こういうのは、忘れた頃にやってくる
少し遅れました。すみません。
ちょっと流れが難しく、色々とツッコミどころがあるかも知れませんがご容赦を。
誤字脱字の可能性大です。
誤字があったので修正しました。
なんやかんやで、俺の学生会入りが決定し、そのまま幾つかの仕事を任された放課後。
仕事も全て片付け、次の武闘大会のエキシビションについて考えながら帰宅した。
「ただい………あ?」
扉を開けて、暫しフリーズ。
「………何やってんだ爺さん。義父さんも」
屋敷に入った途端、公爵家の前、現当主が土下座してるなんて、一体誰が想像出来ようか。
「……ヒバリよ」
「んだよ」
「すまない。とてもマズイ事になった」
「どう言う事ですか?」
「………お主、儂とライデンで態度違い過ぎないか?」
「良いからさっさと話せやジジイ。こちとら武闘大会の企画考えたりで忙しいんだよ」
老い先短い爺さんの遊びに付き合ってやれる程暇じゃねえんだよ。
「………色々と聞き捨てならない台詞が聞こえたが、確かにその通りじゃな。分かった。本題に入ろう」
何故か潔い爺さんを見て、凄く嫌な予感がした。
「ちょっと待て。その潔さが逆に怖い。マジで何事だオイ」
俺の詰問に二人は脂汗を流し、やがて意を決したように口を開いた。
「……お主に、婚約者が出来そうじゃ」
「もう一度そこで土下座しろやこの老いぼれと中年がぁ!!」
大気を揺るがすような怒声が、屋敷中に響き渡った。
話題が話題なので、玄関から居間へと移動して話を訊く事になった。
「んで、冒頭から舐めた事をぬかしてくださったお二方よ。弁明と説明を訊こうか」
縮こまって座る二人は、俺のセリフにビクッと身体を震わせた。
「大の大人がビクついても可愛くねえんだよ」
ダラダラと色んな汗を流す二人を見下ろしながら、とっとと話せと催促する。
因みに、何故俺が爺さんと義父さんを見下ろす形になっているのかと言うと、俺がソファに座っていて、二人は床で正座しているからである。
「………えっと、流石にこの体勢はちょっと辛いんだが……」
「何か文句でも?」
「無いです」
即座に意見を引っ込める義父さん。カッコ悪いなオイ。
「……なぁ、俺ちょっと泣きそうなんだけど。親父、ヒバリってこんな怖かったのか? 中年呼ばわりとか心折れたぞ俺」
「……的確に人の心を抉ってくるからのぅ。ぶっちゃけ儂も偶に泣く。心の中で」
「黙れよ頭頂部の毛根だけ魔法で埋めんぞ」
「「それだけは勘弁してください」」
とても綺麗な土下座を見た。一寸の迷いも感じさせない辺り、トンスラはマジで嫌らしい。
「……ヒバリ、ちょっと落ち着きなさい。それじゃあ話が進まないわよ?」
俺たちのやり取りを見兼ねた義母さんが、話に割って入ってくる。
「……はぁ。しゃあないなぁ。義母さんに免じて茶番はここまでにしてやるから、さっさと詳細を話してくれ」
悪ふざけと訊き、ほっと息を吐く二人。さっさと話せと言うとろうに。
「うむ。先程も言ったが、お主に婚約者が出来そうじゃ」
「悪い冗談じゃないんだな?」
「こんなタチの悪い冗談なんて言わん。実を言うとな、縁談の話自体は各所から有ったんじゃよ。本人の気持ちを優先させると言って断っておったがな」
だろうな。養子とはいえ俺は公爵子息だ。公爵家と縁を結びたいと考える貴族も、少なからず存在するだろう。
「ああ。妾でも良いと言ってきた家もあったぐらいじゃからな」
それほど公爵家の看板は魅力的か。
