第二章って大概キャラの加入が多いよね
「風紀委員に目を付けられたら殺されるぞ。」「ある部活動が部費で揉めて再起不能にまで殴られたってよ。」「風紀委員に逆らったら内申点が下がるって......」「勘弁してくれよ」「学園側も風紀員の傍若無人ぶりを黙認してるからなぁ」「生徒会に頼るしかもう.....」
風紀委員は総勢で五人存在する。
風紀委員長【時崎時子】
鬼の風紀委員長。学園の四大美少女の一角。風紀委員となり、本性を現す。暴力沙汰上等。拳で分からせますがスローガン。誰も逆らえない一騎当千の拳姫。
副風紀委員長【釘崎デレナ】
デレないツンデレの異名を持つ学園の四大美少女の一角。最早それはツンデレと言えるのか?が通例。毒舌で相手を黙らせる鬼の右腕。
部員【隻政宗】
アイパッチをした隻眼中二男。馬があれば、腕を組み乗馬していることだろう。独眼竜。中身は痛い男だが、容姿はイケメン。常に二刀流の木刀を帯刀している。剣道部副部長。
部員【武田風林】
女子レスリング全国大会三冠王。何処にでもいそうな普通な女子高生の容姿をしているが、服を脱げば歴戦の女戦士。肩に重機乗せてんのかい。
部員【裏切光秀】
柔道部副部長。鋭い眼光、そして纏う陰気な雰囲気が冷酷な人物に見える為、勘違いされやすい。そして最後にはなんか裏切りそうという理由で友達はいない。だが、中身は意外と小心者で、心優しい性格をしている。訂正、野心有り。そして負けず嫌いである。
これらを束ねるのが顧問【心眼心】である。常に冷静な判断を下し、未来を見据える教師の鏡。だが、校則を破るものには容赦はしない。
「今ルールを守れない奴が社会に出た時にルールを守れる訳がないだろ。」
至極正論である。
「________________銀城先輩、目安箱がいっぱいです。」
大きな木箱を持って生徒会室へと入って来た猫屋敷。それを見たジェイソンが直ぐに立ち上がり、木箱を取り上げる。
「お前のような華奢な女が無理をするな。次からは俺を呼べ。」
「あ、ありがとうございます、ジェイソン先輩。」
声が渋く男の自分でもかっこいいと思ってしまう。しかも紳士と来た。
(ただ、渋くても容姿がおっさんでハゲてるからか女生徒に人気がないのが悲しい..........)
木箱を生徒会室のテーブルど真ん中に置き、生徒会長である星々へと視線を向けるジェイソン。
「我が校の生徒がこれだけの不安を抱えている。彼らのストレスを取り除くことも私達生徒会の職務だ。開けてみましょう、目安箱を。」
目安箱に入っている内容は総じて同じものだった。
「.........やはり風紀委員の問題か。」
行き過ぎた取り締まりに生徒達は不安を抱えているのだ。
「自由度が制限されて満足にパフォーマンスが行えない、か。確かに風紀委員は少しばかり介入し過ぎな気もするが.........校内の治安は間違いなく向上している。」
ジョンソンは眉間に皺を寄せ、考える。
「教師陣もどちらかと言えば風紀委員寄りですし、仔猫達が口を出す問題ではないんじゃないですか?」
猫屋敷の言う通り、生徒会と風紀委員は学園側。生徒に寄り添うことも大切ではあるが、第一は学園の方針に従順であるべきなのだ。
「............本当にそれでいいと思うのかい?」
試すように視線を生徒会へと投げてみる。
「..........俺達は正すべきだ。」
生徒会とは忠犬であると同時に中立の立場でもある。もしもそれが学園のマイナスとなるのなら行動を起こすべきだ。
「_______________ただ、座っていても何も始まらないわ。風紀委員室へと向かいましょう。」
星々生徒会長の言葉に従い、銀城を除いた一同は立ち上がった。
「僕はお手洗いを使ってから向かうよ。先に行ってて。」
生徒会メンバーは風紀委員室を目指し、教室を後にする。
「やっと二人きりになれたね、銀城。」
後ろから抱き付かれる。そして自分の髪へと顔を埋め、匂いを嗅ぐ生徒会顧問。
「生徒へのセクハラ行為ですよ.....」
この新人教師、節操がなくなって来ている。
「..............蓮華先生」




