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食堂にて

前半が多分クドイと思います。


誤字脱字の可能性大です。

「雄一ィィーー!!!」


ダダダダッ!!


「あん?」


ッつる!


あ……。


「……」


ガッシャーン!!


「………」


「酷いじゃないか雄一!!」


「……待て待て待て。何事も無かったかの様に始めんな。お前今コケたろ」


「酷いじゃないか雄一!!」


「いやそうじゃなくて」


「酷いじゃないか雄一!!」


「ドラ◯エかよ……」


何の事やら。


って、そうじゃなくて。


「酷いじゃないか雄一。俺は今猛烈に怒ってるぞ!」


そうそう。テンション上がってオーバヘッドキックをかましてしまった事で忘れかけたが、俺は今凄く怒ってるのだ。


「いや、アレはオーバヘッドじゃなくてコケ」


「酷いじゃないか雄一!!」


「くどい!!」


殴られた。


「ったく、真面目な話、何で先に行っちゃうんだよ。ガチで恥ずかしかったんだぞ」


「熱弁するお前が悪い。大体、大勢のいる場所で話す様な内容じゃないだろ。もっと考えろ、アホ」


まさかのマジ説教をくらってしまった。いや、雄一の言ってる事も尤もではあるのだけど。


「ほら、分かったら早く行くぞ。……ったく、翔吾はどうした?置いてきたのか?」


「……あ。いや、お前を追いかけるのに必死で」


「屑だなお前。後その言い方止めろ。虫唾が走る」


「言い過ぎじゃ御座いませんかね!?」


確かに翔吾を置いてきた俺が悪いけど!確かに相手によっては嫌な勘違いとかされそうだけども!


「別に俺は実害が無いなら妄想されても気にしないぞ。相手がお前じゃなければなら」


「……なんだろう、間違って無い筈なのに割とshockだ……」


「おーい!追いてかないでよ雲雀ー……って、どうしたの?そんな所で項垂れて」


追いついてきた翔吾が、俺と雄一を見比べて首を傾げた。


「いや、雲雀にBL疑惑がーー」


「無えよ!!ヤメろよ流石に怒るぞオイ!」


勘違いしないでよね!別に雄一の事なんて全然ーー


「……アルテミ」


「お前何で俺が馬鹿な事考えてるって分かんだよ!?」


「いや、寒気がした」


ああ、なるへそ。


「……それで納得するんだね……」



閑話休題



「あーあ、雄一の所為でもう千文字ーー」


「いきなり何言ってんだお前!」


「いやだって、さっきの会話だけで幾ら文字数使ったと思ってんだよ。掛け合いも程々にしろ的な事コンテストでも書いーー」


「「ヤメろっ!!」」


はい、すみません。



閑話休題



場所は変わって学園の食堂。


昼飯を半分程食べ終えた所で、俺はふと気になった事を雄一と翔吾に聞いてみた。


「……なあ、こんな短いスパンで閑話休題って使ってーー」


「……テメエ、メタ発言も大概にしろよ?」


セリフを全て言い終える前に、万力の様な力でガシリと雄一に頭を掴まれた。


うむ、少ししつこかったか。


メキメキと軋む頭蓋の音を聞きながら、流石にマズったかなと反省する。


目の前の雄一はモノ凄く笑顔だ。目は笑っていないけど。もともと雄一の顔は理知的と言える感じで整っているのだが、今はそれに加えて極寒の雰囲気を纏っている。冷徹と言うかなんと言うか。ゲーム的に例えると、策略で人類を滅ぼそうとする魔王って感じ。


