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貞操逆転スペースファンタジースローライフ!?~男女比が1:10の宇宙で男に生まれた俺が、辺境の無人惑星でスローライフする姿を配信する  作者: ながつき おつ
4章 夏休み!

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公園作成!ドゥーイットユアセルフ!

読んでいて少しでも感情が動いたら、評価・リアクション・ブックマークをお願いします。




「どうもー。敵なし建築家ムキムキイケメンのヒノキでーす。最近ウツギが配信外でめちゃくちゃ誘惑してきて困っています。助けて」


>告知しろ

>今日も楽しみ

>草

>もちろん誠実なあなたなら浮気なんてしないよな?

>ダサTの文字が変わってる!なんでその言葉にしたんだwww

>相変わらずいい感じにダサい雰囲気だwww


「今日のTシャツの文字は“工場長”だ!なんか、ふとこんな言葉が降ってきた!今日は俺のことを工場長だと思って接してくれ!」


>よ!工場長!

>工場長さんちぃーすwww

>相変わらず絶妙にダサい

>工場長さん!もっと私の給料上げてくれ!

>もうちょっと考えてダサTの言葉をチョイスしてくれよ工場長よお


 いいんだよダサTの文字なんて何でも。だって、ダサTだもの。逆に力を入れすぎても、このゆるい服のコンセプトから外れるだろ?


「あ、そうだ。今日はクスネも連れてきていたんだが、ふらっとどっかに遊びに行っちゃった。普通の犬なら心配するところだが、クスネだし大丈夫だろう。こういうことはよくあるからな」


 ああ見えてクスネは賢いし、ステルス能力もある。


 それに、実は俺がクスネに着せている体温調節用の服には、少し過剰ともいえる安全装置がついている。


 万が一クスネに対処できないほどの危険なことが起こったとしても、服が守ってくれるだろう。

 

>クスネキュン強い

>クスネくん大冒険好きだよねwww

>野生でステルス能力あるのって、やっぱかなりのアドバンテージだな


 そうそう。クスネは俺の相棒だけあって、なかなかやるやつなのだ。


「さて、そろそろやりたいことをやっていくぞ。あ、工場長呼びはもういいからな」


>急に冷めるなよ工場長

>もうちょっと私たちに遊ばせろ

>もう公園づくりを始めていくのね


「一晩考えた結果、やっぱりここに公園を建てることにした!ここは近くに池があるからか、涼しげで気持ちの良い風が吹くし、地面に生えている草の背が低くてもっさり生えているからか、芝生みたいで楽しい!だから、ここは公園を建てる立地として結構良いと思うんだよね!」


 しかも、拠点からそんなに離れてもいないというのも大きい。

 

 ここなら夏休み中、ちょくちょく遊びに来れる範囲だ。


「じゃ、早速作っていくぞ!あ、今日は夕方からセリも呼んで、実際に俺が作ったもので遊んでみるつもりだから、その時にセリに総評でも聞こうかな」


>酷評されそうwww

>公園なんて、どうやって作るんだよ…

>遊具とか難しそうなのに、つくれるのか?


 そりゃあ、俺に大規模な公園なんて作ることを期待してもらっても困る。


 俺が作るのは「軽く外でのんびりできる場所」と、「体を動かして遊べるちょっとした遊具」だけだ。


「まずやることはベンチ作りだ!材料は昨日用意してきたから、すぐ作れるぞ!必要なのはこれだけだ!」


 どーん!


 俺は引っこ抜いた大きな木を、割くように真っ二つに切り出したものを、高性能リュックから取り出す。


>事前になにか言ってから出せ

>びっくりするからいきなりそんなデカくて重い物を出すな

>今からでも遅くない!みんな!音量注意だ!

>もう遅えよwww


「ほら?この木さあ、こんなふうに──うまくやると、何も加工していないのに枝が四本脚になって自立するんだ!だから俺は、こういう自立しそうな木を厳選して、雑に加工して持ってきました!これをヤスリで磨いたり、オイルを塗れば、ベンチになるだろ?」


>まさか材料が一つとは

>でも、意外と良いんじゃない?

>で、そのヤスリとかオイルとかはどうするの?


 まあ待て。慌てるな。


「今からやるのはこの四本脚の高さの調整だ!置きたい場所──じゃあ、一旦ここに設置し、後はガタガタにならないように枝を足に見立てて調節すると…はい!ベンチの完成!ちなみに、ヤスリとかオイルとかはクエストに頼るつもりだ。ということで、お前らが頼りだ!みんなよろしくな!」


>そこは視聴者だよりなんかーい!