「………てか、俺、この国で妾とか第二夫人とか見た事無いんだけど。この国、一夫一妻って訳でもないよな?」
アール公爵家を筆頭に、今まで出会ってきた貴族全てが、配偶者が一人だった筈。ルーデウス王ですら、王妃は一人だったし。
「跡目争いが面倒なんじゃよ。先の内紛が泥沼と化したのも、当代の王が各地に子種をばら撒いておったのが大きな原因でな。そこから学んで、位の高い家の者ほど、配偶者は一人に絞る傾向にあるんじゃ。当時よりも技術が進歩して、出生率も安定しておるしの」
内紛の時代は自称継承権第一位が続出したらしい。当時を知っている者たちからすれば、相当に苦い記憶だそうだ。
「後は、馬鹿な貴族どもが内紛で一掃されたのも大きいのう。内紛以降の高位貴族の当主たちは、頭が柔らかかったり大雑把な奴が大半じゃったからな。不要な固定観念などが取り払われたんじゃよ」
内紛以降は、かなりの改革が成されたのだとか。女性が当主になったり、平民を養子に迎えたり、成り上がりがし易くなったりしたそうだ。
「クラリスも、お主がこなければそのまま当主の予定じゃったしな」
「そういえば、一人娘だもんな」
そう考えると、女性当主は結構多そうだな。
「顔を顰める貴族もまだおるがな。結局は気っ風と言う事じゃよ」
最終的にそこに落ち着くんかい。まあ、高位貴族の多くが、爺さんみたいな人間の血筋と考えるなら、納得は出来るけども。
「だから妾の打診って訳か。俺は公爵の血筋って訳じゃないから」
血縁関係が無い分、可能性があると踏んだんだろう。
「そういう事じゃな。そんな訳で、お主には縁談話が殺到しておったんじゃよ。年頃の娘しかいなく、我が家と縁を結ぶ事を諦めていた家がな」
本来一つしかいない椅子が、いきなりもう一つ、それも更に増える可能性があるとなれば、そら殺到するわな。
「けど断ってたんだろ?」
「まあの。………が、今回ばかりは無闇に断れんのじゃ」
「何だ? 公爵家が無闇に断れないって……相手はシャルロット王女とかか?」
公爵家が気を使うとなると、それ以上の地位の王族ぐらいだろうか?
「それならこんなに困ってないわ。陛下はお主の力を知っておる。不興を買う事の不味さを分かっておる分、断るのは容易い」
ふむ? じゃあ一体誰だろうか? 公爵家が断るのを躊躇する家なんて、王族を除くとなると殆ど……いや待て。あるじゃねえか沢山。
「おい、まさか」
「そのまさか。他国じゃよ」
頷く爺さんを見て、なるほどと納得する。
相手が他国の貴族だとしたら、外交上の問題もあるから下手な対応は出来ない。他国の公爵家に、縁談を持ってこれるような家なら尚更だ。
「……結婚は俺の意思に任せると公言したのを理由に、断る事は出来ないか?」
爺さんたちは、既に何件もの縁談をそれを理由に断っている。故に、相手によって意見を翻すのはメンツに関わる。
貴族のメンツは重い。それは他国の高位が相手であっても変わらない筈だ。
「確かに、それでは相手の名に屈した事になるじゃろう。儂らもそれが分かっていて、尚且つお主の事も考えて同じように断った。そしたら予想外の返事が返ってきてのぅ……」
「予想外?」
「うむ……」
口籠る爺さんの代わりに、義父さんが続きを口にした。
「本人の意思に任せるというのは重々承知。此方としても、其方の考えには同意したい。だからこそ、ご子息の事を慕っている娘に、どうか機会を与えて欲しい、と」
「ふぁ!?」
…えっと……それってそういう事だよな?