まあ、何が言いたいのかと言うと、逆らっちゃ駄目だなって事。


「にしても美味いねここの飯。そしてカレーがあるのがびっくりしたわ」


話題転換としてはあからさまだろうけど、これは割と本音である。


今俺が食べているのはカツカレーだ。カレー自体は、調味料を使っていけば異世界でも作られそうだからまだ分からないでもない。


問題はカツだ。カツっていうのは日本の料理だし、それをカレーに載せるのも日本のアレンジ。つまり、カツカレーというのは地球の異文化交流によって生まれた料理なのだ。


それが何故か異世界にある。大陸間ってレベルじゃなく、次元の壁を飛び越えて全く同じ料理が存在しているなど、感動よりも不気味さの方が先にくる。


ついでに言うと、雄一はハンバーガー。翔吾はオムライスだ。


「カツカレーもそうだけど、確かオムライスも日本産じゃなかったっけ?」


「そうだよ。オムライスが洋食だって勘違いしてる人もいるけど、バリバリの日本食。確か、明治時代に何処かの店で出した賄いが起源だった筈」


「へえ……。流石は翔吾。詳しいじゃん」


なんとなしに聞いてみたが、こうもスラスラと答えられるとは。料理が趣味なだけはあり、その手の雑学の知識は豊富らしい。


さて、翔吾の料理うんちくに感心したのは良いのだが、そうすると余計に謎だ。


「謎は深まるばかり、か」


「んな大袈裟な。料理なんて何処の文化にもあるんだ。似たモノがあっても不思議じゃないだろ」


いや、似たモノも何もドンピシャなんだが。


「流石にそれは無いよ。特にここの料理の場合は」


ほら、翔吾もその意見には否定的だ。趣味の事であるからか、何時もよりも結構食い気味で否定してる。


まあ、雄一も本気でそんな事言った訳じゃないだろうけど、ここまで強く否定されると理由が気になる様で、首を傾げていた。


「何でだ?」


「ハンバーガーは兎も角、カツカレーやオムライスは変って言うか、時代錯誤も甚だしいというか」


そう言って翔吾は小さく唸る。どうやって説明しようか悩んでいるらしく、やがてゆっくりと語り始めた。


「料理ってさ、その地域の環境や状況によって開発されるんだよ。暑い地域だったら辛い料理が発達したり、保存技術が未発達だと保存食が発達したり、とかね」


ふむ。まあ、なんとなくは分かる気がする。


日本は風土的に米が適してるから米料理が発達したのだし、欧米の方は小麦が大量に取れるからパンが主流になっている。


調理の方も、その場その場で様々な調理法が存在する。分かり易い例だと魚だろう。日本は魚を生で食べるが、他の国だと生では食べない。これもやっぱり、文化的な違いからくるモノだ。


「郷土料理とかだと分かり易いかな?アレって数えるとキリがない程度には存在するけど、料理が開発されるのにはさっき言った要素がどうしても必要になってくる訳で。だからその場の環境や、文明レベルを超える様なモノは作られない筈なんだ」


極寒の地域でアイスクリームが発達しない様に。科学が未発達な時代に化学調味料が作られない様に。


料理も技術の一つであるので、その時々に限界というモノが存在する、と。


「つまり、中世程度の文明レベルのこの世界で、カツカレーやオムライスが出てくるのはあり得ないと?」


「うん。まあ、魔法とかあるから一概にそうだとは言えないだろうけど、流石にこの二つはね」


まあ、そもそもが異世界の料理だし。議論の余地が無い程度には存在するのがおかしいと言うか。寧ろ何であるんだって言うか。


「……かなり脇道に逸れたが、結局はそこに落ち着くのな」


存在する筈が無いモノが存在する。何なんだろうね、この矛盾。


いやまあ、結局の所は料理の事だし、どうでも良いっちゃ、どうでも良いんだけどさ。でも、こういうのって一度気になりだすと止まらないんだよなぁ。


「あ、三人ともまだ食べてるの?」


三人揃って頭を悩ませていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


我らが猫耳美少女(男)、アルト・フィオーレである。


「ようアルト。そっちはもう食い終わったのか?」


「うん。ついさっきね」


「早くないか?まだ昼休み始まったばっかだぞ」


この学園の昼休みは大体一時間半。昼休みの時間がかなり長めに設定されているのは、この学園が無駄に広く移動などに時間が掛かるからである。


そして今は昼休みが始まって十五分程。訓練場から移動してきた事を考えるとかなり早い。


「少食なんだ僕。それにお昼休みは勉強したいし」


あー、たまにいるよね。休むべき時に休まないバカって。


「すっごく失礼な事考えてるでしょ雲雀」


俺の表情から思考を読み取ったのか、翔吾がジト目で睨んできた。


「大方、休み時間に勉強するなんてバカだろ、なんて思ってんでしょ」


「翔吾さんや。それは言わないお約束やで」


「……否定しないのね」


いや、だって本心だし。休み時間に予習復習する奴らの気が知れんもん。


そんな俺と翔吾のやり取りを見て、アルトは苦笑を浮かべていた。


「まあ、学園に来たばっかのヒバリからすれば違和感あるかもね」


「んにゃ?まるで当たり前の事の様に言いますねアルトさん」


その言い方だと、休み時間まで勉強している奴らが少数派じゃないみたいに聞こえますが。


「実際そうだよ。ここって評価が悪いと普通に落とされるから。皆、特に成績が微妙な人達は必死になって勉強してるんだ」


「へー」


ああ、そう言えばそうだよな。この学園って留年するのが当たり前みたいに厳しい所なんだから、留年したくない奴はそれ相応に勉強する必要があるのか。


「それじゃあアルトって成績悪いの?」


「うーん。座学は得意なんだけど、魔法実技がどうも苦手で」


恥ずかしそうな顔をするアルトを見て、思い出すのは先程の授業である。


確か、下級魔法の【ウィンド・カッター】を外していた記憶がある。その時の状況を良く思い出しながら、アルトに思った事を聞いていく。


「アルトは風属性が得意なのか?」


「うん。一応は水も使えるけど、しっくりくるのは風属性かな」


確かに、魔法の発動自体はスムーズだった。水属性を見ていないからなんとも言えないが、風がある程度は使えるのは間違いないだろう。


「魔法の何が苦手なの?」


「え?……うーん……やっぱり、狙った所に当たらない事かな。毎回そうなんだけどさ、どうしても変な所に行っちゃうんだ。先生にはイメージが足りないって言われてるんだけど」


