、ザックは俺の方を見て笑顔を浮かべて、


「ああ、それは助かる。ヒバリが居てくれればこっちも頼もしい」


「オイ!」


あっさり頷きやがった! アレか!? さっきのバ◯スの仕返しか!?


「では、私たちはこれで」


「ああ、しっかり休んでくれ」


俺が愕然としている間に、話はどんどん進んでいく。


「それじゃあ、おやすみヒバリ君」


「えっと、お先に失礼しますね……」


「頼んだぞ先輩」


「しっかりやれよ」


そう言って、テントの方へと向かっていくメンバー。


「………あいつら、なんの躊躇いも無く置いていきやがった……」

今回はちょっと蛇足みたいな話でした。グレゴリウス関係だけで四千いってるんですよね……。


なんか、メインキャラよりも脇役の方が濃い気がする……。


ヒバリ、ユウイチ、ショウゴ、フィア、クラリスの影が薄い……。


特にヒバリ。主人公最強タグ付いてんのに、真面目に戦わないから全く強く見えん。


一回ぐらい、ちゃんと無双さしてやりたい作者です。

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