「………つまり、相手さんは俺に惚れてると?」
「らしい」
おい、何か凄い嫌な予感すんだけど。
「……今更訊くけど、何処の国だ?」
「リザイア王国じゃな」
はい、嫌な予感的中。
「………相手、第三王女か?」
「そうじ……待て。お主が何故それを知っている?」
爺さんがそう訊いてくるが、俺にはその疑問に答える余裕が無かった。
(……うーむ……何かやってくると思ってたけど、まさか縁談を申し込んでくるとは……。いや、あの王妃様の雰囲気から、諦めるとは思ってなかったけど……)
打ってきた手が、あまりに予想外と言うか。
身元に関しては、いつかバレると思っていた。幾らあの場で姿を変えていても、フィアは俺の素顔を知っている。パンダの姿も目立つので、情報収集は難しくない。得られた情報を統合していけば、俺に辿り着くのも時間の問題だった。
だが、まさかいきなり婚約話を持ってくるとは思わなかった。
「……ちと唐突過ぎやしないか?」
普通、この手の話は、もっとゆっくり進める物だと思うんだが……。
「儂らだって驚いたんじゃぞ。何の接点も無い筈の他国の王族からの縁談なんて」
だろうな。
「まあ、ヒバリの反応を見る限り、何らかの接点は有ったみたいだが」
「そこのとこどうなの?」
三人に迫られ、事情が事情なので仕方なくフィアとの出会いを話す事に。リアクションが予想出来るから話したくないんだよなぁ……。
「少し前にフィア…フィリア第三王女が魔人に攫われた事件あったろ? 偶然その場面に出くわしたから、魔王と魔人をぶっ倒して助けたんだよ」
「あの事件解決したのお主か!?」
「何でそんな場面に偶然出くわしてんだよ!?」
「というか魔王を倒してたの!?」
ほらー。やっぱりこうなった。
「驚くのはしょうがないけど、驚き過ぎ」
「驚くに決まっとろうが!」
別にそうでも無いと思うけど。
「あのな爺さん。この世界で、魔人に攫われたお姫様を無事に救出出来る人間が、一体どれ程いると思ってんの?」
殆どいねえぞ多分。
「それは、確かにそうじゃが……」
はい一人目論破。
「そして義父さん。何でそんな場面に出くわしたって言われてもな、そういう体質だからこの世界で生活してる訳で」
異世界召喚に巻き込まれるような人間が、他の事件に巻き込まれない筈が無い。
「……自分で言ってて悲しくなんないのか?」
「もう諦めてる」
二人目論破。
「そんで最後に義母さん。魔王云々ら流石に今更過ぎる」
目の前でインセラートをボコったよね?
「そういえばそうだったわね」
はい、これで全員論破。
色々と言いたい事はあるだろうが、爺さんたちは一先ず納得してくれた。
「確かにそれなら、婚約の打診が来るのも頷けるか……」
もう一つの理由として、梟魔人の件もあるが、これは公になってないので話さないでおく。他国の王城に不法進入した事がバレるから、という訳では決してない。
「……という事は、全ての原因はお主じゃないのか?」
あ、違う事がバレた。
「テヘペロ」
「悪よ滅びよ!」
額に青筋を浮かべた爺さんが、凄まじい気迫で殴り掛かってきた。
「ふんっ!」
「グハァッ!?」
逆にボディを殴られ、爺さんは膝を付く。
「悪は滅びた」
勝った方が正義である。
「……む、無念……」
爺さんはそう言って気を失った。やり過ぎたかな?
