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25お風呂(二人で)

チャポン……


「わくわく」


胸を高鳴らせながら浴槽の中でメインゲストを待っているとーースゥ

曇りガラスの奥、脱衣所の方にシルエットが。

この焦らされてる感じ、いいね。


「は、入るよ」


キィ

僅かに開く戸。

ヌゥ

まず見えたのは右の生脚。

……、……


「おい、早く入って来いよ止まんな」

「ぅー……」


キィィィ

戸が全て開く。


「おー」

「じ、ジロジロ吟味しないで……」


分かってはいたが、一八禁だ。

髪色に合わせたのか、黒のビキニが扇情的で。

そして、改めて、重そうなおっぱい。

全てが神々しさすら感じる。


「ぼんきゅっぼん」

「お、おっさんみたいなこと言わないで……」

「ナムナム……」

「拝まないでっ」

「なんか不公平だね。僕のチンチンを見せよう」

「いっ、いいからっ、立とうとしないで!」

「てか君、まだ風呂に入る前だってのに白い肌がもう桃色に色付いてるぜ? 見られて興奮してんの?」

「は、恥ずかしいからだよ!」


アンドナは足元にある木桶にお湯を溜め、バシャアと全身に浴びる。

濡れた胸元やお腹は、より一層セクシー。

彼女が木桶を下に置くと、カポーンと浴室に小気味良い音が響く。

この風情を味わう為に木桶にしてるようなものだ。


「んー? そいえば、初めて会った時以来、悪魔尻尾と悪魔羽根見てないけど、今は悪魔ツノも無いね?」

「……アレは今消してる」

「いよいよサキュバス要素無くなったな? ただの夢先姉妹だ」

「……今更だけど、二人で入るには狭くない?」

「それがいーんだろ。はよ来い。あ、前と後ろ、どっちがいい?」

「……、……後ろで」


僕は少し前に詰め、後ろを開ける。

チャプリ

おずおずと湯に両の足を入れ、浸かろうとする彼女だったが、


「やっぱり狭いよっ。二人は無理っ」

「待て待て」


僕は立ち上がり、


「さ、座って」

「う、うん……(スッ)って、お尻が目の前にあるよ!」

「(ぷりっぷり)」

「左右に振らないでっ。綺麗で良い形なのは分かったから!」

「じゃ、君は両脚広げてて。よいしょっと」


腰を下ろす僕。

先程と違って、彼女の脚の間にスッポリ入る感じだから、ギリギリ、二人で湯船に収まれた。

ザバー

高校生な体躯の二人だ、お湯がゴッソリ減るのは致し方ない。


「ふぅ……狭いね」

「だから言ったのに……ふふ」


クスリと微笑むアンドナ。

両腕を回し、引き寄せ、ぬいぐるみのように抱き締めて来た。

ぶにょん

むほほ、背中に圧倒的な二つの肉肉しい圧迫感。

何はともあれ、彼女も楽しそうで何よりだ。


「考えたらコレ、僕が君を脅してお風呂に押し込んだみたいに見られちゃうな?」

「今更気付いたの?」

「ま、それでも君は逃げずに僕の所に来たね」

「逃げたら後が怖いからねー」

「ま、これで初日に不法侵入した件チャラにしてやるよ」

「どうせ、この先もその件で脅してくるつもりでしょー?」

「君がその件で僕からまたエッチな脅しされたいんなら考えとくよ」

「んー……」


少し悩む感じのアンドナ。

悩む時点で自分からドスケベだと自白してるようなもんだぞこのサキュバスめ。


「……てか、なんか、ぬるくなってない?」

「そう? 追い焚きすれば?」

「よっ。うーぐぐぐ」


立ち上がり、体を伸ばし、浴槽と同化しているバランス釜の追い焚き用メモリを弄る。


「もう! またお尻こっちに向けてるよっ」

「(プリ! プリ!)」

「にゅー! グイグイ顔に押し付けないで! ヒロインの顔に生尻突き出す主人公とか前代未聞だよっ、えいっ(ペチンッ!)」

「にゃん!」


尻をビンタされた僕は足を滑らせ後ろにバシャン。

再びアンドナの懐にイン。


「ひーん。今ので絶対お尻に綺麗な紅葉がついたよー。確認してくれない?」

「どんだけお尻見せたいの!? もう満足だよっ」

「僕の貴重なお尻を遠慮するとか贅沢な奴め。でも、こうして僕が体を張ったお陰で、気付けば裸の付き合いの緊張は解けてたでしょ?」

「ショック療法過ぎるよ……」

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