つまりノーコンと。


「ちゃんとイメージしてるつもりなんだけどねぇ。お陰で魔法実技の成績があまり良くないんだ」


魔法自体が発動していても、精度が低いとなると評価が低いのは当然だ。


魔法が使われるのはもっぱら戦闘時。そこで狙った場所に飛ばないとなると、敵に大きな隙を見せる事になるし、フレンドリーファイアでも引き起こしたら目も当てられない。


とは言え、だ。


「アルトさ、魔法を撃った時ってイメージだけで飛ばそうとしてるでしょ?」


「へ?」


命中精度だけが課題となると、矯正するのは案外簡単だったりする。


「ちょっと見てて。[形成せ風よ・願うは刃]」


「ちょっ!?いきなり何をーー」


詠唱を聞いたアルトが慌てて止めようとしてくるが、それよりも早く俺の魔法が完成する。


「【ウィンド・カッター】」


完成した風の刃は不可避の速度で射出され、平和な学園の食堂は阿鼻叫喚の地獄と化すーー


「……て、あれ?」


なんて事は無く、風の刃は紙飛行機みたいな速度で俺の周りくるくると回っていた。


「どうよアルト。これってイメージ無しでやってるんだぜ?」


そう言いながら更に無詠唱で【ウィンド・カッター】を三発放つ。そして最初の一発と同じ様な速度で操り、四つの刃で様々なマニューバをやって見せる。


尚、通常の風の刃だと三日月型に空間が歪んだ様にしか見えず、今回の場合はそれだと少し見えずらいので、周囲の魔力をいじくって緑色の燐光を纏う様にしている。


「え?いや、ちょ、え?」


アルトは今起こっている光景に混乱している様で、バレルロールやコブラ、木の葉落としを行う四つ風の刃に目を白黒させていた。


「おーい、雲雀。目立ってる目立ってる」


「そろそろ止めろ。周りからの視線が痛い」


二人に言われて気付いた。周囲を見回してみれば、アルト以外にも目を丸くしている人が結構いた。というか食堂にいる人ほぼ全員だ。


一番下で十歳と思われる少年少女。上までいくと教師らしき人まで唖然としていたので手に負えない。別に難しい事でも無いのだが。


でもそうなると、逆に驚いてない人達は何なのだろうか?パッと見た限り数人はいるのだが。


じーっ見つめてくる者。面白そうに眺めている者。意外そうな顔をする者。見下す様な視線を向ける者。どんな人物か見極め様としてくる者。……あとクラリス。


取り敢えず、彼らは魔法の腕が高いと認識しておく。驚いていない理由も、魔法で似た事が出来るからだろう。……多分。


後は例外的に、俺らの事情を知っている奴らか。……クラリス以外は違うと思うが。


兎も角、目立ってるのは頂けないので魔法を解除する。だってまだ飯の途中だし。見られながら食うなんて御免だもん。


「あ……」


残念そうな声を出すアルト。どうやら緑の燐光でのマニューバに魅入っていたらしい。


「……って、ちょっと待って。ヒバリ、さっきのイメージ無しって言ってなかった?」


「あ、やっと食いついた」


一応はアルトの為に見せたんだから、本題に食いついてくれないと寂しいぞ。


「けど、どうやって?イメージ無しでどうしてそんな複雑な軌道が?」


「魔法は確かにイメージ主体で発動するけど、コントロール全てがイメージ任せって訳じゃないのよ。寧ろそこから先は魔力操作がモノを言う領域だわさ」


「……その口調は?」


「どうせ気分だ。ツッコムな翔吾」


うるさい。別に良いだろ。


話題の中心のアルトなんて、俺の口調なんて気にしないで困惑顔してんだぞ。


「魔力操作の領域……?」


「そそ。魔力操作は魔力を操る技術だ。だったら、魔力を基にしている魔法も操れても不思議じゃないだろ?確かにイメージも大事だけど、発動してからはイメージよりも魔力操作の方が操りやすい」


基本的に魔法はイメージで発動、制御する。魔力操作はその補助みたいな役割だ。だが、人のイメージなどたかが知れてる。どんぐりの背比べみたいなモノなので、補助の性能が高い方に軍配が上がる。


