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ヒバリの考察と忠告

ツッコみを入れらる前に言っておきますが、作中のかっこ関係は割と適当です。一応、魔法とかは決めてはいますけど。


誤字脱字の可能性大です


暫しの間を置いてから、爺さんはやっと言葉の意味を飲み込めたのか、目が点へと変化した。


とても珍妙な顔である。まあ、俺もこの事実に気付いた時は密かに愕然としたけどね。


「今は才能も錆び付いて見る影も無い。だけど、もし才能に驕らずに人並みの努力を続けていれば、それだけで歴史に名を刻めた筈だ。人一倍努力をしていれば、勇者にも引けを取らなかっただろうな」


これは魔導師としての保証である。あの坊々は真の意味で天才だ。神童というかつての呼び名は、決して大袈裟では無かったのだ。


「なんと……」


俺の評価に爺さんは言葉が出ない様である。あの坊々のボンクラ具合を知ってるだけに、英雄英傑の卵であったと言う事実が信じられないのだろう。


「ぶっちゃけ言うと惜しいな。あんな風に育ってなければ、俺が才能以上の能力を身につけさせてやったのに」


元の才能だけ見れば、あの坊々はガルマン程度となら戦えるポテンシャルはある。あんな性格になってなければ、翔吾や雄一みたいに【王魔の樹海】に放り込んでやったのに。


「ちゃんと育っていれば、この国が勇者を必要とする事だって無かったかもしれないな」


「それ程とは……未来の英雄の芽が潰れるなど、なんと勿体無い事か」


爺さんは嘆く。それは国の利益を失った事による貴族としての声なのか、未来ある子供に栄光の道を歩ませられなかった事による大人としての声なのか。何方なのかは判断がつかないが、本気で残念がっている事だけは確かだった。


「先に言っておくが、今の坊々に手解きするつもりは無いからな。あの選民意識の塊みたいな奴が力を付けても碌な事にならない」


馬鹿がデカイ力を持った時、良い事が起きた試しが無い。これ、経験則ね。


「ううむ……残念だが当然か。まさか、あのボンクラの才がそれ程であったとは……」


「本人も自分が天才だって自覚してんだろうが、その度合いまでは理解して無いんだろうな」


だからあんな阿保な事が出来るのだ。自分の力を正しく認識していたら、余程の馬鹿じゃない限りは上手く立ち回る筈だ。……あの坊々なら、余程の馬鹿の部類に入ってないとも限らないけど。


「むう……やはり幼少の頃から神童などともて囃したのが悪かったのかのう。クライストもその所為で必要以上に甘やかしてしまったみたいじゃし」


「何言ってんだよ爺さん。確かにあの坊々は必要以上にもて囃されたんだろうがな、増長して腐ったのは自分が原因だろ」


環境なんて人格を形成する為の要因の一つでしかない。結局の所一番大事なのは生来の心の在り方だ。どんなに悪い環境だろうと、その場その場の状況を受け止める事が出来る程度に心が柔軟であれば、色々と歪みはすれど負の方に堕ちる様な事は基本的に無い。


幼い子供にそんな事を期待するな。そう思う人も多かろうが、大丈夫な人間は割と大丈夫だったりする。まあ、ぶっちゃけ実体験である。


俺自身、年齢一桁の頃から色々な犯罪に関わってきた。万引きなどの軽い犯罪から、連続殺人などの重犯罪まで。死体なんて結構見たけど、それでも元気に生きてます。かなり変な性格になったけど。……それは俺だからってツッコミは無しね。小学一年生で数々の犯罪に巻き込まれてる子達を俺は知っている。そう、息をつかせぬ面白さと自称する、眼鏡の少年と愉快な仲間たちである。


「どんなに良い環境で育っても、心が弱い奴は何だかんだと理由を付けて駄目になる。逆に強い奴はどんなに悪い環境だろうと関係無く心が強い。駄目になる奴は弱い奴だけなんだよ。極論だけどな」


まあ、あの坊々の場合はちょっと違うかもだけど。アレは心が弱いというより、破格の才と心の強さのバランスが取れてなかったんだと思う。過ぎた力は身を滅ぼす。至言だね。


「ま、そう言う事だし、あの坊々はなるべくしてああなった側面が強い。幾ら同類でも、俺みたいに心を歪められなかったらあの末路も納得出来る」


俺がしみじみと呟いたら、爺さんが不思議そうな表情をしていた。何か変な事言ったか俺?


