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163 会長と悪代官 ※R15

初めての気はしないけれど、これからカヌレとお風呂。



ガララ……


風呂の扉の開く音。

そちらに目を向ける。


「……え? 何このお風呂?」


困惑の色を見せるカヌレ。


「改装したの知らなかったっけ? まぁいいや。『二人で』広々使えるようデカくしたんだよ。それよりも……なんだその体に巻いてるタオルはぁ?」

「え? そ、そりゃあ、最初くらいは……」

「だめだめ、箱庭家のお風呂では客人も全裸になるのがしきたりなんだぞっ」

「よ、浴槽に入る時には取るから……」

「ふぅん。ならはよ近う寄れ」

「悪代官め……」


ペタ ペタ ペタ

恐る恐るといった感じに一歩一歩、浴槽に近付くカヌレ。

10秒くらいかけてようやく、僕の所にまで来た。

この初々しさ、なんか懐かしい気分になる。


「ぐへへ、まさかこのお風呂でバスタオルストリップが楽しめるとはな」

「初めて聞いたよそんな単語……ぅぅ……やっぱりそっち向いててくれない?」

「脱がすぞ」

「容赦ない……ぅー」


シュル……シュル……


胸部のタオルをほどき、徐々に露わになる肌色。

僕は浴槽の縁に両腕を置き、観客が如く彼女の脱衣の一挙手一投足を眺める。

この時の僕はオモチャを眺める子供のように目を輝かせていた事だろう。


シュル……シュル…… ボロン


まろびでたおっぱいは、すぐに彼女が片腕で隠す。

とは言っても、大き過ぎるので隠せているのは『一部分』のみ。

そこは別に構わない。

メインは恥じらう彼女自身なとこあるし。

そもそもおっぱいの真価はそこじゃないし。


彼女は同時に、下半身も素早く手で隠して……


「おいおい、ヴィーナス誕生か? あっちは長い髪で隠してたけど、髪フェチの僕に再現したの見せて欲しいな?」

「君のフェチは知らんっ」


カヌレは僕に背を向け、来た道を戻る。

進んで戻る一連の流れ……まるでファッションショー(ランウェイ)だ。


戻った先は壁側で、そこにある風呂椅子に腰を下ろす。

シャワーで体を流すつもりのよう。


「確かにその状態なら前を隠す必要ないな。しかし、甘く見られたもんだ。僕が君のその白く艶かしい背中に興奮しないとでも?」

「最早何でもありか……」

「裸になった時点で最早隠す事自体無意味なんだよなぁ。逆に隠さないで堂々としてた方がガッカリしたまである」

「扱いが面倒だな……」


気にするのをやめたのか、シャーとシャワーからお湯を出し、体を洗う彼女。


裸体の背中……注目ポイントはいくつもある。


彼女ほどの胸の大きさなら、横乳? 後ろ乳? がチラチラ覗けるのも楽しいし、天使の羽(彼女の場合は悪魔か)と呼ばれる出っ張った肩甲骨もなんだか色っぽい。

中でも僕が好きなのは、お尻……の付け根(切れ目?)。

良いよね、付け根。

お尻自体も素晴らしいけど、この後ろからの角度だと、ちょこん座ったお尻からチラリと覗く付け根がエロ可愛い。

加えて、カヌレの場合は更にあそこから悪魔尻尾が生えるというのだからお得過ぎる……!

今見せてくれないかな?


「……さっきから口に出してるよ」

「なにっ。僕がムッツリだとバレてしまうっ」

「君でムッツリな基準なら世の人間には性欲が無い事になるよ……」


冷静に余裕そうに会話してる感じのカヌレ……だが、内心はテンパってるのか、彼女の目の前にある鏡で普通にこちらから『全部見えてる』のを、本人は気付いてない。


シャアアア…… キュッ


シャワーが止まる。

立ち上がるカヌレ。

水を弾く張りのある肌。

水滴がツィーと背中から伝い、お尻を経て脚に流れる……それだけの光景にもエロスを感じてしまう。


「尻パァン! ってしたらお風呂だから良い音響くだろうな」

「もう二度と一緒に入らないよ?」

「また心の声が漏れてたか。えいっ(ピュ)」

「んあっ!? な、何したのっ」

「この醜いアヒルの口から出した水鉄砲だよ」

「没収!」

「僕の鏡がぁ!」

「なんの話……?」

「ま、いいや(ケロッ)ほらっ、はよこっち来んね!」


体をこっちに回したカヌレの前面も、背中側同様ヌレヌレでエロエロ。

自身の魅せ方というものをとことん理解している。

再び浴槽のとこにまで来て、僕を見下ろす彼女。


「ったく……風呂入るだけでここまでネットリ長く描写させやがって」

「私悪くないでしょそれ……ほら、身を乗り出してないで、そっち寄って」

「くく、余裕な態度だな。両手が塞がれてる今こそ、君の乙女な部分を剥き出しにしてやろうか?」

「頭突くよっ」

「こわー」


チョッピングヘッド(打ち下ろしの頭)は怖いので、素直に片方に寄る。


チャプ……チャプン……


カヌレは左足からの入浴派らしい。

ツンツンとお湯の温度を確かめる彼女の足。

そんな足の動きすらイヤらしい。


「両手使えない状態だと、滑った時危険だぜ? 僕は心配だ」

「……そんな時はすぐに支えてくれるでしょ?」

「まーねー」


チャプ……チャププ……


両足が浴槽の中に入り、下半身を沈めよう、という所で、彼女がピタリと動きを止める。


「どしたん?」

「……お湯、溢れない?」

「いいからいいから」


クプン……クププププ……

ジャバアアア……


決壊したように流れ出るお湯。

カヌレの手にあった醜いアヒルの子も、折角湯船に戻って来たのにこの決壊によって再び外の世界に。


「あーあ、カヌレェー」

「理不尽じゃない……?」


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