「ま、いっか」
「相変わらず、親父の扱い酷いな……」
だって爺さんだし。
「と言うかさ、原因が俺だとしても、それをなんとかするのが保護者の仕事だよ?」
「お主の尻拭いなんぞしとったら過労死するわ!!」
あ、復活した。
「早いね」
「伊達に将軍やっとらんわい」
爺さんって何気に団長より強いらしいしな。あの程度なら大して効きもしないか。
それはそれとして。ちょっと真面目な話をしようか。
「尻拭いとか言ってるけど、婚約云々は俺の領分じゃねえだろ。決断するのは当主である義父さんの役目だし、決断までをサポートするのは俺よりもアール公爵家を知ってる爺さんたちだ。俺の出る幕なんて殆どない」
俺は当事者であるけれど、貴族という視点で考えれば、当事者は俺ではなく判断をする義父さんたちだ。
「……お主はそれで良いのか?」
「だって貴族ってそういう物だろ」
親が結婚相手を決めるなんて、ある程度の立場がある家なら当然の事だ。それぐらいは弁えてる。
「さっきはあんな風にふざけてたけど」
「ふざけてたのか」
話の腰を折んないでくれ義父さん。
「……オホン。あんな反応をしたけど、別に婚約自体は構わんよ」
フィアとも知らん仲じゃないしな。と言うか、一度そんな話をされた訳だし。
「……良いのか?」
信じられないと言いたげな爺さんに、俺は肩を竦めて答える。
「そりゃ、断れるんだったら出来れば断りたいさ。婚約なんてしたら、俺も下手な事を出来ないだろうし」
「下手な事は普段からするもんじゃないわい」
黙れ爺さん。
「縛られたくないんだよ。……けど、そうも言ってられねえんだろ?」
俺の問いに、義父さんは重苦しく頷いた。
「……ああ。ルーデウスもリザイアも、お互いに大国と呼ばれる国だ。その国の公爵子息と第三王女の婚約となれば、国交の強化となる事は間違いない。魔人の暗躍が囁かれる時代でもある。そういう面から考えても、この婚約は大きな国益となる」
「だろうね」
猿でも分かるぐらい簡単な事。だからこそ、断るのは難しい。
もし断れば、国益よりも身内を優先させた、アール公爵家はその程度の判断も出来ない、などと後ろ指を指されるのは目に見えている。
それに恐らくだが、アール公爵家自体にも多大なメリットの入る交渉もされているのだろう。
外堀は既に殆ど埋められていると考えて良い。
「いやはや、予想通り面倒な手を打ってくれたよ。あの王妃様」
「王妃……と言うと、あの『愛の妃』か」
「愛の妃?」
何ぞそれ?
「リザイアの王妃の異名じゃよ。当時男爵令嬢だったかの妃が、幾つもの駆け引きを駆使し、身分違いの恋を実らせた事から付いた異名じゃとか」
「それが娘の為に遺憾なく発揮されてるのね」
不意打ち気味の婚約話と言い、道理で手際が良い訳だ。
こんな事で、いちいち悪知恵を使わないで欲しいよ全く。
「あーあ、これだから権力者は嫌なんだ」
溜息が出てしまうのもしょうがない。ただでさえ、権力者には苦手意識を持っているのだから。
「しゃーない。面倒だけど、腹括るか」
とは言え、どうしようもないのは事実。大きく溜息を付いた後、さっさと気持ちを切り替える。
「……なんだかお主らしくないのう。こんなあっさり諦めるとは」
「あのなぁ…。外堀が埋まってんだから、どんなにやっても無駄な足掻きだ。不意打ちされた時点で俺の負けだよ」
負けが確定したのだから、諦めも良くなるだろう。
「負けって……勝負じゃないんだから」
「恋愛と勝負事は同じ。要は相手を惚れさせる為に動く訳だし」
その為にあるのが駆け引きで、俺はそれに負けたという事だ。
「いやはや、遠回しな接触から始めてくれれば、余裕で対処出来たのだが。一足飛びでこられたのはマズかったな」
こうも見事に追い詰められたら、何かしようという気力すら湧かないわ。
「魔法は使わんのか?」
「それだと手間が掛かり過ぎる」