「同類?あのハンスとお主がか?」


ああ、それね。そう言えば言ってなかったっけ。


「同じなんだよ、俺と坊々は。色々とベクトルは違うが、俺達は物語の主人公みたいな境遇の癖に、精神的には普通なんだよ」


「……ヒバリって普通かの?」


いかにも異議ありといった表情をする爺さん。はっはっはっは!俺が怒らないと思ったら大間違いだぞクソジジイ。


「今は兎も角前は普通だクソジジイ。お陰で俺がどんだけ苦労したと思ってんだ」


そりゃあね、今は人間辞めてるけどさ。クラックにトリップする前は普通の学生だったんだぜ?少しだけ犯罪や事故に関わる事が多かっただけだ。殺人とかテロとか誘拐とか薬とか銃撃戦とかヤクザの抗争とか窃盗とか雪崩とか土砂崩れとか遭難とか……あれ、なんか泣きたくなってきたぞ。全然普通じゃねーよ俺。


爺さんも顔引き攣らせるな。余計惨めだ。


「……取り敢えず良く生きてるのお主」


「その場の勢いと諦念と覚悟と慣れの賜物だ。それを繰り返してる内に、ピンチの時や有り得ない状況が楽しくなる方向で精神が歪んだんだ」


だから馬鹿な事やっちゃうんだよなー。どうもテンションが変な風に振り切れちゃうから。


「自分で歪むとか言うもんじゃないと思うんだが……」


呆れ気味に爺さんがそう窘めてきた。いやまあ、そうなんだけどさ。


「それでもそれが事実だし。というか、俺は自分が異常な事は別に気にしてない、寧ろ誇りに思ってんだぞ?これが俺の生き延びた証みたいな物なんだから」


普通の精神をしてたら何処かで死ぬか、色々と耐えられなくなって首括ってる。それを乗り越えたからこその異常性だ。ならば俺はこの異常性を誇ってやる。胸を張って自分が歪だと宣言するさ。


「そして、それが俺とハンスの違いだ。俺は普通でありながらも異常になって、奴は普通から先に行けなかった。その結果が今のハンスだ」


天賦の才を持ちながらも、平凡な精神しか持ち得なかったハンス。波乱万丈な運命を引き寄せながら、常人として生まれた俺。どちらも物語の主人公の様であり、その実はただの一般人。


この二面性がもたらす精神的負担は膨大だ。俺はそれを狂人となって乗り越えたが、奴は常人のままだったから腐っていった。


「ま、今はまだ可愛いモノだけどな。けど、あのまま歳を重ねたら確実に面倒事を引き起こすぞ。俺はそんな奴等をごまんと見てきた」


はっきり言って嫌な記憶だ。そう言う奴等が引き起こす事件は、大概が凄惨な結末になる。又聞きだけでも胸糞悪かったし、実際に関わった時は思いっきりブチ切れた。


「経験者からのアドバイスだ。手を打つのなら早めにしておきな。放っといたら碌な事にならないからな」


一人寂しく死んでいくか、それとも大勢の人間を殺してから殺されるか。予想出来る末路はざっとこんな感じだろう。下手に潜在能力が高い分、俺的には後者の可能性の方が高いと思っているが。