「まあ、別に理解しなくて良いけど。分からなくてもそういうモンだって思っておきな」


もう既に魔力操作での魔法操作を見せたのだ。理由とか原理とかが分からなくても、取り敢えず出来るという事だけは分かった筈。


ついでに言うと、魔力操作が上達すると他にもメリットがある。魔法発動までの時間が短縮されたり、魔力消費量が少なくなったりとか。


「魔力操作は魔法の基本だ。基本を疎かにしていると、どんなに才能があっても伸びないから気をつけな」


先程、実演して見せたのが効いたのか、アルトは噛み締める様に俺の言葉に頷いた。


「基本……うん、分かった。確かに基本は大事だよね」


「ああ。確かに才能も大事だが、基本がしっかりしている事の方が何倍も大事だ。如何に才能があったとしても、基本が出来て無い奴なんて素人同然だからな」


……まあ、何事にも例外というのが存在するのだが。


師天のメンバーなんて正にその例外の巣窟だったし。


天賦の才なんて言葉すら生易しい、異常としか言えない魔法の才能の持ち主であったクイーン。


魔法に対する才能が絶無でありながら、純粋な魔力と体術のみで数多の神々を降したバーサーカー。


平凡な才しか持たず、時の運と流れによって魔の極地へと至った俺。


その他諸々。


鬼才、無能、因果。一般的な才能などとは全く別のベクトルに存在し、それ故に常識の外側に身を置く者。


俺もそうなのだが、この手の奴らは数が少ない割に何処にでも居る。もし、そんな奴らとアルトが出会った場合、彼の中の常識がブレイクしない事を祈るしかない。


そういう事を色々な意味で実感している俺としては、内心で苦い顔になるのはある意味で当然だと思う。


「……どうしたのヒバリ?なんか渋い顔してるけど」


おっと、顔に出ていたか。


「自己嫌悪か?」


「苦い思い出でも振り返ってたんじゃない?」


「やかましわ」


何で割と近いのかねこの二人は。黙々と飯を食ってろよ。


「まあ、それは兎も角。魔力操作はやっときな。魔法の実力を上げたいなら特に」


「分かったよ。そしたら僕も、何時かはヒバリみたいな事も出来る様になるかな?」


「十年ぐらい続ければ出来ると思うぞ」


「え、十年!?さっきのそんなに難しいの!?」


驚愕に目を見開くアルト。……いや、そりゃそうだろ。ちゃんと考えてみ?


「魔力操作の熟練は必須として、無詠唱に重複発動マルチキャスト。後は四つ同時に操作する為の思考分割と、見え易くする為の魔力変質。大まかに言ってもこれぐらいは必要だぞ?」


後は単純にマニューバの知識。……俺の場合は悪ふざけの延長で知ってた。


「また無駄に高度な事を」


「技術の無駄遣いだな」


「やかましわ」


本当にうるさいよ。


なんか恒例になりつつある二人との掛け合いはさておき。


驚きで固まっているアルトに、俺は苦笑しながら話し掛ける。


「まあ、さっきのみたいのが出来る様になるには時間が掛かるが、命中率が高くなるのは割と直ぐだ。だから取り敢えずやっておけ」


気楽に続けろと言外に告げたつもりなのだが、返ってきたのは何故だか疑惑の視線であった。


「……それは分かったけど、そんな難しい事が出来るヒバリって何なの?マルチキャストも無詠唱も高等技術だよ?思考分割とか魔力変質とか聞いた事すら無いし。やっぱりヒバリってモノ凄い天才だったりする?」


「まさか。あんなのは練度の差だ。慣れれば誰でも出来るんだから、才能なんて関係無いよ」


才能なんて、習得するのが多少早くなるだけなのだから。


「……うん。分かった。頑張るよ」


才能が関係無いと言われて安心したらしく、アルトは飛び切りの笑顔でそう言った。


惚れてまうヤロー!


「……あれ、なんか寒気が」


「どうせ雲雀だ」


「多分だけど雲雀が原因」


おいコラ。的確に当てられたら反応に困るじゃねーか。



「おい、そこの平民ども」



「あ、そう言えばアルトに聞きたい事があるんだけどさ」


忘れてたけど、カレーとオムライスの謎を現地の人に聞いてみよう。


「……えっと、ヒバリ。人いるよ?」


んにゃ?

師天の新キャラ、バーサーカー。雲雀曰く脳筋兄貴。


エピソード


雲雀に教えてもらった背負い投げを全長7メートル超の熊で実践。地面に熊を叩きつけた際のあまりの衝撃により、三キロに及ぶ熊型の窪みが何故か出来た。そこに雲雀が悪ふざけで大量の水を流し込み、他の師天のメンバーも悪ノリして水龍などの魔物を放逐。

後には独自の生態系が作られる様になり、その地域の観光名所【熊っ湖】が誕生した。



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