マリア・ガーネット前編
100人ブクマ今月目指すぞいフンス( ´ ꒳ ` )=3
「うっうん。ごめんなさい、私としたことが取り乱してしまいました……」
「ごちそうさまです!」
《キッモ……》
「ちょっとお前は黙ってろぉ!?」
咳払いをしながら謝るマリアに、変態発言をする静流、プラスアルファで辛口リイスだ。
なんとも言えない3人だが、バランスは意外にも取れているのかもしれない……。
そんな事を思いながら苦笑いする静流を見たマリアは、何かを思い出したように口を開いた。
「そういえば、あなたのお名前は?」
凛とした顔に戻ったマリアに対し、あ、そういえばまだ名乗ってなかったなとコホンと咳払いを一つした静流は、親指を自分の胸にあて、
「俺は静流! ただの静流だ! この世界で最強になる男だぜ! そんでこいつが相棒の! ……いやなんでもねぇや」
「?」
キリッとした顔で自己紹介をする静流が流れでリイスの紹介をしようとした所で、静流はあっと言葉を詰まらせた。
リイスの言葉は静流にしか聞こえない――
それがどれほど不便なものなのかは最初から分かっていた事だが、現実を目の当たりにするとなかなか厄介なものだ。
こりゃもう少し人前での対応を考えないとな……と、顎に手を当てた静流を他所に、静流くん、静流さん、静流っち、静流んるん、静流殿、静流様……。と、呼び方を声に出して確認するマリア。
そんな真面目なマリアを見た静流は、言いやすい呼び方で好きに呼んでくれと笑顔で言う。
そんな静流の優しい言葉を聞いたマリアは少し悩んだ後、静流さんにします……。と、少し照れたように話した。
「くぅぅっ! 萌えッッッ!」
《キッモッ》
「ちょっとお前は黙ってろぉ!?」
先程から隙あらばキモキモ言ってくるリイスに声を上擦らせる静流。
もはやこれがテンプレと化して来ている気がする……。
そんな事を考える静流がさりげなくマリアの胸を見た時だった、
「あの……静流さんは先程から誰と話しているのですか?」
「あー、これはちょっとな……」
不思議そうに見つめてくるマリアに、静流は頭の中で話す女の子がいる。と大雑把に説明をした。
完全に信じてはいないと思うが、マリアは意外にも、そうなのですねと、すんなり理解してくれた。
話が通じてよかったとひと安心した静流は、逆にこっちも質問いいですか? と尋ねる。
「そもそもマリア……いやマリアさん……てか俺タメ口で話しちまってなかったか!?」
「気にしないでください。マリアで結構ですよ」
「おぉう……女神」
マリアが口角を少しあげるだけで目が焼け死にそうになった静流は、まぶしぃぜ! と目を覆いながら質問を継続する。
「んで、マリアはなんであんな高いところから落ちてきたんだ?」
「それは……私の能力に関係しているのですが……」
ポツポツと呟いたマリアは、顔を暗くしながら事の説明を始めた――
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次回 マリアの妹が……