「……ヒバリは具体的にどうなると思っているのじゃ?」


恐る恐ると言った様子で爺さんが聞いてきた。


ふむ、具体的な末路とな。


「そうだな……誰かに唆されて利用されての捨て駒エンドか、感情を抑えられなくなって謎の計画を立てる。それの所為での暴走、又は自爆エンドかね」


「……何故そう考える?」


「経験則」


あの坊々と似たタイプの人間もかなり見てきたが、何故かそう言うタイプは判を押したみたいに同じ結末を辿るんだよな。


俺がそうざっくり説明すると、爺さんは頬を引き攣らせていた。


「嫌な経験則じゃな」


「まあ、これはクラックでの出来事だし、この世界だと当てはまるかは未知だと思うぞ。……十中八九そうなるだろうがな」


今東西異世界問はず、馬鹿は何処にいても馬鹿である。そして馬鹿の思考パターンは似通っているのが世の常であり、それが『お約束』である。


「爺さん、知ってるか?物語でありきたりなんて言われてる結末は、総じて現実で起こり得るんだ」


お約束。他にもテンプレ、相場、予定調和。これらの言葉は実際の意味は違えど、大体が『経験や史実から予想出来る一つの結末』の事である。これはどの世界でも存在する概念であり、その多くが他世界の『お約束』と共通している。


それはある意味で当然だ。『お約束』とは、一定以上の知能と感情を持った存在の願望が集まり、大まかに収束した結果なのだから。


弱者が強者を倒すジャイアント・キリングも。多くの異性に好意を寄せられるハーレムも。どんな謎も解き明かすミステリーも。小説などでありきたりなこのジャンルも、多くの願望が収束して発生した。それ故に、幾つかの結末が『お約束』として決まっているのだ。


「まあ、一種の催眠みたいな物だな。元が元だから、どうしても行動が『お約束』よりになっちゃうんだ」


元が願望から発生したモノなので、人がそれに沿って行動するのは当然であり必然だ。人は大なり小なり『お約束』の影響を受ける。そこに立場なんて関係無く、犯罪者だろうが勇者だろうが、程度の差はあれど『お約束』に沿ってしまう。


悪人ならばこうであれ。善人ならばこうであれ。周囲が願う。自分が願う。そうある様に世界が願い、そうであろうと人は応える。程度の差こそあるが、行動原理が一つの方向へと向かっていく。


「そしてその傾向は馬鹿、この場合は短絡的なタイプだな。そう言う奴程『お約束』の影響を受けやすい」


直情型の馬鹿は感情で動く。つまり、感情に幾らか刷り込まれている『お約束』への影響がダイレクトに行動に直結する。


「まあ、その手の輩って洗脳みたいな精神干渉に滅法弱いから、当たり前ではあるんだが」


有名なゲーム風に言うなら効果はバツグン、だろうか。ほら、格闘タイプにエスパータイプは効果バツグンじゃん。……本当だったら悪タイプの方が近いんだろうけど、直情型って意味で格闘タイプにしたぞ。だからツッコムな気にするな。


まあ、それは兎も角。


「さて、こんな感じで『お約束』の説明をした訳だけど。俺の言いたい事はもう分かったろ?」


遠回りはしたが、流石にここまで言えば猿でも分かる。相手が海千山千の狸爺なら尚更だろ。


そして俺の予想通り、爺さんは頷いた。


「改心するなどの希望的観測は持つな。やるなら徹底的にやれ。じゃろ?」


そゆことそゆこと。


「精神を叩き直すにしても、表舞台から退場させるにしても、中途半端だけは止めておけ。願望の体現みたいな『お約束』の影響を受けやすい奴は、つまり強欲って事だ。強欲は抑えつければつける程に反発が強くなる。そうなると抑えなかった時よりも被害がデカくなる。だからやるなら徹底的に、情け容赦なんて一切加えるな」


