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貞操逆転スペースファンタジースローライフ!?~男女比が1:10の宇宙で男に生まれた俺が、辺境の無人惑星でスローライフする姿を配信する  作者: ながつき おつ
6章 前世

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食観光地!第二の旅行場所!

読んでいて少しでも感情が動いたら、評価・リアクション・ブックマークをお願いします。



 今日はチートデイ。使わないことで溜まっているSCエネルギーを存分に使う日だ。


 何に使うかはすでに決まっている。


 常夏の地域かつ、周りが海がある場所で「食の総合テーマパーク」を作るのだ。名前はグルメカントリーともう決まっている。


 この計画は俺抜きでもかなり進んでいる。トリカが精力的に動いてくれているからな。


 そんななか俺に任された仕事は宿泊施設作りだ。今日は視聴者の意見を取り入れつつ、どんなものにするかを決めていくつもりだ。



 ということで、予定地にたどり着いたので、俺は配信を開始する。


「ういーす。素朴質素ムキムキイケメンのヒノキでーす。今日はチートデイなので、お前らの意見をじゃんじゃん募集してるからな。コメントよろー」


>告知してから配信しろ

>今日も楽しみ

>きちゃああああ!!!この日を待ってたぜ!

>絶対にワイの意見を通してやるからな!

>うおおおおおおお!!!私の練りに練った考えを聞けええええ!!!


 冒頭から視聴者はお祭り騒ぎだ。視聴者は自分の意見が反映されるのが楽しみで仕方がないみたいだな。


「さて、お前らに意見を聞く前に、ここの今の現状を紹介していくぞ。その後にお待ちかねの宿泊施設を作る流れで行くからな」


>はよ!!!意見募集はよ!!!

>しゃあああああ!私の妙案で全員ぶっ飛ばす!

>フヒャヒャヒャヒャ!アイデアのブラックホールでお前らを飲み込んでやるぜぇ~


 このチートデイの日って、盛り上がるのはいいんだが、熱くなりすぎるのが欠点なんだよなあ…


 ま、それでも俺はいつも通りのテンションで行くけどな。



 俺は多目的シューズに履き替え、空からどんどんこの場所を紹介していく。


「まずは、中央の円形型大規模農園を見てくれ!ここにこの惑星の多種多様な農作物を植えていくつもりだ。まあ、あくまでこれは輸出用だな。見学スペースもあるから、来たらゆっくり見てくれ。主にヨヒラが主導で農作物のチョイスや、環境を整えているぞ!」


 ここはグルメカントリーの中心地の大規模農園だ。農地の形は巨大な円で、そして、そこから縦に、段々に農地を積み上げる形となっている。グルメカントリーのランドマーク的存在だ。


「次に隣の放牧場だ!ここにもこの惑星の多種多様な家畜たちが放牧されている。ここもヨヒラが主導だな。俺も見たことのないような生き物までいるから、後で詳しく聞いておくな」


 遠くから見るだけでも、めちゃくちゃたくさんの生物がのびのび暮らしているのが分かる。見ているだけで和んでしまうな。


 …そういえば、俺は家畜をまだ飼ってない。スローライファーとして、畜産しないなんてよくないな。そろそろ普通のにわとりとかを飼おうかな。


「そして、周りにたくさん建てられている建物は、トリカが作ったやつだな!イベント用の建物から、各種体験ができる専用設備らしいぞ!」


 ワイン造りやパン作り、乳搾り体験や発酵食品体験、肉の解体から出荷までのパッケージ作業まで、普段ではできないような食関連の体験をすることができる。


 その他にも、料理対決やお料理教室、味覚の正確さチェックなどのイベントも開催予定だ。俺も観光客といっしょにぶどうを踏んでワインを作る体験の予定がすでに決まっている。今後が楽しみだ。



「さて、軽く説明し終えたし、一旦こんなところで終わるな。お前らもそろそろじれてきたところだしな」


>焦らすんじゃねえよハゲ!

>この鬼畜敵兵め!自分たちを弄んで楽しいのか!?

>こんにちファ◯キュー!ヘイ、ヒノキ!私たちのとんでもない案の予感にビビってるのかい?

>こちとらこの日のために一ヶ月絶食してきたんだぞ!覚悟が違えんだよ!


 …別にやる気が有り余ってるのはいいんだが、なんでこんなに治安が悪いんでしょうね?


「じゃ、まずは大まかにどんな宿泊施設にするか安価で決めるか」


>安価かい!

>適当に決めるな!

>ここまで来て運で決まる……だと!?


 視聴者からブーイングの嵐が来ているが、全て無視。


「スタート!」


 掛け声を発した途端…


>超巨大戦闘ロボットハウス!

>ブラックホール法律事務所!

>キャンプ施設!

>山小屋のロッジみたいな感じでよろ!

>とりあえず季節感だけは絶対に大事にしてほしい!