勿論、魔法を使えば今からでも対処出来る。けれど、それだと関係者全員に認識操作の魔法を掛ける必要が出てくるのだ。
ぶっちゃけ、労力と結果が釣り合わない。
「そんな面倒な事をするより、相手さん一人に魔法掛けた方が手っ取り早い」
労力で考えれば、そっちの方が何百倍も楽な訳で。
最悪、形だけの婚約にして、後はフィアさん一人に夢を見て貰うつもりだ。
「クソ野郎じゃな」
「自覚はある」
それでも、俺からすれば望まぬ婚約なんだ。これぐらいは大目に見てくれ。
「………やっぱり断った方が良いんじゃないの? 相手の娘が可哀想じゃない……?」
義母さんがドン引きしているが、これでも譲歩している方だと言いたい。
「最悪、そんな選択肢もあるって事だから。よっぽどの事が無ければやんないって」
一応、相手の想いに干渉する魔法は、俺の中では最大レベルの使用制限を掛けてる類だからな。
だから心配しないで欲しいと伝える。俺が言いたいのは、そういう事じゃないのだから。
「つまり、俺の事は気にしないで承諾してくれって事だよ。やりようなんて幾らでもあるし」
あっけらかんとそう言えば、爺さんたちは申し訳なさそうな顔になる。
「……すまんのう。儂らとしても、この手の柵をお主に与えたくはないのだが」
「別に良いって。俺は爺さんたちの事気に入ってんだ。この身一つで爺さんたちの立場が良くなるって言うなら、人柱の一つや二つなってやる。まあ、人柱の内容にもよるけどな」
あまりこういうセリフは柄じゃないので、最後の部分でちょっとふざける。
それでも爺さんたちの心には響いたようで、何やら三人の目付きが変わる。
「……あい分かった! お主がそうまで言うのならば、儂らも最善を尽くそうではないか!」
おう?
「先方には前向きに検討すると返事をしておくが、どう状況が転んでもヒバリの不利にならないよう動いておく」
おおう?
「安心してね! 私たちも頑張るから」
……おおう。嗾けた俺が言える事じゃないが、何かめっさやる気出たな。
「程々にね? 別にフィアと険悪って訳じゃないし、そこまで無理せんでもええのよ?」
予想以上に効果が出てしまったので、ちょっと不安になってしまう。
「勿論、それは分かってるわよ。私たちは、ヒバリが幸せを第一に考えてるの。フィリア第三王女とヒバリが相思相愛になったと言うなら、喜んで祝福するつもりよ?」
「いや……うん……」
その可能性は低いと思うのだけど、言えば話がややこしくなるので黙っておこう。俺は空気読める子。
「だから、本当に嫌になったら言いなさい。相手の事も、私たちの立場の事も考えないで。私たちが真に優先するのは、息子である貴方の事なのだから」
「……いや、……その」
チラリと二人に助けを求めるべく見れば、口には出さないが義母さんと同じ顔をしていた。
「…………あー、もう! 何で皆そういう事を平気で言うのかなぁ!」
俺は何とも言えない顔で、ガリガリと頭を掻く。ったく、こっぱずかしいんだよもう!
そんな俺の姿に苦笑を浮かべながら、三人はテキパキと動き出した。
「それじゃあ、俺は先方に返事を書いておく。親父は、フィリア第三王女の屋敷に行ってくれ」
「うむ。確か、四番街の方じゃったか」
うん、ちょっと待とうか。
「え? フィアの屋敷ってどゆ事?」
リザイアだよあの娘の家。
「ふむ? 言ってなかったかの? フィリア第三王女は、今この王都に滞在しておるんじゃ。学園に留学生として編入するんだとか」
………。
「そこに直れこの馬鹿野郎ども!!」
何でアンタらはそういう大事な事を早く言わないかなぁ!!
潔く、尚且つ良い奴的な事を言っているヒバリ。
だが気付いて欲しい。自分の為なら、ヒロイン相手にでも魔法を掛けるという選択肢が平然と出た事を。
割とクズ野郎。
次回、フィアさんが遂に参戦。




