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【父の日特別編】

「久しぶりだねアンドナ」

「え、何が?」

「なんか話すの久しぶりだねって」

「毎日会ってるよね……?」

「まぁそれはそれとして! 今回もAE◯Nにいます!」

「何の話だったの……いつもの事だからいいけどさ。で、今回も何かの記念日だから居るんだよね?」

「言っとくけど、『出逢って何ヶ月と何日記念日』とかぢゃないからね?」

「一年とかなら分かるけど日にち単位で刻もうと思わないよ……」

「因みにもうすぐ一年だぜ?」

「知ってる。お祝いはその時ね。……で、今日の記念日だっけ? 何となくだけど、感覚的に前からひと月くらい経ってるから……『父の日』?」

「正解っ。個人的にはスルーした5月23日のキスの日とか6月6日のむちむちの日や兄の日、6月16日の和菓子の日にも触れたいけどね」

「刻み過ぎでしょ……」

「で、父の日なわけだけど(ジー)」

「……ってここ、水着売り場前じゃん。まさか、『乳の日』とか言いださないよね?」

「は?」

「……忘れて」

「夏が近いから海に行く予定とか考えてたわけだが?」

「忘れてって!」

「因みに乳の日は何する日なの? Twitterとかじゃエッチな画像で溢れるけど」

「知らない! ……というか、夏が近いとか(本編がまだ夏なのに)季節が一巡しようとしてない……?」

「ん? そうだね。ま、それで父の日なわけですよ。何を買えばよいかな?」

「……なんていうか、母の日より積極的だね? プランさん泣いちゃうよ?」

「後で家に帰ってセレスとお祝いするんだっ。ママンが帰って来る前にね(笑)」

「なんてガキどもだ……普通、パパの日は世間だと忘れられがちなイベントなのに」

「かわいそうよね全国のパパンは。一斉にストライキ起こして『仕事行きませーん(笑)』ってやってもいいレベルの不満抱えてる筈だよ」

「確かに扱いの差は可哀そうと思うけど……というか、君のお父さんって確か、『嫁が何人もいる』とかいう……?」

「そだね。尊敬出来るなぁ……(うっとり)」

「もうそこから私との感覚のズレが生じてるよ……」

「パパンの誕生日と同様、パパの日の夜はママン含めパパンの女が一堂に介してお祝いするらしいよ? 参加した事ないけど、見てみてぇなぁ、修羅場」

「修羅場なのは確定なんだ……」

「そいえば(サキュバスである)君は、魔王のお父さんに何かやらないの?」

「魔王って何……母の日同様設定盛らないで……」

「父の日の定番プレゼントといえばお酒だよね。けどなぁ、市販のお酒やるのもなぁ」

「そもそも買えないでしょ……因みに、君の妹さんはプレゼントどうするの? 一緒に纏めてやればいいのに」

「ダメダメ、勝負なんだよ。常にニコニコしてるパパンの笑顔崩すようなプレゼント勝負っ」

「君達パパの事好きなんだよね……? あ、定番のネクタイとかは?」

「してるとこ見た事ねぇんだよなぁ。てか何の仕事してるんだろ? 『色々やってるぜ!』ってサムズアップして言われた事はあるけど」

「その自由人ぶりは(君らのお父さんと聞けば)らしいっちゃらしいけど……」

「むっ、いつの間にかドラッグストア前に……そうだ、あえて避妊具でも渡せばブラックジョークとして苦笑いしてくれそうだな?」

「コメントに困る事言わないで……」

「でも考えたら本音では異母兄弟の小さな妹が欲しいんだよなぁ。他の異母兄弟は皆同世代だからね。避妊されたら困るな……となると」

「何買おうとしてるの……? というか、前回も似たような話ししてなかった? もう高校生の子持つ親なんだから無理させないで……」


「おーい」


「むっ、噂をしていたらパパン登場だ」

「えっ!? こんな所で!?」

「ようウカノ、デートか? パパの日に良いご身分だな?」

「やぁパパン。まだ本編にも出てないから詳しい描写はしないよ?」

「よく分からんが分かった」

父息子おやこだ……」

「ん? というか、お嬢ちゃんはもしかして……?」

「ッ……!」

「こらパパンッ、人のスケにチョッカイ掛けんなっ。……それはそれとして、その肩車してる『幼女』は誰? 誘拐は罪なんだよ?」

「パパンはイケメンだから警察に職質された事ないぜ?」

「イケメンは得だなぁ」

「イケメン関係あるかな……」

「じーじ、だぁれー?」

「じーじ!? もしかしてその幼女は……もしかしてかい!?」

「ああ……お前の新しいイトコとかハトコとかそういう意味での妹だ」

「わぁい! 色々と手間が省けたぜ! 妹だ! 初めての妹だ! 僕もお兄ちゃんになれたんだっ。お嬢ちゃんっ、君のあんちゃんだよっ」

「にーにー?」

「にーにっ!」

「元々妹はいるでしょ……というか……ええ……ホントに? ついて行けない……」

「てか、よく今までシークレットに出来たねパパン? ママンにも聞いてないよ?」

「へへっ、ママン達もしらねぇからな。今日のパパの日パーティーでお披露目する予定のサプライズってやつだ」

「流石パパンだっ。絶対殺されるぜっ」

「父の日ってそういうイベントだっけ……?」

「よっしゃ、今日はセレスも異母兄弟ブラザーシスターズも全員集めてそのパーティーに参加させて貰うよっ。骨は拾ってやるっ。あっ、パパの日のプレゼントはみんなで食べる用のケン◯ッキーなっ。行くよアンドナッ」

「えっ、私も参加する流れなの……?」


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