>今のままだと丸太に座ってるのとそんなに変わらない件

>まあ、何でもかんでも一人でやるのなんて無理だしね

>もっと積極的にクエスト受けろ。こっちも地味に欲しいものが溜まってるんだぞ


 そうだな。たしかに最近あまりクエストを受けていなかった。この夏休みの一ヶ月は、もう少しクエストを受けても良いかもな。


 あ、そうだ。クエストと聞いて、関連してもう一つ思い出したことがある。


 母からもっと私のジョークグッズを有効活用しろって言われてるんだった。どうも、もっと研究資金が欲しいらしい。


 いやまあ、別に母に頼られる分には良いんだけど…


 もうちょっと使いやすいジョークグッズなら、文句無しなんだがなあ…


 ま、言っても聞かないタイプの人だと分かっているので、わざわざ改めてお願いはしないけどな。


「よし!あとこのベンチを三個ほど置いて、また今度は少し形の違うベンチを置くぞ!木って色々な形があるから、ただベンチにするだけでも結構面白いんだよね!」


>なあ、お前の中の公園って、ベンチしかないの?

>ベンチばっかで草

>もっと遊具っぽいものを作れ


「ふっ、まあ慌てるな!もう一つ二つほど遊具を考えてるからな!それに、ただのベンチで終わらない工夫も多少考えてきたぞ!でも、とりあえずまずはベンチづくりを終わらせたいから、お前らはしばらく黙って見てろ!」


 

──ということで、しばらくの間俺は用意してきた全てのベンチを置き、高さなどを微調整していった。


「じゃ、作ったものの紹介をしていくか。このベンチは普通タイプ。このベンチは鞍馬(あんば)ベンチ、このベンチは腹筋ベンチ、このベンチは背筋ベンチ。以上!どれも後は仕上げするだけだ!」


 俺が作ったのは、ただ真っ直ぐなベンチだけじゃない。


 足代わりの枝の切り方を工夫して傾斜をつけたり、枝が足を抑える形に自然となっている木をうまく利用して、様々な種類のベンチを作ったのだ。


 うん、我ながらいいアイデアだ。


>…

>………

>・・・・・


「おい!なにか反応しろ!なんか寂しいだろ!…もしかして、あれか?俺が『黙ってみてろ』って言ったから、そうしてるのか?」


 うん。絶対そうだ!というかコイツら、無駄に一体感ありすぎだろ!なんでこういう時だけそういうチームワークを発揮するんだよ…


「はい!黙るの終了!終わりー!…で、どうこれ?なかなか良くない?…あ、やっぱお前らからの評価は良いや。後でセリに評価してもらうしな」


>まあね、うん

>セリさんに酷評してもらおう

>あなたが楽しそうでいいと思います


「大丈夫。セリは俺が作るものを酷評したことなんて無いからな!昔から俺が作るどんなものでも、大絶賛してくれたぞ!」


 セリのために作ったものなら、俺が何を作ろうと、何をプレゼントしようと、なんだって笑顔で大喜びしてくれたっけ。


 それで俺はいい気になって、絵を描くのとかがうまくなったんだよな。


>それ、評価の意味なくね?

>セリさんがヒノキに甘すぎる件

>普段のセリさんじゃだめだ。せめて、ゲーマー視点で評価するセリさんなら、厳しい評価をしてくれるかも?

>トリカ様とか、ヨヒラ様に評価してもらえ


 まあまあまあ。お前らは酷評されるのを望んでいるようだが、まだこの公園は完成していないからな。慌てるな。


「よし!他にも思いついたものがあるから、セリが来るまでにたくさん作っていくぞ!」



──その後、俺はたくさんの遊具を作っていった。


 丈夫で太いツタを編み込んで、強化した縄を使い、ブランコと雲梯(うんてい)とターザン遊びが出来る遊具を作ったり、自然の木の形をうまく活かした懸垂場やぶら下がり棒、鉄棒もどきを作ったりした所で、


「そろそろセリがここにつく頃なんだが…あ、セリ発見!閣下もいるな!おーい!セリー!」


 遠くに見えたセリと閣下に向かって俺が大きく手をふると、セリは手を振り返してくれた。


 ふふふ、セリに俺の自信作を見て、どんな反応をするのか、楽しみだな!


次回予告:こんなんなんぼあってもいいですからね~

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