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167 会長とスケベエンジン ※R15

カヌレとのお風呂タイム。

気持ちが通じ合えた今だからこそ語れる、互いの真実。

偶然仲良くなれたと思っていた僕達は、実はお互い、ありと凡ゆる手を使ってお近付きになろうとしていたようだ。

可愛い打算。

お互い見た目が可愛くなかったらキモイ勘違いヤロー一歩手前だ。



「ウフフ、つまり、僕らは似た者同士というオチだね」

「綺麗にまとめたつもり……?」

「気持ちが通じ合えてる時特有の興奮とむず痒さをお腹辺りに感じて来てるよっ。じゃあスケベしよっか」

「じゃ、じゃあってなにっ!」


「アレク◯電気消してー」

「で、電気消さないでっ」


無慈悲に消える照明。


「ん? しないの? スケベ」

「い、一応私達……ま、まだシ、シてなかったよね……?」

「初めてってのはその場のノリと勢いで終わらせるもんだよ」

「な、なんかヤだ……も、もう少し我慢してっ」

「僕はいいけど」

「わ、私が不満みたいに言って……」


とりあえず、電気は消したままで、ムードを維持。


「でも結局君ったら、突飛なタイミングで中庭の僕に絡みに来たよね

「話戻すんだ…………その時の事なら、まぁ、うん」

「確かあの時(第一部初期)の僕はセレスと話してたかな。ホントはモブガールズと共に来るつもりだったろう?」

「……あの時は私も勢いでね。セレスちゃんと話してる時の君の方が……まぁ、輪に入りやすいと思ったんだ」

「あの時のセレスは僕との会話を邪魔されて若干君らにイラッとしてたけどもね」

「知ってる……横から圧は感じてたから」

「僕ったらあの時、話した事ない君に急にハグして……大胆なお年頃だったね(ポッ)」

「考えたらまだ先週くらいの話でしょ……」

「自分から話し掛けてきた相手には何をしても良いと思ってるんだ」

「考えを改めて……」


当時は先手必勝と思ってたし。


「というか、私的には君がそんな回りくどい関係性という下地を作ってたのが意外だね。今の君を見ると、何も考えずグイグイ私の所に来そうなものなのに」

「何を言う。僕はピュアだよ? あの時、君には感じた事のない感情を覚えたんだ。食虫植物のように慎重に動くのは当然さ。なんで、こうして捕らえた獲物は……カプッ」

「に、二の腕を噛まないっ」


モチモチとした食感。

太すぎず細すぎずな、男ウケ抜群の肉付き。


「(カプカプ)人魚の肉を食えば不老不死になると言うけど、サキュバスの肉はどうなるんだ? スケベになるのか?」

「なんか怖い事を……その効果も、君の場合わざわざ食べるほどの価値が無くて微妙じゃないかな」

「誰かに食わせるんだよ」

「媚薬代わりにするのやめて……あと実際、私の知る範囲ではそんな効果ないから」

「倒し甲斐のないサキュバスめ。こうやって(カプカプ)噛み応えを楽しむしか無いのか」

「へ、変な楽しみ方見出さないで、くすぐったいからっ」


カプカプ

僕はやめずに カプカプ。


彼女も止めるのを諦めたようだ。


ちゅ……ちゅぴ……


僕の甘噛み音だけが浴室に響く。


フゥ フゥ


おっと?

僕の耳元に、後ろにいる彼女の熱い息が掛かる。

エンジン(ドスケベ)が掛かる寸前。

僕ったら調子に乗り過ぎたな。

少し熱を冷ましてやらんと。


カパッ

唇を二の腕から離して、


「そうそう、サキュバス、サキュバスだよ。さっき、モア(モブガールA)ちゃんがいた時には、伏せていた話も、あるんだろ?」

「フゥフゥ……え? ふ、伏せていた、って? そ……そりゃあ、全ては私も一度には見せられないよ……いくら友人でもね」

「じゃあ僕に見せて?」

「……君なら尚更。こうやってイジるネタにされるから、明かしたくなかったんだ」

「真面目な君が自分をサキュバスと名乗ってる時点で美味しい状況だし物理的にイジりたいんだがなぁ」

「そういうとこだぞっ」

「秘密のある女って良いよね……好きだぜ?」

「そ、そう……」

「他には? もっと爆弾あるんだろ?」

「……いや、ないけど。爆弾扱いやめて」

「ねーのかよっ、最早一般人だよっ、」

「その扱いを望むよ……」

「じゃあ君のわずかなサキュバス属性を堪能するしかないか。やっぱり僕はこう、君の小悪魔耳とか小悪魔尻尾が生えてる繋ぎ目を見たいと思ってて……」


ツンツン


「……ん?」


ツンツン


何か。

そう、何かが、湯船の中で動いてる感覚。


その何かが プニ フニ お腹や太ももに触れた。


触られている感触は……先っぽが少しとんがっていて、ゴムのようにグニグニと少し硬めで……。


まるで、体の長い生き物が湯船の下を這いずり回ってるよう。


「やぁん……変な生物が僕にエッチなイタズラしてくるのぉ……」

「急に何を……あっ!」


暗い浴室だが、それでも正体を確かめる為に視線を動かそうと頭を下げた僕は、


「みっ、見ちゃだめっ」


ガシリ。

後ろから頭を掴まれた。

彼女の両手が、僕の両眼を覆う。


「っ……なんで勝手にっ……」

「勝手に? よく分からんけど、ウミヘビが風呂の中にいるかもなんだぜ? 僕は平気だけど君は噛まれたら毒るかもだ。例えサキュバスも毒無効でも噛まれるのはイヤだろ?」

「へ、ヘビじゃないからっ」

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