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特撮VRMMOで戦闘員として暴れてみた  作者: 月乃 そうま


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 レポートを打ち込む指が重い。

 それでも、なんとか書き上げて送信する。


───13点差かぁ。さすがに厳しくなって来たね───


───ああ。俺に【言語】スキルがあれば、みんなに注意を促してやれたんだが……───


───マギブロンズの異常なタフネスについて?───


───そうだな。後は知力と素早さが低いってこともか───


───グレちゃんは忘れちゃった?

 それは言語スキルじゃなくて【賢明さ故の勝利(テュール・テュール)】を使えば良かったんじゃない?

 どの能力値が低いかは、相手の動きをちゃんと見てれば分かるよ。

 だから【言語】スキルに拘るのはお門違いじゃないかな?

 それと、次のリベンジのために情報共有は必要かもね───


───そうか! 【賢明さ故の勝利(テュール・テュール)】か!

 失念していた。スキルが増えると管理も難しくなるな……───


 スキルがひとつにつき、派生アーツが三つ。

 スキルは全十個だから、スキル十個と派生アーツ三十個。

 まあ、使っていれば覚えられない量ではないのかも知れないが、最低四十のスキルと派生アーツを状況によって選択しなくてはいけないというのは、なかなかに大変だ。


───最近の流行りは常に効果の出るパッシブスキルだから、人によっては選択スキルの幅はもっと狭いけどね───


───まあ、状況によって使える、使えないもあるしな───


───【賢明さ故の勝利(テュール・テュール)】だって、グレちゃんの状態異常が高いから、それなりに時間保つけど、今の流行りに合わせて能力値伸ばしている人だと、一分保てばいいくらいじゃないかな?

 まあ、一瞬でも可視化させて理解させるには充分だとは思うけど。アホじゃなければね───


───ちょっと今回は言い方キツいな。昼間のゲームで何かあったか?───


───出会い厨に辟易した話、聞く?───


───静乃にか? そりゃ勇者だな……───


───グレちゃん、世界征服委員会のドロリンって人、知ってる?───


───いや。そもそも世界征服委員会は繋がりがないな───


───やっぱり。聞いたことない名前だから違うだろうとは思ったけど、予想通りだった───


───どういうことだ?───


───グレちゃんの知り合いだって言ってたから、少しだけ話したんだけど、言ってることがぐちゃぐちゃで、スレで見たような話題しか出さないから、全部指摘して追い返した───


───ふーん。追い返しただけか?───


───うん。手は出してないよ。ヒーローレギオンパトロールに助けてもらったから───


 ヒーローレギオンパトロール……。

 ヒーロー側だとパトロールなどで経験値が稼げるんだったか。

 『シティエリア』の治安維持組織としての活動だな。

 ブラックリスト入りすると、その人間アバターは捨てるしかなくなる。

 約十万マジカの損失だ。

 ナンパ、一回が高くついたな。


───そりゃ、随分と手痛いしっぺ返しだったな───


───そりゃ、私にだって許せないことくらいあるからね───


───ゲーム時間を無駄にされるとか?───


───そうそう。アイツと話す時間で、3レベルは稼げたと思うと、怒りもひとしお……って、何を言わせるかなぁグレちゃんは……───


───まあ、問題ないならいいんじゃないか。

 いきなりPKしたとかだったらどうしようか悩むところだけどな───


───いや、ゲーム内PKなんて、ぬるいことしないし───


 PKはぬるいか。まあ、『シティエリア』に持ち込む程度のアイテムならな。

 ブラックリスト入りの方が何十倍もキツい罰か。


───あまり恨まれないようにな───


───大丈夫だよ。その辺りは上手くやってるから───


 まあ、静乃ならそういうのも慣れていそうではある。

 あまり口うるさくする必要はないだろう。


 それから少しだけ俺の昼間のことを話して、その日は寝た。


 翌月曜日。

 俺は鮫島社長と契約を交わして、帰路に着く。

 ようやく肩の荷がひとつ降りたな。


 さて、今日はどうしようかと、俺は『大部屋』に降り立つ。


 そういえば、レオナに『マギブロンズ』についての話をしておくべきだな。


 それが終わったら、何人か誘ってレベル上げにでも行くか。




 平日はレベル上げ、畑仕事、週の真ん中にある『作戦行動』でボランティアに志願して、ボランティアポイントを稼ぎ、休日に備える。

 俺の『プライベート空間』にはレギオンイベントの記念品『信楽焼の狸』が置かれたり、水車小屋が増えたり、トマトの品種改良で二、三種、納得の行くものが出来たので、調べて貰って『シティエリア』で育てても問題ないとなったので、それらを『シティエリア』で育て始めたりとなかなかに忙しく充実した時間を過ごした。

 そんな五日間が終わり、休日。


 水曜日の『作戦行動』では『マギスター』との遭遇はなく、戦争イベントのポイント変動はなかった。

 レオナはキウイからもらったレギオンレベルアップアイテム『金の鶏〈彫像〉』を使って、関わったメンバー全員に五十万マジカが配られたりした。

 レギオンレベルアップの恩恵は『シャーク団』から奪った分で『城』。

 レベルアップアイテム分で『街フィールド』というのが解放された。

 『城』と『街フィールド』の解放によって、基地の奥に地底都市のようなものが連結され、基地のバージョンアップ施設が使えるようになった。

 基地内NPCたちが随時、引越しするらしい。

 食堂部や装備部二階にいたアカマルやキーサンなどがそれぞれに店を展開。

 品揃えなどがさらに充実するらしい。

 それで、今までの店はどうなるかと言えば、ホログラム電話形式で今までのNPCが継続、そちらでの買い物もできるらしい。

 NPCたちには、ぜひ『街フィールド』に来て欲しいと言われた。

 まあ、『街フィールド』内店舗の方が品揃えなども充実しているらしいので、なるべく顔を出すと約束した。


 すっかり『りばりば』基地というより、『りばりば』王国という感じになって来たな。

 NPCも増えるという話だし楽しみだ。

 まあ、城と城下町しかないけどな。


 今回は土曜、日曜と『作戦行動』がある。


 参加できるのはどちらか一方だ。

 俺は大画面を見てどちらに参加するか考えるのだった。




一気に時間を飛ばしてみました。

なんかダレそうだったので。

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― 新着の感想 ―
[一言] あれ、静乃ってゲーム内で肩パッドの知り合いって言ってたっけ...あ、野良戦闘員をレギオン対戦に差し向けた時?
[一言] 「肩パッドって知ってる?オレのダチなんだけど」 的なベタなナンパ師だったのかな? ヒーローに連行させるとかナイス! 信楽焼はグレンファーム?に合いそう。 多分野菜やキウイ達が無駄に話しかけ…
[気になる点] 城はやっぱり西洋風? [一言] スキルが多すぎると使いこなせない。 となると選択と集中、と言うのも選択肢に入るとは思うけど、基本性能が高くない戦闘員だと何かに特化しても焼け石に水だしな…
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