精神を矯正するつもりなら廃人にする勢いでやれ。表舞台に立てない様にするつもりなら殺す気でやれ。中途半端な事はするな。相手の全てを叩き折れ。


「中途半端で済ませれば、それは手負いの獣を生み出したのと同じだ。そして手負いの獣程、厄介な奴は存在しない」


奴等は追い詰められればられる程に足掻き、此方の予想を超えていく。斜め上なんてレベルじゃない。一周回ってから上を行く。


その時の被害は個人が起こす規模を軽く超えるのだ。そんな奴、生み出す訳にはいかないだろう。


「今はまだ実害は無いが、何かやりだしたら直ぐに手を打てよ。これは経験則からくる忠告だ」


何度も言うが、これは実際に俺が体現したから話しているのだ。二度ある事は三度あるなんて言うが、俺の場合は数十回くらいある。これで次は違うなんて言える訳がない。


「先に断っておくが、俺の周りに被害が出始めたら俺が出張るからな。その時の被害は覚悟しておけよ?」


今はまだ俺だけで被害という被害も無いが、流石に周りに迷惑が掛かってきたら放置する気も無い。そして、俺が出張った時の周囲への影響=その時とテンションの為、下手したら土地が消えるかもしれない。……みなまで言うな、俺もやり過ぎはダメだと思うが、ついやっちゃうんだ。


なので今はまだ何もやって無いハンスだが、もし何か犯罪でもやらかしたら即刻捕縛して欲しい。それが双方の為だ。


「……ま、百回同じ経験をしていても、百一回目は違うかもしれないし、あの坊々が突然善行に目覚める可能性も無くは無い」


あくまで仮定の話だが。


「……いや、それは無いじゃろ」


うん、俺もそう思う。


「つまり、未来なんて何が起こるか分からないって事だ。取らぬ狸の皮算用とは違うが、未来なんて無限に広がる枝葉みたいなもん。予想通りの未来もあるし、違う未来もある訳だ」


再三脅かしてきたが、あくまで坊々がやらかすのは俺の予想。ボロクソ言ったが、まだ何もやってはいないのだ。流石に何もしていない内に手を下すのはダメだろう。……え、俺に絡んでくるのは良いのかって?別にあの程度なら問題無いよー。と言うか、俺に来てる分には全然構わないんだよね。だってどうこう出来る訳無いし。適当にあしらうだけだよ。


俺は自分の周囲で問題が起きなければそれで良いんだ。爺さんにアドバイスしたのだって、本当だったらあり得ない事。俺の本性知ってる奴等からすれば驚愕モノの珍事だぞ。俺が爺さん達を気に入っているから、あの坊々が厄災の種だと教えてやった。簡単に言えばサービスなんだから。


「だから頭の隅に留める程度にしておきな。真に受け過ぎるのも問題だし。今までの話の本質は選択肢を増やす為のアドバイスだからな」


そう言って、俺は爺さんに背を向ける。少し無駄話をし過ぎたかな。


俺が呼び出しくらった理由は事情聴取みたいなモノだ。誤解も解けたし、そろそろお暇するべきだろう。ぶっちゃけ眠い。


「のうヒバリよ」


だが、後ろから掛かってきた爺さんの声に足を止める。


「何だい爺さん」


軽く首だけ振り返って爺さんを見ると、少し聞き辛そうにしながら、爺さんは口を開いた。


「さっきからお主は『まだ先の事』と何度も口にしていたが、お主ならば未来を視る事も出来るんじゃないのか?」


恐る恐る、だが確信の篭った声で爺さんは断じた。


……へえ、こりゃまた随分と過大評価をしてくれたな。


「半分だけ正解。確かに俺は未来を視る事が出来る。俺はその魔法を【星占術】って呼んでいる」


「ならばそれを使えば良かろう。お主の力に頼る様で悪いし、忠告をくれただけでも有難い。じゃが、明確な先が分かるならそれを教えて欲しい。そうすれば、被害もずっと少なくなる」