>あえての安価なだけのカプセルホテル

>海底遺産風の神秘的な建物しかねえだろうがよ!


 こんな感じの大量のコメントが、目で追えないほど流れてきた。


「終了ー!よーし。たくさんの意見をありがとう。安価で決めるのもあれだし、ここからピンときたものをチョイスするぞ」


>おい

>お前さあ…

>は?安価は絶対だろ?

>男じゃなかったら最悪禁固刑になってもおかしくないぞ


 今日の俺はいつもより気まぐれみたいだわ。すまんな。


「よし、“キャンプ”って言葉と“山小屋のロッジ”って言葉が気に入ったから、その二つを組み合わせたのを作るか!」


>二つの意見の組み合わせもありなのか…?

>ほんとに安価のルールを破りやがったwww

>まあ、私の「ぬちゅぬちゅローションハウス」は万人受けしないし、この決め方なら採用されなくても仕方ないか

>クソが!またワイの意見が採用されなかったじゃねえか!

>決まっちゃったし、切り替えてまたコメントするかあ…


「そうそう。まだ大まかに決まっただけだから、ここからもじゃんじゃんコメントしろよ。この宿泊施設が残念なことになったら、お前らのせいにするからな」


>こいつ…

>ほんとにわからせたくなるクソガキだな

>あなたが大枠を決めたんでしょうが!責任持て!


 

――この後俺は山小屋のロッジ、キャンプという言葉から連想されるような宿泊施設を視聴者と雑談し、イメージを固めていった。


「じゃ、そろそろ雑に作っていくぞ!ここって土地だけは余ってるから、贅沢に使えるのがいいよな」


 固まったイメージは牧歌的なグランピング場だ。今の技術なら空中も土地として使えるが、今回は地面にテントが立ち並ぶ景色をイメージする。


「じゃ、SCエネルギー様、やっちゃってください」


 ゴゴゴゴゴゴッ。


 みるみるうちにテントが地面からニョキニョキっと生えてくる。テントだけでなく、山小屋風ロッジも大量に建てる。その隣には一組に一つ、小さな農地を用意。さらに、元が砂漠の地面に、緑を一面に生い茂らせる。その緑は、料理などに使えるよう、ハーブなどを多めにしてもらう。


 …いつも思うが、こうやって一気にSCエネルギーを使うのは気分がいいな。


「よし!雑だが一応完成だな!まだSCエネルギーは余ってるから、後はもっと細かいところを詰めていくぞ!」

 

 なにせ二ヶ月分のSCエネルギーだからな。


>テントはもっと映えさせて!屋根の素材が透明のほうが嬉しい!

>個人的には円形のテントのほうが好き!

>寄せ書きは置いておいてね!

>星をみたいから明かりは抑えめでよろしゅう!

>もっと常夏っぽく涼し気な感じがいいな


「おうおう。みんな()()といい意見が来て、俺は()()()()してきたぞ!なんつって!」


>……

>はぁ……

>…なんか、萎えた


「…おい、なんでいきなりこんなにコメントの勢いが落ちるんだよ!いいだろちょっとくらい宇宙ジョークを入れたってさあ!」


>お前の発言は決して宇宙ジョークではない

>宇宙ジョークはもっと面白いからな。誰もくすりとも笑ってなかったぞ

>なんでも笑ううちの赤ちゃんですら真顔になったわ

>お前のはただの戯言だ。出直してこい


「はいはい。私が悪うございましたっと。じゃ、まだまだ意見は募集してるからな」


>贅沢言わないから超高級ベッド、超大浴場、各種高級家電は一通り欲しい!

>適当にヒノキの添い寝サービスでもあればいいんじゃない

>宇宙を漂う超巨大生物を放牧するのはどうですか!?

>男のあそこにしか見えない「男茸」を農地に植えてほしい!!!


「なあ、俺がダジャレを言ったからか?なんかコメントの質が一気に悪くなったんだが!もっとちゃんとしろお前ら!」

  

 そんなしょうもないやりとりなどもありつつ――


「よし!なんとか完成だな!お前らからもらったたくさんの案を形にするだけしたし、後はトリカやヨヒラには任せよう!」


>いい感じじゃん!

>自分で料理するの、面白そう!

>料理って難しそうだけど、やってみたくなる

>ワイは肉の解体を希望して、最強のオリジナルハンバーグを作ってやるぜ!

>ここに来れば、自分で焼いたパンに、自分で作ったバターをたっぷりかけて、自分で作ったコーヒーを飲めるんだよな!やりたい!

>私は観光客が作ったオリジナルメニューが食べられる「ギャンブル食堂」行ってみたいwww


 なんだかんだ一日中SCエネルギーを使い、色々なものを作った気がする。視聴者のおかげでなかなか魅力的になってきた。


「よーし、完全に完成したらまた来るからな。ということで、今日の配信は終了!おつー」



次回予告:熱々の鉄板ジョーク。まずは1000グラムから

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