そう考えるのはある意味で当然か。答えが分かっているなら、教えてくれってのが人情だ。勿論、テストの様な物だったら完全な不正行為だが、人の命が掛かっている可能性があるならば爺さんの反応こそが正しい。


……だが残念。俺が使う魔法は確かに万能だが、御伽噺みたいな全知全能では無い。俺にも出来ない事はある。


「だけどそれは、無数にある内の幾つかが視えるだけだ。さっきも言ったが、未来は無限に広がる枝葉の如く。たった一つの動作の違いで分岐して、最終的に全く違う未来になる事だってある。……逆に幾つもの未来で同じ結果になる事もあるが」


俺や師天の皆、他の魔導師みたいに時間流を観測出来る奴等は《可能性の収束点クロスポイント》なんて呼んでいる。……糞どうでも良いぐらいの余談だが。


「そして、あくまで【星占術】で視える未来ってのは【星占術】を使わなかった未来だ。だから未来を視た所で結果が全く違うモノ、似た結果にしかならないんだよ。だから使えて精々が参考程度。それを基に対策を建てても、場合によっちゃ全然違うんだから逆に使わない方がマシなんだ」


未来視なんて聞こえは良いが、俺の使う魔法の中でも役に立たないor使用頻度が低い魔法ランキングにランクインしている駄目魔法だ。使う機会なんて、精々がさっき言った《可能性の収束点》を観測する時だけである。


そして《可能性の収束点》は大国の崩壊と言った大事じゃないと起こらない。今回みたいな個人が起こすであろう未来を観測するのには、とてもじゃないが使えない。


「ま、未来なんて視えない方が良いんだよ。全部が予想通り予定通りじゃ、人生なんてつまらないだろ?」


俺の主張はどうやら爺さんも分かってくれた様で。


「……成る程のう。確かにそれなら納得じゃ。余計な事言って悪かったのヒバリ」


「別に構わないよ。当然っちゃ当然の疑問なんだから。寧ろ、物分かりが良くて助かった」


クラックだと魔導師は全知全能みたいに思われてたからな。出来ない事があるって言っても聞こえちゃいない。お陰で無理難題の嵐で凄い鬱陶しかったからな。特に権力者。


俺が過去の馬鹿どもと一緒くたにしている事を悟ったのか、爺さんは不満そうな表情を浮かべる。


「阿保か。無理な事をやらそうとする程に儂は耄碌しとらんわ。寧ろお主に出来ない事があってホッとしているぐらいじゃぞ」


「くっくっく。違いないな」


確かに万能じゃつまらないよな。何か一つぐらい出来ない事がないと、オーディエンスにも飽きられちゃうか。


さて、メタ発言は兎も角。


「それじゃあな。仕事頑張れよ、爺さん」


「煩いわ。全くお主は楽で良いのう」


「それが子供の特権だよ、爺さん」


俺は爺さんに軽く手を振って、自分の部屋へと戻って言った。











同刻



薄暗い部屋の中、坊々ことハンス・ドルク・シグムンドが数人の男達に怒鳴り散らしていた。


「クソッ、クソッ、クソッ!何で平民如きに何も出来てないんだ!」


「いえ、あのヒバリという平民、報告によると相当に出来るらしく……」


「五月蝿い!言い訳なんてするな無能が!さっさと痛い目みせるなりして、この私を侮辱した事を後悔させろ!分かったな!?」


「「「っ、はっ!」」」



彼はゆっくりと、だが確実に、ヒバリの予想した末路へと近づいていた。

今回は幾つか重要語句っぽいものが出てきましたが、ぶっちゃけ作中ではこの先殆ど出ないと思います。強いて言えば『お約束』ぐらいでしょうか。


ここで裏設定。


ヒバリ君の主人公体質ですが、神の見えざる手(作者)によって『お約束』を見境なく惹きつける体質の事だったりします。


尚、この設定は作中で出るかどうかは微妙です。


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